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公開番号2025025557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130408
出願日2023-08-09
発明の名称重量物の位置調整装置及び重量物の位置調整方法
出願人太平電業株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類F28F 9/00 20060101AFI20250214BHJP(熱交換一般)
要約【課題】故障しにくくメンテナンスコストを抑制できる重量物の位置調整装置を提供する。
【解決手段】重量物を持ち上げるジャッキの下面に設けられる第1平面部材と、第1平面部材の下面と面接触する上面を有する第2平面部材と、第2平面部材上で第1平面部材及びジャッキを水平方向に移動させる移動部材と、を備え、第1平面部材の下面をエンジニアリングプラスチック又は鋼材とし、第2平面部材の上面をエンジニアリングプラスチック又は鋼材とすることで接触面での摩擦抵抗を小さくする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
重量物を設置する際の位置合わせに用いられる、重量物の位置調整装置であって、
前記重量物を持ち上げるジャッキと、
前記ジャッキの下面に設けられる第1平面部材と、
前記第1平面部材の下面と面接触する上面を有する第2平面部材と、
前記第2平面部材上で前記第1平面部材及び前記ジャッキを水平方向に移動させる移動部材と、
を備え、
前記第1平面部材の下面がエンジニアリングプラスチック又は鋼材であり、
前記第2平面部材の上面がエンジニアリングプラスチック又は鋼材であることを特徴とする重量物の位置調整装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の重量物の位置調整装置であって、
前記エンジニアリングプラスチックは、モノマーキャストナイロン(MC)、ポリアセタール(POM)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)又はフッ素樹脂(PTFE)の何れかであることを特徴とする重量物の位置調整装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の重量物の位置調整装置であって、
前記鋼材は、ステンレス鋼、炭素鋼、銅又は銅系合金の溶射皮膜がコーティングされたものの何れかであることを特徴とする重量物の位置調整装置。
【請求項4】
請求項1に記載の重量物の位置調整装置であって、
前記鋼材の前記エンジニアリングプラスチックとの接触面は、面粗度がRa0.1μm以下であることを特徴とする重量物の位置調整装置。
【請求項5】
請求項1に記載の重量物の位置調整装置であって、
前記第1平面部材と前記第2平面部材の接触面には、潤滑剤が塗布されていることを特徴とする重量物の位置調整装置。
【請求項6】
請求項1に記載の重量物の位置調整装置であって、
前記移動部材はボルトであることを特徴とする重量物の位置調整装置。
【請求項7】
重量物を設置する際の位置合わせに用いられる、重量物の位置調整装置を用いた重量物の位置調整方法であって、
前記位置調整装置は、
前記重量物を持ち上げるジャッキと、
前記ジャッキの下面に設けられる第1平面部材と、
前記第1平面部材の下面と面接触する上面を有する第2平面部材と、
前記第2平面部材上で前記第1平面部材及び前記ジャッキを水平方向に移動させる移動部材と、
を備え、
前記第1平面部材の下面がエンジニアリングプラスチック又は鋼材であり、
前記第2平面部材の上面がエンジニアリングプラスチック又は鋼材であり、
前記重量物を前記重量物の設置位置まで搬送し、前記重量物を仮受架台に仮置きする仮置き工程と、
前記仮置きされた前記重量物の前記ジャッキが当接するジャッキ当接部の下方に、前記位置調整装置を設置する設置工程と、
前記ジャッキ当接部を前記ジャッキにより押し上げることにより前記重量物を持ち上げて、前記仮受架台から前記ジャッキに前記重量物の荷重を移す持ち上げ工程と、
前記重量物を前記ジャッキで持ち上げた状態で、前記重量物の位置が前記設置位置と一致するように前記移動部材を用いて前記ジャッキを水平方向に移動させる移動工程と、
前記ジャッキにより前記重量物を下ろして前記設置位置に載置する載置工程と、
を含むことを特徴とする重量物の位置調整方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、重量物を所定の設置位置に設置する際の位置調整を行うための位置調整装置等に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
発電所で用いられる復水器などの重量物を所定の設置位置に設置する場合、従来の設置方法では、重量物をコロに載せたり、搬送用レール上を走行する台車に載せたりして設置位置付近まで搬送した後、重量物をチェーンブロックで吊り上げ、作業員が外力を加えながら微調整を繰り返しながら重量物を設置位置に設置していた。そのため、設置に長時間を要し、また、重量物を吊り上げての作業となるため危険が伴っていた。
【0003】
そうした中、特許文献1には、重量物の位置調整に用いられる位置調整支援装置が開示されている。当該位置調整支援装置は、鉛直方向に伸縮するアクチュエータ本体と、アクチュエータ本体の下面に設けられ、水平面内自在移動可能な球体接触ベアリングと、を備えており、重量物を持ち上げた状態で水平方向に容易に移動することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-261739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の位置調整支援装置は、ベアリングによりアクチュエータ本体及び重量物を支持するため機械的故障が起きやすくメンテナンスコストが高額化しやすいという問題がある。また、ベアリングを含むため装置そのものが重くなりやすく設置の時間や多くの機器(資材)を要しコストが高くなりやすい、ベアリングを含むため装置そのものの高さが高くなり重量物を高い位置で支持する必要がある、アクチュエータ用受点と調整ボルト用受点の様に多数の支持点を用意する必要がある、といった問題もある。
【0006】
そこで、この発明の目的は、これらの問題を解消すべく、故障しにくくメンテナンスコストや設置コストを抑制でき、低く狭い場所でも使用でき、多数の支持点を用意する必要の無い、重量物の位置調整装置等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
【0008】
請求項1に記載の発明は、重量物を設置する際の位置合わせに用いられる、重量物の位置調整装置であって、前記重量物を持ち上げるジャッキと、前記ジャッキの下面に設けられる第1平面部材と、前記第1平面部材の下面と面接触する上面を有する第2平面部材と、前記第2平面部材上で前記第1平面部材及び前記ジャッキを水平方向に移動させる移動部材と、を備え、前記第1平面部材の下面がエンジニアリングプラスチック又は鋼材であり、前記第2平面部材の上面がエンジニアリングプラスチック又は鋼材であることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の重量物の位置調整装置であって、前記エンジニアリングプラスチックは、モノマーキャストナイロン(MC)、ポリアセタール(POM)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)又はフッ素樹脂(PTFE)の何れかであることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の重量物の位置調整装置であって、前記鋼材は、ステンレス鋼、炭素鋼、銅又は銅系合金の溶射皮膜がコーティングされたものの何れかであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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