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公開番号
2025025116
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129594
出願日
2023-08-08
発明の名称
定着装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250214BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】定着装置及び画像形成装置の性能を向上可能な新たな技術を提供する。
【解決手段】ニップ部の長手方向を第1方向とし、ニップ部における記録材搬送方向を第2方向とし、第1方向及び第2方向の双方と直交する方向を第3方向として、摺動部材は、定着部材の内面と摺擦する摺擦部と、第2方向における摺擦部の上流端から第3方向において加圧部材から遠ざかる側に起立した第1起立部と、第2方向における摺擦部の下流端から第3方向において加圧部材から遠ざかる側に起立した第2起立部と、第1起立部及び第2起立部の少なくとも一方の起立部に設けられ、第1方向に見たときに当該起立部の延伸方向に対して交差する方向に突出した突起部と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能な無端状の定着部材と、
前記定着部材の内部空間に配置され、通電により発熱するヒータと、
前記ヒータと前記定着部材の内面との間に配置され、前記定着部材の前記内面と摺動する摺動部材と、
前記ヒータ及び前記摺動部材を保持する保持部材と、
前記摺動部材と共に前記定着部材を挟むように配置され、前記定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、
を備え、前記ニップ部で記録材を挟持して搬送しながら前記定着部材によって前記記録材上の画像を加熱する定着装置であって、
前記ヒータと前記摺動部材との間にはグリスが塗布されており、
前記ニップ部の長手方向を第1方向とし、前記ニップ部における記録材搬送方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向として、
前記摺動部材は、前記第2方向に沿って延び且つ前記定着部材の前記内面と摺擦する摺擦部と、前記第2方向における前記摺擦部の上流端から前記第3方向において前記加圧部材から遠ざかる側に起立した第1起立部と、前記第2方向における前記摺擦部の下流端から前記第3方向において前記加圧部材から遠ざかる側に起立した第2起立部と、前記第1起立部及び前記第2起立部の少なくとも一方の起立部に設けられ、前記第1方向に見たときに当該起立部の延伸方向に対して交差する方向に突出した突起部と、を有する、
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記突起部は、前記第1起立部に設けられた第1突起部であり、
前記摺動部材は、前記第2起立部に設けられた第2突起部をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記第1起立部及び前記第2起立部の一方は、前記第1起立部及び前記第2起立部の他方に対して重力方向において下方側に位置しており、
前記突起部は、前記第1起立部及び前記第2起立部のうち下方側に位置する起立部に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記ヒータは、前記第2方向において前記第1起立部と前記第2起立部の間に配置され、
前記突起部は、前記突起部が設けられた前記一方の起立部に対して前記第2方向において前記ヒータの側に突出している、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記摺擦部、前記第1起立部及び前記第2起立部は、1枚の金属板で形成され、
前記突起部は、前記1枚の金属板の一部が曲げ加工された折り曲げ形状である、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記突起部は、前記摺擦部、前記第1起立部及び前記第2起立部とは別部材である、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記加圧部材は、前記ニップ部において前記定着部材と接触する外周部を有し、
前記第1方向における前記突起部の長さは、前記第1方向における前記外周部の長さよりも長い、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
前記第1方向における前記突起部の長さは、前記第1方向における前記定着部材の長さよりも長い、
ことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
【請求項9】
前記第3方向において前記保持部材と前記ヒータの間に配置され、前記ヒータの熱を保持するための保熱部材をさらに備え、
前記ヒータと前記保熱部材の間に前記グリスが塗布されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項10】
前記グリスは、熱伝導性を高めるためのフィラーを含有する第1のグリスであり、
前記摺動部材と前記定着部材の前記内面との間には、前記第1のグリスとは異なる組成であって摺動性を高めるための第2のグリスが塗布されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を記録材に定着させる定着装置、及び記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無端状の定着ベルトと、定着ベルトと共に記録材を挟持する加圧ローラと、定着ベルトの内周側に配置されたヒータと、ヒータと定着ベルトとの間に配置される金属板(熱拡散部材)と、を備えた定着装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-3611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、定着装置及び画像形成装置の性能を向上可能な新たな技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、回転可能な無端状の定着部材と、前記定着部材の内部空間に配置され、通電により発熱するヒータと、前記ヒータと前記定着部材の内面との間に配置され、前記定着部材の前記内面と摺動する摺動部材と、前記ヒータ及び前記摺動部材を保持する保持部材と、前記摺動部材と共に前記定着部材を挟むように配置され、前記定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を備え、前記ニップ部で記録材を挟持して搬送しながら前記定着部材によって前記記録材上の画像を加熱する定着装置であって、前記ヒータと前記摺動部材との間にはグリスが塗布されており、前記ニップ部の長手方向を第1方向とし、前記ニップ部における記録材搬送方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向として、前記摺動部材は、前記第2方向に沿って延び且つ前記定着部材の前記内面と摺擦する摺擦部と、前記第2方向における前記摺擦部の上流端から前記第3方向において前記加圧部材から遠ざかる側に起立した第1起立部と、前記第2方向における前記摺擦部の下流端から前記第3方向において前記加圧部材から遠ざかる側に起立した第2起立部と、前記第1起立部及び前記第2起立部の少なくとも一方の起立部に設けられ、前記第1方向に見たときに当該起立部の延伸方向に対して交差する方向に突出した突起部と、を有する、ことを特徴とする定着装置である。
【0006】
本発明の一態様は、回転可能な無端状の定着部材と、前記定着部材の内部空間に配置され、通電により発熱するヒータと、前記ヒータと前記定着部材の内面との間に配置され、前記定着部材の前記内面と摺動する摺動部材と、前記ヒータ及び前記摺動部材を保持する保持部材と、前記摺動部材と共に前記定着部材を挟むように配置され、前記定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を備え、前記ニップ部で記録材を挟持して搬送しながら前記定着部材によって前記記録材上の画像を加熱する定着装置であって、前記ニップ部の長手方向を第1方向とし、前記ニップ部における記録材搬送方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向として、前記摺動部材は、前記定着部材の前記内面と摺擦する摺擦部を有し、前記保持部材は、前記第2方向において前記摺擦部の上流で前記定着部材の前記内面と対向する第1対向部と、前記第2方向において前記摺擦部の下流で前記定着部材の前記内面と対向する第2対向部と、を有し、前記第3方向において、前記第1対向部及び前記第2対向部は、前記摺擦部と比べて前記加圧部材から遠ざかる側に退避している、ことを特徴とする定着装置である。
【0007】
本発明の一態様は、回転可能な無端状の定着部材と、前記定着部材の内部空間に配置され、通電により発熱するヒータと、前記ヒータと前記定着部材の内面との間に配置され、前記定着部材の前記内面と摺動する摺動部材と、前記ヒータ及び前記摺動部材を保持する保持部材と、前記摺動部材と共に前記定着部材を挟むように配置され、前記定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を備え、前記ニップ部で記録材を挟持して搬送しながら前記定着部材によって前記記録材上の画像を加熱する定着装置であって、前記ニップ部の長手方向を第1方向とし、前記ニップ部における記録材搬送方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向として、前記摺動部材は、前記第2方向に沿って延び前記定着部材の前記内面と摺擦する摺擦部と、前記第2方向において前記摺擦部の上流側に延設され、前記定着部材をガイドする第1ガイド部と、前記第2方向において前記摺擦部の下流側に延設され、前記定着部材をガイドする第2ガイド部と、を有し、前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部は、前記第1方向に見たときに前記定着部材の回転軌道に沿って湾曲しており、前記第3方向において前記加圧部材の側から前記定着部材の側に向かって見たときに、前記第2方向における前記ヒータの上流及び下流で前記保持部材の少なくとも一部を覆っている、ことを特徴とする定着装置である。
【0008】
本発明の一態様は、回転可能な無端状の定着部材と、前記定着部材の内部空間に配置され、通電により発熱するヒータと、前記ヒータと前記定着部材の内面との間に配置され、前記定着部材の前記内面と摺動する摺動部材と、前記ヒータ及び前記摺動部材を保持する保持部材と、前記摺動部材と共に前記定着部材を挟むように配置され、前記定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を備え、前記ニップ部で記録材を挟持して搬送しながら前記定着部材によって前記記録材上の画像を加熱する定着装置であって、前記ニップ部の長手方向を第1方向とし、前記ニップ部における記録材搬送方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向として、前記第1方向における前記ニップ部の両端部における前記第2方向についての前記ニップ部の幅は、前記第1方向における前記ニップ部の中央における前記第2方向についての前記ニップ部の幅よりも広く、前記ニップ部の両端部における前記第2方向についての前記摺動部材の幅は、前記ニップ部の中央における前記第2方向についての前記摺動部材の幅よりも広い、ことを特徴とする定着装置である。
【0009】
本発明の一態様は、回転可能な無端状の定着部材と、前記定着部材の内部空間に配置され、通電により発熱するヒータと、前記ヒータと前記定着部材の内面との間に配置され、前記定着部材の前記内面と摺動する摺動部材と、前記ヒータ及び前記摺動部材を保持する保持部材と、前記摺動部材と共に前記定着部材を挟むように配置され、前記定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を備え、前記ニップ部で記録材を挟持して搬送しながら前記定着部材によって前記記録材上の画像を加熱する定着装置であって、前記ニップ部の長手方向を第1方向とし、前記ニップ部における記録材搬送方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向として、前記第1方向における前記ニップ部の両端部における前記第2方向についての前記ニップ部の幅は、前記第1方向における前記ニップ部の中央における前記第2方向についての前記ニップ部の幅よりも狭く、前記ニップ部の両端部における前記第2方向についての前記摺動部材の幅は、前記ニップ部の中央における前記第2方向についての前記摺動部材の幅よりも狭い、ことを特徴とする定着装置である。
【0010】
本発明の一態様は、回転可能な無端状の定着部材と、前記定着部材の内部空間に配置され、通電により発熱するヒータと、前記ヒータと前記定着部材の内面との間に配置され、前記定着部材の前記内面と摺動する摺動部材と、前記ヒータ及び前記摺動部材を保持する保持部材と、前記摺動部材と共に前記定着部材を挟むように配置され、前記定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、を備え、前記ニップ部で記録材を挟持して搬送しながら前記定着部材によって前記記録材上の画像を加熱する定着装置であって、前記ニップ部の長手方向を第1方向とし、前記ニップ部における記録材搬送方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向として、前記定着装置は、前記第1方向における前記定着部材の両端部をガイドするガイド部材をさらに備え、前記第2方向における前記摺動部材の下流側の端面は、前記第1方向における前記端面の中央部が前記第1方向における前記端面の両端部に比べて前記第2方向における下流に突出するように湾曲している、ことを特徴とする定着装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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