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公開番号2025026095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131463
出願日2023-08-10
発明の名称データ通信装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 29/00 20060101AFI20250214BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】装置の動作の信頼性及び生産性を両立することのできる仕組みを提供すること。
【解決手段】マスタデバイス及び少なくとも1つのスレーブデバイスを備えるデータ通信装置であって、前記マスタデバイスは、第1データを前記スレーブデバイスへ送信し、前記第1データの前記送信について送信エラーが発生したかを判定し、前記第1データの前記送信について前記送信エラーが発生したと判定される場合に、前記第1データを前記スレーブデバイスへ再送し、前記第1データとは異なる種類の第2データを前記スレーブデバイスへ送信し、前記第2データの前記送信について送信エラーが発生したかを判定しない、データ通信装置が提供される。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
マスタデバイス及び少なくとも1つのスレーブデバイスを備えるデータ通信装置であって、
前記マスタデバイスは、
第1データを前記スレーブデバイスへ送信し、
前記第1データの前記送信について送信エラーが発生したかを判定し、
前記第1データの前記送信について前記送信エラーが発生したと判定される場合に、前記第1データを前記スレーブデバイスへ再送し、
前記第1データとは異なる種類の第2データを前記スレーブデバイスへ送信し、
前記第2データの前記送信について送信エラーが発生したかを判定しない、
データ通信装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記スレーブデバイスは、
画像の形成のために使用される1つ以上の発光素子と、
前記1つ以上の発光素子の制御用の制御パラメータを記憶する記憶部と、
を含み、
前記第1データは、前記記憶部へ書き込まれるパラメータ値を含み、
前記第2データは、前記1つ以上の発光素子へ出力される画像データを含む、
請求項1に記載のデータ通信装置。
【請求項3】
前記スレーブデバイスは、画像の形成のために使用される1つ以上の発光素子を含み、
前記第2データは、前記1つ以上の発光素子へ出力される画像データを含み、
前記第1データは、前記1つ以上の発光素子を消灯させるために前記第2データの後に前記1つ以上の発光素子へ出力される信号値を含む、
請求項1に記載のデータ通信装置。
【請求項4】
前記マスタデバイスは、
前記画像の全てのラインについての前記第2データを前記スレーブデバイスへ送信した後に、前記信号値を含む前記第1データを前記スレーブデバイスへ送信し、
前記信号値を含む前記第1データの前記送信について送信エラーが発生したかを判定する、
請求項3に記載のデータ通信装置。
【請求項5】
前記データ通信装置は、複数の前記スレーブデバイスを備え、
前記マスタデバイスは、
複数の前記スレーブデバイスの各々へ対応する前記第1データを送信し、
各スレーブデバイスへの対応する前記第1データの前記送信について送信エラーが発生したかを判定し、
前記送信エラーが発生したと判定されるスレーブデバイスの各々へ、対応する前記第1データを再送する、
請求項1に記載のデータ通信装置。
【請求項6】
前記スレーブデバイスは、前記マスタデバイスへ信号線を介して接続される集積回路チップとして基板上に実装され、前記第1データ及び前記第2データの双方を受信するインタフェース回路を含む、請求項2に記載のデータ通信装置。
【請求項7】
前記インタフェース回路は、前記マスタデバイスから受信される前記第1データを前記記憶部へ書き込むための第1状態、及び前記マスタデバイスから受信される前記第2データを前記1つ以上の発光素子へ出力するための第2状態、を含む複数の動作状態のうちの1つで動作し、
前記マスタデバイスは、前記インタフェース回路の動作状態を前記第1状態と前記第2状態との間で切替える際に、前記第1データ及び前記第2データと異なる第3データを前記スレーブデバイスへ送信する、
請求項6に記載のデータ通信装置。
【請求項8】
前記インタフェース回路は、
前記第1状態で動作している間に、前記第3データが受信されることなく前記マスタデバイスから前記第2データが受信された場合には、前記第1状態での動作を維持し、
前記第2状態で動作している間に、前記第3データが受信されることなく前記マスタデバイスから前記第1データが受信された場合には、前記第2状態での動作を維持する、
請求項7に記載のデータ通信装置。
【請求項9】
前記インタフェース回路は、前記第1データ、前記第2データ、及び前記第3データの先頭にそれぞれ付与される識別情報に基づいて、前記マスタデバイスから受信されるデータの種類を判定する、請求項8に記載のデータ通信装置。
【請求項10】
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
感光体と、
前記感光体を露光する露光ヘッドと、
を備え、
前記露光ヘッドは、請求項1~9のいずれか1項に記載のデータ通信装置を含む、
画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データ通信装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、回転駆動される感光体を露光することで感光体に静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーで現像することにより画像を形成する。なかでも、発光素子配列からの光を利用する固体露光型の露光装置は、レーザ走査型の露光装置と比較して小型化、静音性の向上及び低コスト化が容易であるために注目を集めている。
【0003】
特許文献1は、有機EL(Electro-Luminescence)素子を用いる固体露光型の露光装置の小型化を促進するために、1つの発光チップの基板上に発光素子配列、駆動回路及び制御用のパラメータ値を記憶するレジスタを設ける技術を開示している。特許文献1により開示された技術では、発光素子配列へ出力される画像データ及びレジスタへ書き込まれるパタメータ値が共通的な信号線を介してコントローラから発光チップへ出力されるため、信号線の数が低減される。
【0004】
特許文献2は、画像形成装置の内部で行われるシリアル通信のエラーに起因する不具合の影響を抑制するための技術を開示している。特許文献2により開示された技術では、スレーブへデータを送信したマスタが、スレーブから返送されるデータを期待値と比較し、送信エラーが発生したと判定される場合には、スレーブの動作を停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-35765号公報
特開2010-122736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
回路間でデータを送受信する際には、外部環境からのノイズの影響で送信エラーが発生することがあり得る。送信エラーは、データの解釈の誤りを引き起こし、装置の誤動作又は出力品質の低下といった異常をもたらしかねない。特許文献2の技術を採用してデータ通信の度にエラー判定を行えば、そうした異常を防止することができるが、通信に掛かる時間が増大して生産性の要求を満たすことが困難となる。
【0007】
本発明は、装置の動作の信頼性及び生産性を両立することのできる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の観点によれば、マスタデバイス及び少なくとも1つのスレーブデバイスを備えるデータ通信装置であって、前記マスタデバイスは、第1データを前記スレーブデバイスへ送信し、前記第1データの前記送信について送信エラーが発生したかを判定し、前記第1データの前記送信について前記送信エラーが発生したと判定される場合に、前記第1データを前記スレーブデバイスへ再送し、前記第1データとは異なる種類の第2データを前記スレーブデバイスへ送信し、前記第2データの前記送信について送信エラーが発生したかを判定しない、データ通信装置が提供される。
【0009】
第2の観点によれば、シートに画像を形成する画像形成装置であって、感光体と、前記感光体を露光する露光ヘッドと、を備え、前記露光ヘッドは、第1の観点のデータ通信装置を含む、画像形成装置が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、装置の動作の信頼性及び生産性を両立することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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