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公開番号2025024874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129222
出願日2023-08-08
発明の名称表示装置、電子機器及び表示装置の駆動方法
出願人日本放送協会
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09G 3/3233 20160101AFI20250214BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】走査時間を短縮することなく、消費電力の増加を抑制しながら、動画ぼやけを改善し、総合的画質を向上させる。
【解決手段】表示装置は、複数の画素ブロックと、前記画素ブロックごとに有効画素を選択する画素選択線とを備える表示装置であって、前記画素ブロックは、複数の画素回路を備え、前記画素回路は、容量と、像形成素子と、前記容量に蓄積された電荷量に応じた電流を前記像形成素子に供給する第1トランジスタと、前記容量に電荷を供給する第2トランジスタと、前記画素選択線により制御され、前記第2トランジスタの駆動の可否を制御する第3トランジスタとを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の画素ブロックと、
前記画素ブロックごとに有効画素を選択する画素選択線とを備える表示装置であって、
前記画素ブロックは、複数の画素回路を備え、
前記画素回路は、
容量と、
像形成素子と、
前記容量に蓄積された電荷量に応じた電流を前記像形成素子に供給する第1トランジスタと、
前記容量に電荷を供給する第2トランジスタと、
前記画素選択線により制御され、前記第2トランジスタの駆動の可否を制御する第3トランジスタとを備える
表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
複数の前記画素回路を含む制御単位ごとに、画素値の変化量に応じた領域に関する情報を取得する信号処理部を更に備え、
前記信号処理部は、領域に応じて異なる駆動モードで、前記第3トランジスタの導通状態を制御する
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記信号処理部は、連続するフレーム画像を比較し、画素値の変化量に応じた判定を行うことにより、画素値の変化量に応じた領域に関する情報を取得する
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記信号処理部が取得する領域に関する情報には、画素値の変化が大きい領域である動領域と、画素値の変化が小さい領域である静止領域とがあり、
前記信号処理部は、
前記静止領域においては、1フレームごとに画素値を制御する標準駆動モードで駆動することにより、前記第3トランジスタの導通状態を制御し、
前記動領域においては、1フレームを時分割したサブフレーム単位で画素値を制御する高速駆動モードで駆動することにより、前記第3トランジスタの導通状態を制御する
請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記標準駆動モードでは、前記画素ブロックに含まれる複数の前記画素回路が、前記サブフレーム単位で順に制御され、1フレームの期間で前記画素ブロックに含まれる全ての前記画素回路についての画素値が更新される
請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記高速駆動モードでは、前記画素ブロックに含まれる全ての前記画素回路が、前記サブフレーム単位ごとに同時に制御される
請求項4に記載の表示装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の表示装置を有する電子機器。
【請求項8】
容量と像形成素子とを少なくとも備える画素回路を複数備える画素ブロックであって、複数の前記画素ブロックと、
前記画素ブロックごとに有効画素を選択する画素選択線とを備える表示装置を駆動する駆動方法であって、
前記容量に蓄積された電荷量に応じた電流を前記像形成素子に供給する第1転送工程と、
前記容量に電荷を供給する第2転送工程と、
前記画素選択線により、前記第2転送工程を行うか否かを制御する第3転送工程とを有する
表示装置の駆動方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、電子機器及び表示装置の駆動方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやテレビ向け表示装置として、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等が広く普及している。これらの表示装置は、アクティブマトリックス駆動方式(TFT)を採用しており、1フレームの間、同じ映像を連続表示する。アクティブマトリックス駆動方式を採用した表示装置は、これらの表示装置が主流となる前のCRT等のインパルス型表示装置に対して、ホールド型表示装置と呼ばれている。
【0003】
ホールド型表示装置では、表示されている物体が画面上を移動した場合、人がその物体を追従視するため、目の積分効果により、映像がぼやけて見えることが知られている。このホールドぼやけを防ぐためには、ディスプレイを高フレームレート化する手法や、黒表示を挿入することで、見かけ上のぼやけを抑制する手法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-76034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に記載されたような黒表示を挿入する方法では、画面がちらついて見える“フリッカー”や、動いている物体が二重に見える“ストロボ効果”等の画質妨害が発生しやすい。したがって、動画質の向上のためには、フレームレートを向上させることが望ましい。
【0006】
アクティブマトリックス駆動方式を採用した表示装置は、1ラインずつ線順次走査することにより、画面の書き換え行っている。したがって、表示装置のフレームレートを向上させるためには、1ラインの走査時間を短縮する必要がある。例えば、2倍速表示であれば2分の1、4倍速表示であれば4分の1に、1ラインの走査時間を短縮する必要がある。一般的にテレビ向けのアクティブマトリックス型表示装置では、画素を駆動するためのバックブレーンに酸化物TFTを用いており、走査時間の短縮には限界があった。また、高速な駆動は消費電力も著しく増加する。したがって、高精細で高フレームレートを実現することは困難であるといった課題があった。
【0007】
そこで本発明は、走査時間を短縮することなく、消費電力の増加を抑制しながら、動画ぼやけを改善し、総合的画質を向上させることが可能な表示装置、電子機器及び表示装置の駆動方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、複数の画素ブロックと、前記画素ブロックごとに有効画素を選択する画素選択線とを備える表示装置であって、前記画素ブロックは、複数の画素回路を備え、前記画素回路は、容量と、像形成素子と、前記容量に蓄積された電荷量に応じた電流を前記像形成素子に供給する第1トランジスタと、前記容量に電荷を供給する第2トランジスタと、前記画素選択線により制御され、前記第2トランジスタの駆動の可否を制御する第3トランジスタとを備える表示装置である。
【0009】
[2]また、本発明の一態様は、上記[1]に記載の表示装置において、複数の前記画素回路を含む制御単位ごとに、画素値の変化量に応じた領域に関する情報を取得する信号処理部を更に備え、前記信号処理部は、領域に応じて異なる駆動モードで、前記第3トランジスタの導通状態を制御するものである。
【0010】
[3]また、本発明の一態様は、上記[2]に記載の表示装置において、前記信号処理部は、連続するフレーム画像を比較し、画素値の変化量に応じた判定を行うことにより、画素値の変化量に応じた領域に関する情報を取得するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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