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公開番号
2025023827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2024116759
出願日
2024-07-22
発明の名称
残留塩素濃度の判定方法、浄水器の評価方法、及び浄水器の評価装置
出願人
株式会社LIXIL
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
G01N
33/18 20060101AFI20250207BHJP(測定;試験)
要約
【課題】浄水効果を嗅覚的に認識することに関連した技術を提供する。
【解決手段】残留塩素濃度の判定方法は、サンプル水を用いて、ハーブティー原料からハーブティーを抽出し、前記ハーブティーのにおいを官能評価して、不快臭を感じるか否かを判断し、前記不快臭を感じない場合に、前記サンプル水の残留塩素濃度が所定値未満であると判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
サンプル水を用いて、ハーブティー原料からハーブティーを抽出し、
前記ハーブティーのにおいを官能評価して、不快臭を感じるか否かを判断し、
前記不快臭を感じない場合に、前記サンプル水の残留塩素濃度が所定値未満であると判定する残留塩素濃度の判定方法。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記不快臭を生成する成分として、イソブチルアルデヒド、2-メチルブチルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、及び以下の分析方法で特定される特定物質からなる群より選ばれる1種以上が含まれる請求項1に記載の残留塩素濃度の判定方法。
(分析方法)
前記特定物質は、GC-MSにて下記分析条件により測定し、イソブチルアルデヒドの保持時間が6.4minであり、2-メチルブチルアルデヒドの保持時間が8.5minであり、イソバレルアルデヒドの保持時間が8.6minである場合に、保持時間が12.0minのピークとして現れる物質であり、m/z値69、68、42、41(基準ピーク)、40、39にピークが検出される物質である。
[GC-MS測定条件]
機器名:島津製作所製ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-QP2020
カラム:Agilent社 DB-WAX(60m×0.25mm df=0.25μm)
キャリアガス:ヘリウム(線速度25.5cm/s)
スプリット比:5.0
注入口温度:250℃
カラムオーブン温度:40℃(3minホールド)-3℃/minで昇温-240℃(5minホールド)
イオン化法:EI
イオン源温度:230℃
インターフェイス温度:250℃
スキャン範囲m/z:33~400
【請求項3】
前記ハーブティー原料は、カモミール、レモングラス、ペパーミント、及びラベンダーからなる群より選ばれる1種以上である請求項1及び請求項2のいずれかに記載の残留塩素濃度の判定方法。
【請求項4】
残留塩素濃度が所定値以上の原水と、前記原水を浄水器で浄化した浄水を準備し、
前記原水を用いて、所定の条件でハーブティー原料からハーブティーを抽出し、
前記浄水を用いて、前記所定の条件と同じ条件にて、前記ハーブティー原料からハーブティーを抽出し、
前記原水を用いて抽出したハーブティーのにおいと前記浄水を用いて抽出したハーブティーのにおいを官能評価し、
官能評価の結果に基づいて、前記浄水器の浄化性能を評価する浄水器の評価方法。
【請求項5】
原水の残留塩素濃度を調整する調整部と、
前記原水を浄化する浄水器が設置される浄水器設置部と、
前記原水を用いて、所定の条件でハーブティー原料からハーブティーを抽出するとともに、前記浄水器で浄化した浄水を用いて、前記所定の条件と同じ条件にて、前記ハーブティー原料からハーブティーを抽出する抽出部と、を備える浄水器の評価装置。
【請求項6】
サンプル水を用いて、出汁原料から出汁を作製し、
前記出汁のにおいを官能評価して、不快臭を感じるか否かを判断し、
前記不快臭を感じない場合に、前記サンプル水の残留塩素濃度が所定値未満であると判定する残留塩素濃度の判定方法。
【請求項7】
前記不快臭を生成する成分として、イソブチルアルデヒド、2-メチルブチルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、及び以下の分析方法で特定される特定物質からなる群より選ばれる1種以上が含まれる請求項6に記載の残留塩素濃度の判定方法。
(分析方法)
前記特定物質は、GC-MSにて下記分析条件により測定し、イソブチルアルデヒドの保持時間が6.4minであり、2-メチルブチルアルデヒドの保持時間が8.5minであり、イソバレルアルデヒドの保持時間が8.6minである場合に、保持時間が12.0minのピークとして現れる物質であり、m/z値69、68、42、41(基準ピーク)、40、39にピークが検出される物質である。
[GC-MS測定条件]
機器名:島津製作所製ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-QP2020
カラム:Agilent社 DB-WAX(60m×0.25mm df=0.25μm)
キャリアガス:ヘリウム(線速度25.5cm/s)
スプリット比:5.0
注入口温度:250℃
カラムオーブン温度:40℃(3minホールド)-3℃/minで昇温-240℃(5minホールド)
イオン化法:EI
イオン源温度:230℃
インターフェイス温度:250℃
スキャン範囲m/z:33~400
【請求項8】
残留塩素濃度が所定値以上の原水と、前記原水を浄水器で浄化した浄水を準備し、
前記原水を用いて、所定の条件で出汁原料から出汁を作製し、
前記浄水を用いて、前記所定の条件と同じ条件にて、前記出汁原料から出汁を作製し、
前記原水を用いて作製した出汁のにおいと前記浄水を用いて作製した出汁のにおいを官能評価し、
官能評価の結果に基づいて、前記浄水器の浄化性能を評価する浄水器の評価方法。
【請求項9】
原水の残留塩素濃度を調整する調整部と、
前記原水を浄化する浄水器が設置される浄水器設置部と、
前記原水を用いて、所定の条件で出汁原料から出汁を作製するとともに、前記浄水器で浄化した浄水を用いて、前記所定の条件と同じ条件にて、前記出汁原料から出汁を作製する作製部と、を備える浄水器の評価装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、残留塩素濃度の判定方法、浄水器の評価方法、及び浄水器の評価装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、原水貯留槽に発光粒子を含む原水を供給し、原水を浄水カートリッジによって浄化した浄水を浄水貯留槽に供給する浄水器の展示方法を開示している。浄水器の展示方法は、飲用水に近い透視度の原水を用いて浄水器の浄水能力をより分かり易く提示することができる、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-124690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、浄水効果の実演は色水の脱色や発光粒子の除去など視覚的に認識させる方法が知られている。しかし、浄水効果を、調理品を用いて嗅覚的に認識させる方法については知られていない。
【0005】
本開示は、上記課題の少なくとも一部を解決するためのものであり、浄水効果を嗅覚的に認識することに関連した技術の提供及びその技術の利用を解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様の残留塩素濃度の判定方法は、サンプル水を用いて、ハーブティー原料からハーブティーを抽出し、前記ハーブティーのにおいを官能評価して、不快臭を感じるか否かを判断し、前記不快臭を感じない場合に、前記サンプル水の残留塩素濃度が所定値未満であると判定する。
【0007】
本開示の第1態様の浄水器の評価方法は、残留塩素濃度が所定値以上の原水と、前記原水を浄水器で浄化した浄水を準備し、前記原水を用いて、所定の条件でハーブティー原料からハーブティーを抽出し、前記浄水を用いて、前記所定の条件と同じ条件にて、前記ハーブティー原料からハーブティーを抽出し、前記原水を用いて抽出したハーブティーのにおいと前記浄水を用いて抽出したハーブティーのにおいを官能評価し、官能評価の結果に基づいて、前記浄水器の浄化性能を評価する。
【0008】
本開示の第1態様の浄水器の評価装置は、原水の残留塩素濃度を調整する調整部と、前記原水を浄化する浄水器が設置される浄水器設置部と、前記原水を用いて、所定の条件でハーブティー原料からハーブティーを抽出するとともに、前記浄水器で浄化した浄水を用いて、前記所定の条件と同じ条件にて、前記ハーブティー原料からハーブティーを抽出する抽出部と、を備える。
【0009】
本開示の第2態様の残留塩素濃度の判定方法は、サンプル水を用いて、出汁原料から出汁を作製し、前記出汁のにおいを官能評価して、不快臭を感じるか否かを判断し、前記不快臭を感じない場合に、前記サンプル水の残留塩素濃度が所定値未満であると判定する。
【0010】
本開示の第2態様の浄水器の評価方法は、残留塩素濃度が所定値以上の原水と、前記原水を浄水器で浄化した浄水を準備し、前記原水を用いて、所定の条件で出汁原料から出汁を作製し、前記浄水を用いて、前記所定の条件と同じ条件にて、前記出汁原料から出汁を作製し、前記原水を用いて作製した出汁のにおいと前記浄水を用いて作製した出汁のにおいを官能評価し、官能評価の結果に基づいて、前記浄水器の浄化性能を評価する。
(【0011】以降は省略されています)
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