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公開番号
2025022447
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023127030
出願日
2023-08-03
発明の名称
多孔質セラミックス積層体及び分離膜
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
C04B
38/00 20060101AFI20250206BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】2種以上の層が積層された多孔質セラミックス積層体であって、積層界面での剥離が抑制された多孔質セラミックス積層体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、多孔質セラミックス積層体であって、第1の多孔質セラミックス層に、前記積層体の積層方向に平行な断面における円相当粒子径が1μm未満である小粒子を含む層が積層され、かつ前記第1の多孔質セラミックス層の表面に前記小粒子と、円相当粒子径が2~25μmである大粒子とが存在していることを特徴とする多孔質セラミックス積層体である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
多孔質セラミックス積層体であって、
第1の多孔質セラミックス層に、前記積層体の積層方向に平行な断面における円相当粒子径が1μm未満である小粒子を含む層が積層され、かつ前記第1の多孔質セラミックス層の表面に前記小粒子と、円相当粒子径が2~25μmである大粒子とが存在していることを特徴とする多孔質セラミックス積層体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記大粒子の円相当粒子径の平均値が、前記第1の多孔質セラミックス層の平均細孔直径D
50
の0.3倍以上である請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記積層体の積層方向に平行な断面での観察において、下記L2とL1の比:L2/L1で表される前記第1の多孔質セラミックス層の表面に存在する小粒子の割合が10%以上である請求項1に記載の積層体。
L1:前記第1の多孔質セラミックス層と2箇所以上で接し、かつ前記第1の多孔質セラミックス層を横切らない直線X1の観察視野内の長さ
L2:前記第1の多孔質セラミックス層の表面に小粒子が存在する部分の、前記表面に沿った観察視野内の合計長さ
【請求項4】
前記積層体の積層方向に平行な断面での観察において、下記直線X1と直線X0に挟まれた部分における前記大粒子の面積割合が4%以上である請求項1に記載の積層体。
直線X1:前記第1の多孔質セラミックス層と2箇所以上で接し、かつ第1の多孔質セラミックス層を横切らない直線
直線X0:前記直線X1と、前記第1の多孔質セラミックス層内方向に10μm離れた平行線
【請求項5】
前記小粒子を含む層が、前記小粒子を含みかつ前記大粒子を含まない外側層と、前記小粒子と大粒子の両方を含む中間層から構成される請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記積層体の積層方向に平行な断面での観察において、下記直線X1と直線X2に挟まれた部分における前記大粒子の面積割合が1~60%である請求項5に記載の積層体。
直線X1:前記第1の多孔質セラミックス層と2箇所以上で接し、かつ第1の多孔質セラミックス層を横切らない直線
直線X2:前記直線X1と前記第1の多孔質セラミックス層表面より前記小粒子を含む層の最表面方向に10μm離れた平行線
【請求項7】
前記中間層と前記外側層の間に、または外側層の上に、更に他の層が積層されている請求項5に記載の積層体。
【請求項8】
前記大粒子及び小粒子は無機酸化物である請求項1に記載の積層体。
【請求項9】
チューブ状またはモノリス状である請求項1に記載の積層体。
【請求項10】
請求項1に記載の積層体を含む分離膜。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は多孔質セラミックス積層体及び分離膜に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
多孔質セラミックス体は、精密濾過膜、限外濾過膜、ナノ濾過膜、逆浸透膜、イオン交換膜、ガス分離膜などの、気体又は液体である流体の分離、濃縮または濾過等の機能を有する膜として様々な分野で利用されている。
【0003】
上記のような分野に好適に用いられる多孔質セラミックス体は、分離等の機能を十分に発揮しつつ、多孔質セラミックス体中に流体が流れやすいことが重要であるため、細孔直径の小さな機能層と、これを支持する細孔直径の大きな支持層を含む2種以上の層の積層体で構成されることが通常である。
【0004】
例えば特許文献1では、焼結鉱物粒子から作られ、そして直径約数ミクロンないし数10ミクロンの比較的大きな細孔を有する多孔質硬質支持体層と、該支持体層の上に設けられた追加の多孔質層とからなり、該多孔質層は直径が支持体層の細孔直径と殆んど等しい焼結鉱物粒子からなる第1コーティング層と直径が支持体層の細孔直径より小さい焼結鉱物粒子からなる第2コーティング層とから構成され、第1コーティング層と第2コーティング層はこの順序で焼結法によって支持体層に固定され、かつ追加の多孔質層の物質が支持体層の細孔中に実施的に侵入することなく支持体上に存在することを特徴とするフィルターエレメントが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公昭59-48646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
2種以上の層が積層される積層体では、積層体に負荷がかかった際に積層界面の結合が強くなければ、積層界面で剥離が生じる。
【0007】
前記した特許文献1でも、分離膜の構造体として積層体を開示しているが、積層界面での剥離については検討されていない。そこで、本発明は、2種以上の層が積層された多孔質セラミックス積層体であって、積層界面での剥離が抑制された多孔質セラミックス積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を達成した本発明は以下の通りである。
[1]多孔質セラミックス積層体であって、
第1の多孔質セラミックス層に、前記積層体の積層方向に平行な断面における円相当粒子径が1μm未満である小粒子を含む層が積層され、かつ前記第1の多孔質セラミックス層の表面に前記小粒子と、円相当粒子径が2~25μmである大粒子とが存在していることを特徴とする多孔質セラミックス積層体。
[2]前記大粒子の円相当粒子径の平均値が、前記第1の多孔質セラミックス層の平均細孔直径D
50
の0.3倍以上である[1]に記載の積層体。
[3]前記積層体の積層方向に平行な断面での観察において、下記L2とL1の比:L2/L1で表される前記第1の多孔質セラミックス層の表面に存在する小粒子の割合が10%以上である[1]または[2]に記載の積層体。
L1:前記第1の多孔質セラミックス層と2箇所以上で接し、かつ前記第1の多孔質セラミックス層を横切らない直線X1の観察視野内の長さ
L2:前記第1の多孔質セラミックス層の表面に小粒子が存在する部分の、前記表面に沿った観察視野内の合計長さ
[4]前記積層体の積層方向に平行な断面での観察において、下記直線X1と直線X0に挟まれた部分における前記大粒子の面積割合が4%以上である[1]~[3]のいずれかに記載の積層体。
直線X1:前記第1の多孔質セラミックス層と2箇所以上で接し、かつ第1の多孔質セラミックス層を横切らない直線
直線X0:前記直線X1と、前記第1の多孔質セラミックス層内方向に10μm離れた平行線
[5]前記小粒子を含む層が、前記小粒子を含みかつ前記大粒子を含まない外側層と、前記小粒子と大粒子の両方を含む中間層から構成される[1]~[4]のいずれかに記載の積層体。
[6]前記積層体の積層方向に平行な断面での観察において、下記直線X1と直線X2に挟まれた部分における前記大粒子の面積割合が1~60%である[5]に記載の積層体。
直線X1:前記第1の多孔質セラミックス層と2箇所以上で接し、かつ第1の多孔質セラミックス層を横切らない直線
直線X2:前記直線X1と前記第1の多孔質セラミックス層表面より前記小粒子を含む層の最表面方向に10μm離れた平行線
[7]前記中間層と前記外側層の間に、または外側層の上に、更に他の層が積層されている[5]または[6]に記載の積層体。
[8]前記大粒子及び小粒子は無機酸化物である[1]~[7]のいずれかに記載の積層体。
[9]チューブ状またはモノリス状である請求項[1]~[8]のいずれかに記載の積層体。
[10][1]~[9]のいずれかに記載の積層体を含む分離膜。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、積層界面での剥離が抑制された多孔質セラミックス積層体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1の多孔質セラミックス層の表面における小粒子の存在割合を測定する手順を示す図面代用写真である。
図2は、実施例2で得られた積層体の断面を観察したSEM観察像を示す図面代用写真である。
図3(a)は、実施例で用いた第1の多孔質セラミックス層の表面をSEM観察した図面代用写真であり、図3(b)は実施例2で得られた積層体の表面をSEM観察した図面代用写真であり、図3(c)は比較例1で得られた試料の表面をSEM観察した図面代用写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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