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公開番号
2025021937
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126058
出願日
2023-08-02
発明の名称
気密確認装置
出願人
川崎車両株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
G01M
3/02 20060101AFI20250206BHJP(測定;試験)
要約
【課題】簡易な構成でありながら溶接不良の部位があったときに、溶接不良のある位置をより正確に認識できる気密確認装置を提供する。
【解決手段】気密確認装置は、検査面に配置される溶接部の気密確認装置であって、前記検査面とともに内部空間を画定し、前記内部空間を開放する開口を有する箱体と、前記箱体と前記検査面との間を封止するパッキンと、を備え、前記箱体は、前記開口を画定する周縁部と、前記周縁部とは異なる部分に配置され、前記検査面を外部から視認可能な透明窓と、前記内部空間に連通し、真空引き装置に接続される真空引きポートと、前記内部空間に連通し、液体を流入させる給液ポートと、を有し、前記パッキンは、前記周縁部もしくは前記周縁部の外周側に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
検査面に配置される溶接部の気密確認装置であって、
前記検査面とともに内部空間を画定し、前記内部空間を開放する開口を有する箱体と、
前記箱体と前記検査面との間を封止するパッキンと、を備え、
前記箱体は、
前記開口を画定する周縁部と、
前記周縁部とは異なる部分に配置され、前記検査面を外部から視認可能な透明窓と、
前記内部空間に連通し、真空引き装置に接続される真空引きポートと、
前記内部空間に連通し、液体を流入させる給液ポートと、を有し、
前記パッキンは、前記周縁部もしくは前記周縁部の外周側に位置する気密確認装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記真空引きポートは、前記箱体の鉛直上向き方向となる側に配置されている、請求項1に記載の気密確認装置。
【請求項3】
前記透明窓は、前記開口に対向するように配置されている、請求項1又は2に記載の気密確認装置。
【請求項4】
前記箱体の前記周縁部は、前記検査面の凹凸形状に合致させる凹凸形状を有する、請求項1又は2に記載の気密確認装置。
【請求項5】
前記箱体は、鉛直方向上向き側に突出する気泡溜部を有する、請求項1又は2に記載の気密確認装置。
【請求項6】
前記透明窓は、前記気泡溜部に近づくにつれて鉛直方向上向きに傾斜している、請求項5に記載の気密確認装置。
【請求項7】
前記箱体は、前記内部空間を開放する穴を有する箱体本体部と、前記穴を閉鎖し且つ前記箱体本体部とは別体の前記透明窓と、を有し、
前記箱体本体部は、前記穴の周縁部のうち前記気泡溜部に隣接する隣接辺において前記透明窓を受け止める支持部を有し、
前記支持部は、前記穴の前記周縁部の前記隣接辺の一部から前記穴に向けて部分的に突出している、請求項6に記載の気密確認装置。
【請求項8】
前記箱体は、前記パッキンが前記検査面に押し当てられる向きに、前記開口の前記周縁部の内周部から突出した突起を有する、請求項1又は2に記載の気密確認装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、溶接部の気密性が保たれているか否かの検査に用いられる気密確認装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、溶接が行われた溶接部に対し、気密性のない部位があるか否かの検査のための溶接部漏洩検査用真空室形成装置が開示されている。特許文献1の溶接部漏洩検査用真空室形成装置においては、溶接部に対し予め石鹸水が塗布され、その上からパッキンと板状のパッキン固定部とによって溶接部を囲む真空室が形成され、そこで真空室の真空引きが行われる。溶接部に気密性不良があったときには、負圧により真空室に外部との圧力差により空気が侵入する。その際に空気が石鹸水の塗布された部分を通過するので、気密性不良のある位置で泡が生成される。泡の有無を確認することにより、気密性不良の部位があるか否かの検査が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-141755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1においては、石鹸水の塗布作業が必要であるし、気密性不良の部位があったときに、そこから泡が単発的に出るだけなので、泡がすぐに割れたときに検査者が泡を見落とす可能性がある。また、塗布される石鹸水に限りがあるので、泡が割れたり吹き飛んだりすると、そこで石鹸水が不足し、気密性不良があってもそこで引き続き泡が生成されなくなる。そのため、特許文献1に開示された溶接部漏洩検査用真空室形成装置を用いて検査を行ったとしても、気密性不良の生じた位置を検出することが難しい。
【0005】
そこで本開示の一形態では、簡易な構成でありながら溶接部に気密性不良の部位があったときに、その位置をより正確に認識できる気密確認装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る気密確認装置は、検査面に配置される溶接部の気密確認装置であって、前記検査面とともに内部空間を画定し、前記内部空間を開放する開口を有する箱体と、前記箱体と前記検査面との間を封止するパッキンと、を備え、前記箱体は、前記開口を画定する周縁部と、前記周縁部とは異なる部分に配置され、前記検査面を外部から視認可能な透明窓と、前記内部空間に連通し、真空引き装置に接続される真空引きポートと、前記内部空間に連通し、液体を流入させる給液ポートと、を有し、前記パッキンは、前記周縁部もしくは前記周縁部の外周側に位置する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、溶接部の気密性が保たれていない場合に、液体の内部に検査面から発生する気泡が連続的に生成され続けるので、溶接部において気密性が保たれていない部位の位置をより正確に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る気密確認装置の斜視図である。
図1の気密確認装置の検査中の断面図である。
図1の気密確認装置における支持部の周辺について拡大して示した斜視図である。
図1の気密確認装置の検査中の斜視図である。
別の実施形態における気密確認装置についての斜視図である。
更に別の実施形態における気密確認装置についての側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に係る気密確認装置について、添付図面を参照して説明する。図1に、実施形態に係る気密確認装置1についての斜視図を示す。図2に、実施形態に係る気密確認装置1について、幅方向D1の略中央の位置で、上下方向及び前後方向に延びた面に沿った気密確認装置1の断面図を示す。以下、気密確認装置1の幅方向をD1とし、水平面内で幅方向D1に直交する方向を前後方向D2とする。
【0010】
気密確認装置1は、ワークにおける、溶接の行われた溶接部について、気密性が保たれているか否かの検査を行う際に用いられる、溶接部の気密確認のための装置である。気密確認装置1は、箱体2を備えている。箱体2は、溶接部Pの気密確認のための検査が行われる際に、溶接済ワークWにおける検査の行われる検査面Sを上から覆うように、溶接済ワークW上に配置される。従って、検査の際には、溶接済ワークWの溶接部Pの検査面Sが、箱体2によって囲まれる。ここでは、検査面Sは、溶接部Pのうち、箱体2によって覆われた部分のことをいうものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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