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公開番号
2025021133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124871
出願日
2023-07-31
発明の名称
ヒドロキシシクロヘキシル基を有する四級アンモニウム塩を用いたゼオライトの製造方法、及びその製造方法により得られるゼオライト
出願人
東ソー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C01B
39/48 20060101AFI20250205BHJP(無機化学)
要約
【課題】ヒドロキシシクロヘキシル基を有する新規な四級アンモニウム塩を使用するゼオライトの製造方法、及びこれにより得られるゼオライト、の少なくともいずれかを提供する。
【解決手段】下記一般式で表される四級アンモニウム塩、シリカ源、アルミナ源、アルカリ源及び水を含む組成物を結晶化させる結晶化工程、を有するゼオライトの製造方法。
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[一般式中、R
1
及びR
2
は、各々独立して、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、又はイソプロピル基を表し、Y
-
は、ハロゲン化物イオン、又は水酸化物イオンを表す。]
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式(1)で表される四級アンモニウム塩、シリカ源、アルミナ源、アルカリ源及び水を含む組成物を結晶化させる結晶化工程、を有するゼオライトの製造方法。
JPEG
2025021133000019.jpg
55
170
[一般式(1)中、R
1
及びR
2
は、各々独立して、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、又はイソプロピル基を表し、Y
-
は、ハロゲン化物イオン、又は水酸化物イオンを表す。]
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記一般式(1)におけるR
1
及びR
2
が、各々独立して、メチル基又はエチル基である、請求項1に記載のゼオライトの製造方法。
【請求項3】
前記一般式(1)におけるR
1
及びR
2
がメチル基である、請求項1に記載のゼオライトの製造方法。
【請求項4】
前記一般式(1)におけるY
-
が、Cl
-
(塩化物イオン)、Br
-
(臭化物イオン)、I
-
(ヨウ化物イオン)、又はOH
-
(水酸化物イオン)である、請求項1に記載のゼオライトの製造方法。
【請求項5】
前記ゼオライトが、その粉末X線回折パターンにおいて、少なくとも以下の粉末X線回折ピークを有する、請求項1乃至4のいずれかひとつに記載のゼオライトの製造方法。
JPEG
2025021133000020.jpg
57
170
【請求項6】
前記ゼオライトがCHA型ゼオライトである、請求項5に記載のゼオライトの製造方法。
【請求項7】
粉末X線回折パターンにおいて、少なくとも以下の粉末X線回折ピークを有する、ゼオライト。
JPEG
2025021133000021.jpg
56
170
【請求項8】
前記ゼオライトがCHA型ゼオライトである、請求項7に記載のゼオライト。
【請求項9】
アルミナに対するシリカのモル比が11以上18以下である、請求項7に記載のゼオライト。
【請求項10】
請求項7乃至9のいずれかひとつに記載のゼオライトを含む窒素酸化物還元触媒。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ヒドロキシシクロヘキシル基を有する四級アンモニウム塩を用いたゼオライトの製造方法、及びそれにより得られるゼオライトに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
窒素酸化物還元触媒には、ゼオライトを用いることがある。窒素酸化物還元触媒に好適なゼオライトの一例としては、CHA型ゼオライトが挙げられる。CHA型ゼオライトの合成には、有機構造指向剤(以下、「SDA」ともいう。)を用いることが一般的であるが、これまで、様々なSDAを用いたCHA型ゼオライトの合成例が報告されている。
【0003】
特許文献1には、ヒドロキシシクロヘキシル基を有する四級アンモニウム塩化合物が記載されており、これをシリコーン樹脂製造の触媒として利用することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
英国特許第848373号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示では、ヒドロキシシクロヘキシル基を有する新規な四級アンモニウム塩を使用するゼオライトの製造方法、及びこれにより得られるゼオライト、の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者らは、下記一般式(1)で表される四級アンモニウム塩が、ゼオライト製造用の有機構造指向剤源として作用することを見出し、本開示に係る発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は特許請求項の範囲に示すとおりであり、本開示の要旨は以下のとおりである。
[1] 一般式(1)で表される四級アンモニウム塩、シリカ源、アルミナ源、アルカリ源及び水を含む組成物を結晶化させる結晶化工程、を有するゼオライトの製造方法。
JPEG
2025021133000002.jpg
61
170
[一般式(1)中、R
1
及びR
2
は、各々独立して、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、又はイソプロピル基を表し、Y
-
は、ハロゲン化物イオン、又は水酸化物イオンを表す。]
[2] 前記一般式(1)におけるR
1
及びR
2
が、各々独立して、メチル基又はエチル基である、上記[1]に記載のゼオライトの製造方法。
[3] 前記一般式(1)におけるR
1
及びR
2
がメチル基である、上記[1]又は[2]に記載のゼオライトの製造方法。
[4] 前記一般式(1)におけるY
-
が、Cl
-
(塩化物イオン)、Br
-
(臭化物イオン)、I
-
(ヨウ化物イオン)、又はOH
-
(水酸化物イオン)である、[1]乃至[3]のいずれかひとつに記載のゼオライトの製造方法。
[5] 前記ゼオライトが、その粉末X線回折パターンにおいて、少なくとも以下の粉末X線回折ピークを有する、上記[1]乃至[4]のいずれかひとつに記載のゼオライトの製造方法。
JPEG
2025021133000003.jpg
58
170
[6] 前記ゼオライトがCHA型ゼオライトである、上記[5]に記載のゼオライトの製造方法。
[7] 粉末X線回折パターンにおいて、少なくとも以下の粉末X線回折ピークを有する、ゼオライト。
JPEG
2025021133000004.jpg
68
170
[8] 前記ゼオライトがCHA型ゼオライトである、上記[7]に記載のゼオライト。
[9] アルミナに対するシリカのモル比が11以上18以下である、上記[7]又は[8]に記載のゼオライト。
[10] 上記[7]乃至[9]のいずれかひとつに記載のゼオライトを含む窒素酸化物還元触媒。
【発明の効果】
【0008】
本開示により、ヒドロキシシクロヘキシル基を有する新規な四級アンモニウム塩を使用するゼオライトの製造方法、及びこれにより得られるゼオライト、の少なくともいずれかを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、合成例2-1のtrans-4-ヒドロキシ-N,N,N-トリメチルシクロヘキサナミニウム=ヨージドの
1
H-NMRスペクトルを示す図である。
図2は、実施例1-1のゼオライトのXRDパターンを示す図である。
図3は、実施例1-1のゼオライトのSEM観察図である。
図4は、実施例1-2のゼオライトのXRDパターンを示す図である。
図5は、実施例1-2のゼオライトのSEM観察図である。
図6は、比較例1-1のXRDパターンを示す図である。
図7は、処理ガスの温度と窒素酸化物還元率の関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示について、実施形態の一例を示して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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