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公開番号
2025019912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123811
出願日
2023-07-28
発明の名称
モータ装置
出願人
株式会社アドヴィックス
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H02K
11/215 20160101AFI20250131BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】導線が形成する電流磁場の回転角センサへの影響を抑制し、角度誤差のピーク値を小さくする。
【解決手段】モータ装置(1)は、ステータと、ロータと、モータ回転軸と、磁石と、ロータ回転角検出部と、複数相のコイルのそれぞれに接続された第1の導線(51)、第2の導線(52)及び第3の導線(53)と、を備えている。第1の導線(51)、第2の導線(52)及び第3の導線(53)は、モータ回転軸の軸線方向と垂直な平面における断面形状が互いに略正三角形をなすように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数相のコイルを有するステータと、前記ステータに対して回転可能なロータと、前記ロータと同軸に設けられ前記ロータと共に回転するモータ回転軸と、を備えるモータ本体部を有するモータ装置であって、
前記モータ回転軸の一端に設けられ、前記ロータ及び前記モータ回転軸と共に回転する磁石と、
前記磁石と対向するように前記モータ回転軸の軸方向に設けられ、前記磁石の磁気を検出するロータ回転角検出部と、
前記複数相のコイルのそれぞれに接続され、前記モータ回転軸の軸線方向に延び、前記複数相のコイルにそれぞれ電力を供給する第1の導線、第2の導線及び第3の導線と、
を備え、
前記第1の導線、前記第2の導線及び前記第3の導線の、前記モータ回転軸の軸線方向と垂直な平面における断面形状が互いに略正三角形をなすように、前記第1の導線、前記第2の導線及び前記第3の導線が配置されていることを特徴とするモータ装置。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記第1の導線、前記第2の導線及び前記第3の導線のうち一つが前記ロータ回転角検出部から最短距離となり、それ以外は前記ロータ回転角検出部から等距離となるように、前記第1の導線、前記第2の導線及び前記第3の導線が配置されることを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、モータ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ブラシレスモータなどロータの回転角に応じてコイルへの電流を制御するモータは、ロータ回転角センサを備えている。ロータ回転角センサはモータ軸に取り付けた磁石から生じる磁場から回転角を検出しているが、コイルへ電流を流す導線に電流が流れると磁場が発生し、その磁場の影響により回転角検出精度が下がる。
【0003】
そこで従来技術では、U相、V相、W相のコイルに電流を供給する第1の導線、第2の導線、第3の導線を、回転角センサの検出部を中心とした仮想円上の接線の接点に当接するように配置することにより、各導線が形成する電流磁場をキャンセルしようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-39737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、実際には導線間には距離があり、第1の導線と第3の導線との距離は第1の導線と第2の導線との距離と比較して距離が長いため、角度誤差のピーク値が高くなってしまうという問題がある。
【0006】
そこで、本開示の課題は、導線が形成する電流磁場の回転角センサへの影響を抑制し、角度誤差のピーク値を小さくすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係るモータ装置は、複数相のコイルを有するステータと、前記ステータに対して回転可能なロータと、前記ロータと同軸に設けられ前記ロータと共に回転するモータ回転軸と、を備えるモータ本体部を有するモータ装置であって、前記モータ回転軸の一端に設けられ、前記ロータ及び前記モータ回転軸と共に回転する磁石と、前記磁石と対向するように前記モータ回転軸の軸方向に設けられ、前記磁石の磁気を検出するロータ回転角検出部と、前記複数相のコイルのそれぞれに接続され、前記モータ回転軸の軸線方向に延び、前記複数相のコイルにそれぞれ電力を供給する第1の導線、第2の導線及び第3の導線と、を備えている。前記第1の導線、前記第2の導線及び前記第3の導線の、前記モータ回転軸の軸線方向と垂直な平面における断面形状が互いに略正三角形をなすように、前記第1の導線、前記第2の導線及び前記第3の導線が配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、導線が形成する電流磁場の回転角センサへの影響を抑制し、角度誤差のピーク値を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態1に係るモータ装置の全体構成を示す縦断面図である。
実施形態1に係るモータ装置の各導線の配置構成を示す図1のII-II線断面図である。
実施形態1に係るモータ装置のモータ回転軸に設けられた磁石が作る磁場が磁気センサにより検出される様子を示す図である。
実施形態1に係るモータ装置の導線を流れる電流が作る磁場の磁気センサへの影響を説明するための図である。
実施形態2に係るモータ装置の各導線の配置構成を示す横断面図である。
実施形態3に係るモータ装置の各導線の配置構成を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態1〕
以下、本開示の実施形態1のモータ装置1について、図1~図4を参照して説明する。
[モータ装置の構成]
図1は、モータ装置の全体構成を示す縦断面図である。図1に示すように、モータ装置1は、モータ本体10と、制御部20と、磁石30と、回転角センサ40と、導線群5とを備えている。以下、説明の便宜上、図1の矢印に示されるように、モータ装置1の上下方向、及び左右方向を定義する。
(【0011】以降は省略されています)
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