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公開番号2025019310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024207230,2023141326
出願日2024-11-28,2016-07-04
発明の名称復号装置及びプログラム
出願人日本放送協会
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04N 19/105 20140101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約【課題】符号化装置によって伝送する情報量を増大させることなく、また、符号化装置側の計算時間を増大させることなく、予測精度や符号化効率を向上させる。
【解決手段】符号化装置1は、イントラ予測モードに基づいて、符号化対象ブロックCU/TU内において復号済みでない隣接画素から予測画像が生成される合成領域Xを決定するように構成されている合成領域決定部12と、合成領域Xに含まれるか否かに基づいて、各領域の予測画像の生成方法を変更するように構成されているイントラ予測部13とを具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動画像を構成するフレーム単位の原画像を分割した符号化対象ブロックを復号するように構成されている復号装置であって、
符号化側から伝送されるフラグ情報により指定される予測モードに基づいて決定する第1予測処理により第1予測画像を生成する第1予測部と、
前記符号化対象ブロックにおける合成領域を決定するように構成されている合成領域決定部と、
前記第1予測処理と異なる第2予測処理であって、符号化側から伝送される前記フラグ情報のほかに新たなフラグ情報の伝送なく決定される前記第2予測処理により、第2予測画像を生成する第2予測部と、
前記合成領域に含まれる予測画像を、前記第1予測画像と前記第2予測画像との加重平均により生成する予測画像合成部とを具備しており、
前記予測画像合成部は、前記加重平均に用いる重みを、前記第1予測画像と前記第2予測画像との境界領域からの位置に応じて画素ごとに決定することを特徴とする復号装置。
続きを表示(約 52 文字)【請求項2】
コンピュータを請求項1に記載の復号装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、復号装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
H.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)に代表される動画像の符号化方式では、フレーム間の時間的相関を利用したインター予測及びフレーム内の空間的相関を利用したイントラ予測の2種類の予測を切り替えながら予測を行って残差信号を生成した後、直交変換処理やループフィルタ処理やエントロピー符号化処理を行い得られたストリームを出力するように構成されている。
【0003】
HEVCにおけるイントラ予測では、Planar予測やDC予測や方向予測の計35種類のモードが用意されており、エンコーダで決定されたモードに従って、隣接する復号済み参照画素を用いてイントラ予測を行うように構成されている。
【0004】
ここで、イントラ予測では、フレーム内で最も左上に位置するCU(Coding Unit)等、隣接する復号済み参照画素が存在しないCUでは、規定した値(10ビットの動画像であれば「512」)を埋める処理により、予測画像を生成する際に用いる参照画素を作り出すように構成されている。
【0005】
また、従来のHEVCでは、符号化処理が、左上からラスタースキャン順に行われるために、参照画素が復号済みでない場合がある。このような場合には、最も近い復号済み参照画素を0次外挿した値を用いて予測画像を生成するように構成されている。
【0006】
CUは、複数のブロック(TU:Transform Unit)に分割され直交変換処理が施される。HEVCにおいて、適用するイントラ予測の種類を示すイントラ予測モードは、CU内で共通であり、複数のTUに対して共通したイントラ予測モードを用いて予測が行われる。
【0007】
イントラ予測では、図7に示すように、ラスタースキャン順による符号化処理により、CU#Xの左下や右上に位置する参照画素Nが復号済みでない場合が多く、このような場合に、復号済みでない参照画素が存在する方向からの方向予測を行うと予測精度が低下し、符号化効率が低減してしまうという問題点があった。
【0008】
以下、図8(a)~図8(d)を用いて、かかる問題点について具体的に説明する。図8は、従来のHEVCにおけるイントラ予測の一例について示す。
【0009】
かかる例では、図8(a)に示すように、図7の例の場合と同様に、CU#A1(フレーム内の左上のCU)の参照画素については、全てが復号済みである。同様に、図8(c)に示すように、CU#A3(フレーム内の左下のCU)の参照画素については、全てが復号済みである。
【0010】
これに対して、図8(b)に示すように、CU#A1内に位置する参照画素W1~W3は復号済みであるが、CU#A3内に位置する参照画素B1~B4は復号されていないので、そのままCU#A2(フレーム内の右上のCU)の予測画像を生成する際の参照画素とすることはできない。
(【0011】以降は省略されています)

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