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公開番号2025019170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024202909,2023025890
出願日2024-11-21,2020-02-07
発明の名称電動車両および電動車両の制御方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250130BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】インレットに取り付けられたコネクタの種類に応じてロック機構を適切に制御する。
【解決手段】ECUは、パイロット信号CPLTおよびコネクタ接続信号PISWを取得するステップ(S100)と、コネクタが取り付けられると(S102にてYES)、コネクタの種類を判定するステップ(S104)と、取り付けられたコネクタの種類に対応した機能があると(S106にてYES)、コネクタをロック状態に制御するステップ(S108)と、取り付けられたコネクタに対応した制御を実行するステップ(S110)と、取り付けられたコネクタの種類に対応した機能がないと(S106にてNO)、コネクタのアンロック状態を維持するステップ(S112)とを含む、処理を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置と、
車両の外部の外部設備のコネクタが取り付け可能なインレットと、
前記インレットからの前記コネクタの取り外しが制限されるロック状態と、前記インレットからの前記コネクタの取り外しが許容されるアンロック状態とのうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り替えるロック機構と、
前記コネクタが前記インレットに取り付けられたことを検出する検出装置と、
前記検出装置による検出結果を用いて前記ロック機構を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記コネクタが前記インレットに取り付けられたことが検出された場合に、前記コネクタと前記蓄電装置との間で授受可能な電力に関する第1情報を前記外部設備から取得し、
前記第1情報に基づいて前記車両において前記コネクタと前記蓄電装置との間での電力の授受が可能であると判定する場合には、前記ロック機構を前記ロック状態にし、
前記第1情報に基づいて前記車両において前記コネクタと前記蓄電装置との間での電力の授受が可能でないと判定する場合には、前記ロック機構を前記アンロック状態にする、電動車両。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記車両において前記コネクタと前記蓄電装置との間で授受可能な電力に関する第2情報を記憶する記憶部を含み、
前記制御装置は、前記第1情報と前記第2情報との比較結果を用いて、前記車両において前記コネクタと前記蓄電装置との間での電力の授受が可能であるか否かを判定する、請求項1に記載の電動車両。
【請求項3】
前記第1情報は、前記コネクタと前記インレットとの間で授受される電力が交流電力であることを示す情報と、前記コネクタと前記インレットとの間で授受される電力が直流電力であることを示す情報とのうち少なくともいずれかを含む、請求項1または2に記載の電動車両。
【請求項4】
前記第1情報は、前記コネクタと前記蓄電装置との間で授受される電力が前記蓄電装置を充電する充電電力であることを示す情報と、前記コネクタと前記蓄電装置との間で授受される電力が前記蓄電装置を放電する放電電力であることを示す情報とのうちの少なくともいずれかを含む、請求項1~3のいずれかに記載の電動車両。
【請求項5】
前記第1情報は、前記コネクタと前記蓄電装置との間で授受される電力における電流の上限値に関する情報と、前記コネクタと前記蓄電装置との間で授受される電力における電流の下限値に関する情報と、前記コネクタと前記蓄電装置との間で授受される電力における電圧の上限値に関する情報と、前記コネクタと前記蓄電装置との間で授受される電力における電圧の下限値に関する情報とのうちの少なくともいずれかを含む、請求項1~4のいずれかに記載の電動車両。
【請求項6】
前記制御装置は、前記第1情報と、前記蓄電装置の充電状態とに基づいて前記車両において前記コネクタと前記蓄電装置との間での電力の授受が可能であるか否かを判定する、請求項1~5のいずれかに記載の電動車両。
【請求項7】
前記制御装置は、前記第1情報に基づいて前記車両において前記コネクタと前記蓄電装置との間での電力の授受が可能であるか否かを判定できない場合には、前記ロック機構を前記アンロック状態にする、請求項1~6のいずれかに記載の電動車両。
【請求項8】
前記制御装置は、前記コネクタが前記インレットに取り付けられたことが検出された場
合に、前記第1情報に基づいて前記車両において前記コネクタと前記蓄電装置との間での電力の授受が可能であるか否かを判定した後に、判定結果を用いて前記ロック機構を制御する、請求項1~7のいずれかに記載の電動車両。
【請求項9】
前記制御装置は、
前記コネクタが前記インレットに取り付けられたことが検出された場合に、前記ロック機構を前記ロック状態にし、
前記第1情報に基づいて前記車両において前記コネクタと前記蓄電装置との間での電力の授受が可能でないと判定するときには、前記ロック機構を前記アンロック状態にする、請求項1~7のいずれかに記載の電動車両。
【請求項10】
前記電動車両は、前記コネクタと前記蓄電装置との間で電力の授受が可能であるか否かを示す情報を報知する報知装置をさらに備える、請求項1~9のいずれかに記載の電動車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、外部の電気機器と電力の授受が可能な蓄電装置を搭載する電動車両の制御に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やプラグインハイブリッド車両等のモータを駆動源とする電動車両においては、駆動源に電力を供給する車載の蓄電装置に対して電動車両の外部の電源を用いた充電(以下、外部充電と記載する)が行なわれる。この外部充電は、たとえば、外部電源に接続されたコネクタが電動車両に設けられるインレットに取り付けられる(接続される)ことによって行なわれる。外部充電の充電方式としては、たとえば、交流電力を用いた充電方式や直流電力を用いた充電方式があり、これらの充電方式による外部充電は共通のインレットを用いて行なわれる場合がある。さらに、インレットには、放電用のコネクタが取り付けられる場合がある。このようなコネクタがインレットに取り付けられた場合には、車載の蓄電装置を電源として電動車両の外部の電気機器に対する給電(以下、外部給電と記載する)が可能となる電動車両もある。そのため、インレットに取り付けられるコネクタの種類を正確に判断することが求められる。
【0003】
たとえば、特開2015-012697号公報(特許文献1)には、インレットを経由して与えられる信号に基づいてインレットに接続されたコネクタが充電コネクタであるか放電コネクタであるかを判断する技術が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-012697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、インレットには、コネクタが取り付けられたときにその後の充電動作中や放電動作中にコネクタが容易に取り外されないようにコネクタの取り外しを制限する(ロックする)ロック機構が設けられる場合がある。しかしながら、ロック機構が取り付けられたコネクタの種類にかかわらずにコネクタとインレットとがロックした状態になると、ユーザは、取り付けたコネクタが受け入れられ、取り付けたコネクタの種類に対応した動作が行なわれると誤解する可能性がある。たとえば、充電のみ対応する車両のインレットに放電用のコネクタが取り付けられたときにロック機構がコネクタとインレットとをロックした状態になると、放電動作が行なわれるとユーザが誤解する可能性がある。そのため、ユーザは、充電動作や放電動作が行なわれると期待しつつ、充電動作や放電動作が行なわれていない状況が生じる可能性がある。また、インレットの共通化が進むほど多様な種類のコネクタがインレットに取り付けられることになるためこのような問題が顕著に表れることになる。
【0006】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、インレットに取り付けられたコネクタの種類に応じてロック機構を適切に制御する電動車両および電動車両の制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のある局面に係る電動車両は、蓄電装置と、車両の外部の外部設備のコネクタが取り付け可能なインレットと、インレットからのコネクタの取り外しが制限されるロック
状態と、インレットからのコネクタの取り外しが許容されるアンロック状態とのうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り替えるロック機構と、コネクタがインレットに取り付けられたことを検出する検出装置と、検出装置による検出結果を用いてロック機構を制御する制御装置とを備える。制御装置は、コネクタがインレットに取り付けられたことが検出された場合に、コネクタと蓄電装置との間で授受可能な電力に関する第1情報を外部設備から取得する。制御装置は、第1情報に基づいて車両においてコネクタと蓄電装置との間での電力の授受が可能であると判定する場合には、ロック機構をロック状態にする。制御装置は、第1情報に基づいて車両においてコネクタと蓄電装置との間での電力の授受が可能でないと判定する場合には、ロック機構をアンロック状態にする。
【0008】
このようにすると、第1情報に基づいて車両においてコネクタと蓄電装置との間での電力の授受が可能であると判定される場合には、ロック機構がアンロック状態になる。そのため、ロック機構がロック状態にならないことで取り付けられたコネクタに対応した動作が実施不可能であることをユーザに認識させることができる。これにより、取り付けられたコネクタに対応した動作が実施可能であるか否かについてユーザが誤解することを抑制することができる。さらに、第1情報に基づいて車両においてコネクタと蓄電装置との間での電力の授受が可能であると判定される場合には、ロック機構がロック状態になるため、ロック機構がロック状態になることで取り付けられたコネクタに対応した動作が実施可能であることをユーザに認識させることができる。
【0009】
ある実施の形態においては、制御装置は、車両においてコネクタと蓄電装置との間で授受可能な電力に関する第2情報を記憶する記憶部を含む。制御装置は、第1情報と第2情報との比較結果を用いて、車両においてコネクタと蓄電装置との間での電力の授受が可能であるか否かを判定する。
【0010】
このようにすると、制御装置の記憶部には、車両においてコネクタと蓄電装置との間で授受可能な電力に関する第2情報が記憶されるので、第1情報との比較結果を用いて、車両においてコネクタと蓄電装置との間での電力の授受が可能であるか否かを精度高く判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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