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公開番号2025018661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122578
出願日2023-07-27
発明の名称モータ、回転式圧縮機、及び冷凍装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類H02K 3/34 20060101AFI20250130BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】絶縁シートの端部がスロット部の内径側に飛び出すのを抑える。
【解決手段】絶縁シート(40)は、基部(45)と、第1折り曲げ部(41)及び第2折り曲げ部(42)と、を有する。第1下流側(36b)に位置する第1折り曲げ部(41)の第1端面(33a)側の辺の長さS1、第1上流側(36a)に位置する第2折り曲げ部(42)の第1端面(33a)側の辺の長さL1、第2上流側(37a)に位置する第2折り曲げ部(42)の第2端面(33b)側の辺の長さS2、第2下流側(37b)に位置する第1折り曲げ部(41)の第2端面(33b)側の辺の長さL2が、S1<L1、S1<L2、S2<L1、及びS2<L2という条件を満たす。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
環状のバックヨーク(32)と、前記バックヨーク(32)から径方向内側に延びる複数のティース(33)と、前記ティース(33)に巻回されたコイル(35)と、を有するステータ(31)を備えたモータであって、
前記ステータ(31)のスロット部(34)に配置され、前記ティース(33)と前記コイル(35)とを絶縁する絶縁シート(40)を備え、
前記絶縁シート(40)は、前記ステータ(31)の軸方向から見て、前記スロット部(34)における前記バックヨーク(32)に沿って延びる基部(45)と、前記基部(45)の周方向の両端から前記ティース(33)の先端までの部分の形状に沿ってそれぞれ延びる第1折り曲げ部(41)及び第2折り曲げ部(42)と、を有し、
前記ティース(33)の軸方向の一端側の第1端面(33a)に沿って延びる前記コイル(35)の巻回方向の上流側を第1上流側(36a)、下流側を第1下流側(36b)とし、
前記ティース(33)の軸方向の他端側の第2端面(33b)に沿って延びる前記コイル(35)の巻回方向の上流側を第2上流側(37a)、下流側を第2下流側(37b)とし、
前記第1下流側(36b)に位置する前記第1折り曲げ部(41)の前記第1端面(33a)側の辺の長さS1、前記第1上流側(36a)に位置する前記第2折り曲げ部(42)の前記第1端面(33a)側の辺の長さL1、前記第2上流側(37a)に位置する前記第2折り曲げ部(42)の前記第2端面(33b)側の辺の長さS2、前記第2下流側(37b)に位置する前記第1折り曲げ部(41)の前記第2端面(33b)側の辺の長さL2が、
S1<L1、S1<L2、S2<L1、及びS2<L2
という条件を満たす
モータ。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
請求項1のモータにおいて、
S1=S2、及びL1=L2
という条件を満たす
モータ。
【請求項3】
請求項1又は2のモータ(30)と、
前記モータ(30)のロータ(39)に連結された駆動軸(11)と、
前記駆動軸(11)の回転に伴って回転駆動する圧縮機構(55)と、を備える
回転式圧縮機。
【請求項4】
請求項3の回転式圧縮機(10)と、
前記回転式圧縮機(10)で圧縮された冷媒が流通する冷媒回路(1a)と、を備える
冷凍装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、モータ、回転式圧縮機、及び冷凍装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のティースを有する固定子鉄心と、各ティース間のスロット部に挿入された絶縁シート(スロット絶縁紙)と、絶縁シートを介してティースに巻回された固定子巻線と、を有する固定子を備えた密閉形電動圧縮機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4470168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、巻線をティースに巻回する場合、巻回方向の下流側では、ティースの角部において隙間が生じ、絶縁シートを巻線によって十分に押さえ付けることができないおそれがある。この場合、ティースと巻線との隙間から、絶縁シートの端部がスロット部の内径側に飛び出すおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、絶縁シートの端部がスロット部の内径側に飛び出すのを抑えることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、環状のバックヨーク(32)と、前記バックヨーク(32)から径方向内側に延びる複数のティース(33)と、前記ティース(33)に巻回されたコイル(35)と、を有するステータ(31)を備えたモータであって、前記ステータ(31)のスロット部(34)に配置され、前記ティース(33)と前記コイル(35)とを絶縁する絶縁シート(40)を備え、前記絶縁シート(40)は、前記ステータ(31)の軸方向から見て、前記スロット部(34)における前記バックヨーク(32)に沿って延びる基部(45)と、前記基部(45)の周方向の両端から前記ティース(33)の先端までの部分の形状に沿ってそれぞれ延びる第1折り曲げ部(41)及び第2折り曲げ部(42)と、を有し、前記ティース(33)の軸方向の一端側の第1端面(33a)に沿って延びる前記コイル(35)の巻回方向の上流側を第1上流側(36a)、下流側を第1下流側(36b)とし、前記ティース(33)の軸方向の他端側の第2端面(33b)に沿って延びる前記コイル(35)の巻回方向の上流側を第2上流側(37a)、下流側を第2下流側(37b)とし、前記第1下流側(36b)に位置する前記第1折り曲げ部(41)の前記第1端面(33a)側の辺の長さS1、前記第1上流側(36a)に位置する前記第2折り曲げ部(42)の前記第1端面(33a)側の辺の長さL1、前記第2上流側(37a)に位置する前記第2折り曲げ部(42)の前記第2端面(33b)側の辺の長さS2、前記第2下流側(37b)に位置する前記第1折り曲げ部(41)の前記第2端面(33b)側の辺の長さL2が、S1<L1、S1<L2、S2<L1、及びS2<L2という条件を満たす。
【0007】
第1の態様では、第1折り曲げ部(41)及び第2折り曲げ部(42)の辺の長さを、上述した条件を満たすように設定することで、絶縁シート(40)の端部がスロット部(34)の内径側に飛び出すのを抑えることができる。
【0008】
本開示の第2の態様は、第1の態様のモータにおいて、S1=S2、及びL1=L2という条件を満たす。
【0009】
第2の態様では、第1折り曲げ部(41)及び第2折り曲げ部(42)の辺の長さを、上述した条件を満たすように設定することで、絶縁シート(40)が平行四辺形となるため、同一形状の絶縁シート(40)を製造し易くなる。
【0010】
本開示の第3の態様は、第1又は2の態様のモータ(30)と、前記モータ(30)のロータ(39)に連結された駆動軸(11)と、前記駆動軸(11)の回転に伴って回転駆動する圧縮機構(55)と、を備える回転式圧縮機である。
(【0011】以降は省略されています)

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