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公開番号
2025018111
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121543
出願日
2023-07-26
発明の名称
発泡接着平角線、固定子および固定子製造方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人サクラ国際特許事務所
主分類
H02K
3/38 20060101AFI20250130BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】巻線を安定して固着させ、耐振動性に対する信頼性を上げる発泡接着平角線、固定子および固定子製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、発泡接着平角線10は、断面がほぼ矩形の平角導体11と、平角導体11の外表面に設けられたエナメル層12と、エナメル層12の外表面に設けられて所定の温度以上で発泡可能かつ接着可能な発泡接着層13とを具備する。発泡接着層13は、発泡接着平角線10の各側面において他の部材に隣接しない場合は、他の部材に隣接する場合に比べて当該発泡接着層側面13c、13dの厚みが減少しあるいはゼロであってもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
断面がほぼ矩形の平角導体と、
前記平角導体の外表面に設けられたエナメル層と、
前記エナメル層の外表面に設けられて所定の温度以上で発泡可能かつ接着可能な発泡接着層と、
を具備する
ことを特徴とする発泡接着平角線。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
発泡接着層は、前記発泡接着平角線の各側面において他の部材に隣接しない場合は、他の部材に隣接する場合に比べて当該側面の前記発泡接着層の厚みが減少しあるいはゼロであることを特徴とする請求項1に記載の発泡接着平角線。
【請求項3】
前記発泡接着層は、加熱発泡シートであり、
前記加熱発泡シートは、
フィルム基材または不織布基材と、
前記フィルム基材または前記不織布基材の表面に形成された発泡性接着層と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の発泡接着平角線。
【請求項4】
前記発泡接着層は、加熱発泡シートであり、
前記加熱発泡シートは、
フィルム基材と、
前記フィルム基材の表面に形成された接着剤層と、
前記接着剤層の外側表面に設けられた不織布層と、
前記不織布層の外側表面に形成された発泡性接着層と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の発泡接着平角線。
【請求項5】
前記平角導体の前記発泡接着層が形成された4つの側面において、前記前記発泡接着層は、4つの前記側面のうち対向する2つの前記側面にのみ前記発泡接着層があることを特徴とする請求項1に記載の発泡接着平角線。
【請求項6】
前記平角導体の前記発泡接着層が形成された各側面において、前記前記発泡接着層は、部分的に形成されている領域が、前記平角導体の長手方向に互いに間隔を置いて存在することを特徴とする請求項1に記載の発泡接着平角線。
【請求項7】
内周側に周方向に互いに間隔を置いて形成された複数の固定子スロットを有する固定子鉄心と、
請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の発泡接着平角線が用いられ、前記固定子スロット内にその一部が収納された固定子巻線と、
を備えることを特徴とする固定子。
【請求項8】
内周側に周方向に互いに間隔を置いて形成された複数の固定子スロットを有する固定子鉄心と、
請求項6に記載の発泡接着平角線が用いられ、前記固定子スロット内にその一部が収納された固定子巻線において、前記発泡接着層のある2つの前記側面は、前記固定子スロットの周方向の面である、
ことを特徴とする固定子。
【請求項9】
前記固定子スロット内にスロット絶縁紙をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の固定子。
【請求項10】
複数の固定子スロットを有する固定子鉄心を組み立てるステップと、
開先が形成された各コイルセグメントを準備するステップと、
前記固定子鉄心の第1の端部側から、第1の固定子スロットと第2の固定子スロットに第1のコイルセグメントを軸方向に所定の深さまで挿入するステップと、
前記固定子鉄心の第2の端部側から、前記第1の固定子スロットと第2の固定子スロットに第2のコイルセグメントを軸方向に所定の深さまで挿入するステップと、
平角導体の加熱により発泡接着平角線を接着固定するステップと、
を有し、
前記所定の深さは、前記第1の固定子スロットにおいて、前記第1のコイルセグメントの前記開先と前記第2のコイルセグメントの前記開先が密着する深さである、
ことを特徴とする固定子製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、泡接着平角線、固定子および固定子製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
回転電機の固定子では、固定子巻線用として断面がほぼ矩形の平角導体が多く用いられている。平角導体は、通常、その外表面がエナメル層で被覆されている。
【0003】
平角導体を用いて巻線した場合、耐振動性を確保する、すなわち、平角導体同士あるいは平角導体と固定子鉄心との間の相対的な位置の変動を防止する必要がある。
【0004】
このため、固定子巻線をワニスで固着する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-34889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
固定子巻線をワニスで固着するにあたって、スロット内の固定子巻線の場合と、コイルエンドの固定子巻線の場合とでは、ワニスの浸透、固着にバラツキがあり、信頼性が低下する可能性があった。また、ワニス工程での条件の管理、ワニス工程の存在による必要時間等が、製造性を低下させていた。
【0007】
本発明の目的は、巻線を安定して固着させ、耐振動性に対する信頼性を上げる発泡接着平角線、固定子および固定子製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態に係る発泡接着平角線は、断面がほぼ矩形の平角導体と、前記平角導体の外表面に設けられたエナメル層と、前記エナメル層の外表面に設けられて所定の温度以上で発泡可能かつ接着可能な発泡接着層と、を具備することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る発泡接着平角線を示す部分横断面図である。
第1の実施形態に係る固定子の固定子巻線を示す部分横断面図である。
第1の実施形態に係る固定子の固定子巻線を示す図2のB-B断面を示す部分横断面図である。
第1の実施形態に係る固定子の固定子巻線を示す図2のC-C断面およびD-D断面を示す部分横断面図である。
第2の実施形態に係る発泡接着平角線を示す部分横断面図である。
第2の実施形態に係る発泡接着平角線の加熱発泡シートを示す部分縦断面図である。
第3の実施形態に係る固定子製造方法における平角線固定子内接続方法を説明する斜視図である。
第3の実施形態に係る固定子製造方法における平角線固定子内接続方法での開先を示す縦断面図である。
第3の実施形態に係る固定子製造方法の手順を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る泡接着平角線、固定子および固定子製造方法について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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