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公開番号2025015999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118973
出願日2023-07-21
発明の名称光学系および光学測定器
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G01N 21/21 20060101AFI20250124BHJP(測定;試験)
要約【解決手段】試料を透過した直線偏光の光を受光する反射型の第1の直線偏光子と、前記第1の直線偏光子の偏光方向を制御して、前記第1の直線偏光子が受光した直線偏光の光を透過させるか反射させるかを切り替える切替部と、を備え、前記第1の直線偏光子を透過した光が受光器に至るまでに前記試料を透過する回数と、前記第1の直線偏光子で反射した光が前記受光器に至るまでに前記試料を透過する回数とが異なる光学系が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
試料を透過した直線偏光の光を受光する反射型の第1の直線偏光子と、
前記第1の直線偏光子の偏光方向を制御して、前記第1の直線偏光子が受光した直線偏光の光を透過させるか反射させるかを切り替える切替部と、
を備え、
前記第1の直線偏光子を透過した光が受光器に至るまでに前記試料を透過する回数と、前記第1の直線偏光子で反射した光が前記受光器に至るまでに前記試料を透過する回数とが異なる光学系。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記試料を透過して入射する直線偏光の光を正反対の方向に反射してさらに前記試料に透過させ、前記第1の直線偏光子に入射させる反射部材をさらに備え、
前記反射部材は、当該反射部材に入射する光の偏光方向に対して、当該反射部材から出射する光の偏光方向を光軸方向と直交する少なくとも1つの方向に反転する、請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記反射部材は、入射光を2回反射して正反対の方向に出射する少なくとも1つのルーフミラーを有する、請求項2に記載の光学系。
【請求項4】
前記反射部材は、光路上に順に設けられた第1から第n(但しnは3以上の奇数)のn個のルーフミラーを備え、
前記n個のルーフミラーのうち第1から第(n-1)のルーフミラーそれぞれは、前記試料を透過した光を折り返して当該試料に透過させて光路上の次のルーフミラーに入射させ、
前記n個のルーフミラーのうち第nのルーフミラーは、出射した光を前記試料に透過させて、前記第1の直線偏光子に入射させる、請求項3に記載の光学系。
【請求項5】
前記第1の直線偏光子は、
前記試料を挟んで前記反射部材と対向して配置され、
光源から出射された光のうち、当該第1の直線偏光子の透過軸方向を偏光方向とする直線偏光の光を透過させ、前記試料を透過させて前記反射部材に入射させると共に、
当該反射部材で反射して前記試料を透過した光を受光する、請求項2に記載の光学系。
【請求項6】
前記第1の直線偏光子の透過軸および反射軸は互いに直交し、
前記反射部材は、当該反射部材に入射する光の偏光方向に対して、当該反射部材から出射する光の偏光方向を、光軸方向と直交する一方向に反転し、光軸方向および当該一方向に直交する基準軸方向で維持し、
前記切替部は、前記第1の直線偏光子を、向きを維持しつつ回転させて、前記透過軸を前記基準軸方向に直交する方向と、前記基準軸方向に対して±45度または±135度の何れかの角度をなす方向とに向ける、請求項5に記載の光学系。
【請求項7】
前記光源から出射された光の一部を透過して前記第1の直線偏光子に入射させるとともに、前記第1の直線偏光子から前記光源の側に向かう光の一部を前記受光器に向けて反射するハーフミラーと、
前記ハーフミラーと前記受光器との間の光路上に配置された第2の直線偏光子とを備え、
前記切替部は、前記第2の直線偏光子を、向きを維持しつつ回転させ、前記第2の直線偏光子の透過軸が前記基準軸方向に対してなす角度を、前記第1の直線偏光子の透過軸が前記基準軸方向に対してなす角度と一致させる、請求項6に記載の光学系。
【請求項8】
光源と前記反射部材との間の光路上に配置された第3の直線偏光子をさらに備える、請求項2に記載の光学系。
【請求項9】
前記光源から出射された光の一部を透過させて前記第3の直線偏光子に入射させるとともに、前記第3の直線偏光子から前記光源の側に向かう光の一部を前記受光器に向けて反射するハーフミラーをさらに備え、
前記第3の直線偏光子は、前記第1の直線偏光子により反射されて前記試料を透過し、前記反射部材でさらに反射されて前記試料を透過した直線偏光の光を透過する、請求項8に記載の光学系。
【請求項10】
前記ハーフミラーと前記受光器との間の光路上、かつ、前記第1の直線偏光子と前記受光器との間の光路上に配置された反射型の第4の直線偏光子をさらに備え、
前記反射部材は、当該反射部材に入射する光の偏光方向に対して、当該反射部材から出射する光の偏光方向を、光軸方向と直交する一方向に反転し、光軸方向および当該一方向に直交する基準軸方向で維持し、
前記第3の直線偏光子および前記第4の直線偏光子の透過軸は、前記基準軸方向に対して±90度以外の角度θをなし、
前記切替部は、前記第1の直線偏光子を、向きを維持しつつ回転させ、前記第1の直線偏光子の透過軸を、前記基準軸方向に対して角度(-θ)をなす方向と、前記基準軸方向に対して角度θをなす方向とに向ける、請求項9に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系および光学測定器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1~3には「光路長可変セル1は、透過部材20bを装入する保護部材20aに測定対象となる試料Mに基づく光路長に調節するための位置調節用雄ネジ部23が形成され、測定する試料Mに基づき保護部材20aを所定方向に移動させて位置調節を行うことで、最適な光路長に調節することができる。」(引用文献1の段落0032)等と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2009-180665号公報
[特許文献2] 特開平9-218149号公報
[特許文献3] 特開2005-91093号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、試料を透過した直線偏光の光を受光する反射型の第1の直線偏光子と、前記第1の直線偏光子の偏光方向を制御して、前記第1の直線偏光子が受光した直線偏光の光を透過させるか反射させるかを切り替える切替部と、を備え、前記第1の直線偏光子を透過した光が受光器に至るまでに前記試料を透過する回数と、前記第1の直線偏光子で反射した光が前記受光器に至るまでに前記試料を透過する回数とが異なる光学系が提供される。
【0004】
上記の光学系においては、前記試料を透過して入射する直線偏光の光を正反対の方向に反射してさらに前記試料に透過させ、前記第1の直線偏光子に入射させる反射部材をさらに備え、前記反射部材は、当該反射部材に入射する光の偏光方向に対して、当該反射部材から出射する光の偏光方向を光軸方向と直交する少なくとも1つの方向に反転してよい。
【0005】
上記の光学系においては、前記反射部材は、入射光を2回反射して正反対の方向に出射する少なくとも1つのルーフミラーを有してよい。
【0006】
上記の光学系においては、前記反射部材は、光路上に順に設けられた第1から第n(但しnは3以上の奇数)のn個のルーフミラーを備え、前記n個のルーフミラーのうち第1から第(n-1)のルーフミラーそれぞれは、前記試料を透過した光を折り返して当該試料に透過させて光路上の次のルーフミラーに入射させ、前記n個のルーフミラーのうち第nのルーフミラーは、出射した光を前記試料に透過させて、前記第1の直線偏光子に入射させてよい。
【0007】
前記反射部材を有する上記何れかの光学系においては、前記第1の直線偏光子は、前記試料を挟んで前記反射部材と対向して配置され、光源から出射された光のうち、当該第1の直線偏光子の透過軸方向を偏光方向とする直線偏光の光を透過させ、前記試料を透過させて前記反射部材に入射させると共に、当該反射部材で反射して前記試料を透過した光を受光してよい。
【0008】
上記の光学系においては、前記第1の直線偏光子の透過軸および反射軸は互いに直交し、前記反射部材は、当該反射部材に入射する光の偏光方向に対して、当該反射部材から出射する光の偏光方向を、光軸方向と直交する一方向に反転し、光軸方向および当該一方向に直交する基準軸方向で維持し、前記切替部は、前記第1の直線偏光子を、向きを維持しつつ回転させて、前記透過軸を前記基準軸方向に直交する方向と、前記基準軸方向に対して±45度または±135度の何れかの角度をなす方向とに向けてよい。
【0009】
上記の光学系においては、前記光源から出射された光の一部を透過して前記第1の直線偏光子に入射させるとともに、前記第1の直線偏光子から前記光源の側に向かう光の一部を前記受光器に向けて反射するハーフミラーと、前記ハーフミラーと前記受光器との間の光路上に配置された第2の直線偏光子とを備え、前記切替部は、前記第2の直線偏光子を、向きを維持しつつ回転させ、前記第2の直線偏光子の透過軸が前記基準軸方向に対してなす角度を、前記第1の直線偏光子の透過軸が前記基準軸方向に対してなす角度と一致させてよい。
【0010】
前記反射部材を有する上記何れかの光学系においては、光源と前記反射部材との間の光路上に配置された第3の直線偏光子をさらに備えてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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