特許ウォッチ

公開番号2025015940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023118864
出願日2023-07-21
発明の名称送風装置及びドライヤ
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人個人,個人
主分類A45D 20/12 20060101AFI20250124BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】騒音を抑制することができる送風装置及びドライヤを提供する。
【解決手段】ドライヤ1の備える送風装置2は、回転方向Rに並んだ複数の羽根11を有するインペラ10と、インペラ10を収容するハウジング30と、を備えている。複数の羽根11は、インペラ10の径方向に延在している。ハウジング30は、流体の流入口32と、流体の流出口33と、流入口32を覆うカバー20とを備えている。カバー20は、インペラ10の回転方向Rに延在する、湾曲した部分である、延在部21を複数備えている。複数の延在部21のうち、互いに隣接する2つの延在部21の間には開口22が形成されている。複数の延在部21とインペラ10との間にある流体の圧力は調整されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
回転方向に並んだ複数の羽根を有するインペラと、
前記インペラを収容するハウジングと、
を備え、
前記複数の羽根は、前記インペラの径方向に延在しており、
前記ハウジングは、流体の流入口と、流体の流出口と、前記流入口を覆うカバーを備え、
前記カバーは、前記インペラの回転方向に延在する湾曲した部分である延在部を複数備え、
前記複数の延在部のうち、互いに隣接する２つの延在部の間には開口が形成されており、
前記複数の延在部と前記インペラとの間にある流体の圧力は調整されている、
送風装置。
続きを表示（約 600 文字）【請求項２】
前記インペラの軸方向において、前記延在部の幅は、前記開口の幅より小さい、
請求項１に記載の送風装置。
【請求項３】
前記インペラの軸方向において、前記複数の延在部の幅は、前記複数の開口の幅より小さい、
請求項１に記載の送風装置。
【請求項４】
前記カバーは、前記インペラの軸方向に延在する他の延在部を１つ又は複数備えている、
請求項１から３のいずれかに記載の送風装置。
【請求項５】
前記ハウジングは、流体の通風路を備え、
前記流体の通風路は、前記インペラの回転方向において、前記流入口から前記流出口に向けて延在する、
請求項１から４のいずれかに記載の送風装置。
【請求項６】
モータと、前記モータと外部の装置を電気的に接続する配線と、を備え、
前記流入口と前記流出口との間にある前記ハウジングの部分は、屈曲した形状を備え、
前記配線が前記ハウジングの部分に収容されている、
請求項１から５のいずれかに記載の送風装置。
【請求項７】
請求項１から６のいずれかに記載の送風装置と、ハンドルとを備える、
ドライヤ。
【請求項８】
前記ハンドルの内部にモータが収容されている、
請求項７に記載のドライヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、送風装置及びドライヤに関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
送風装置は、ドライヤ等に用いられている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１６０９４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
送風装置には、従来から、騒音を発生しない構成が求められている。
【０００５】
そこで、本発明は、騒音を抑制することができる送風装置及びドライヤを提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様に係るドライヤは、回転方向に並んだ複数の羽根を有するインペラと、前記インペラを収容するハウジングと、を備え、前記複数の羽根は、前記インペラの径方向に延在しており、前記ハウジングは、流体の流入口と、流体の流出口と、前記流入口を覆うカバーを備え、前記カバーは、前記インペラの回転方向に延在する湾曲した部分である延在部を複数備えており、前記複数の延在部のうち、互いに隣接する２つの延在部の間には開口が形成されており、前記複数の延在部と前記インペラとの間にある流体の圧力は調整されている。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本発明の実施形態に係る送風装置を備える本発明の実施形態に係るドライヤの外観を概略的に示す斜視図である。
図１のドライヤの正面図である。
図１のドライヤの背面図である。
図１のドライヤの右側面図である。
図１のドライヤの左側面図である。
図１のドライヤの平面図である。
図１のドライヤの底面図である。
図１のドライヤにおける送風装置の軸線に直交する断面を示す断面図である。
軸線を含む平面による送風装置の断面を示す断面図である。
送風装置が備えるカバーの斜視図である。
送風装置が備えるカバーの斜視図である。
ドライヤの部分分解斜視図である。
ドライヤの部分分解斜視図である。
変形例に係るカバーを示す斜視図である。
変形例に係るカバーを備える送風装置の軸線に直交する断面を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図１は、本発明の実施形態に係る送風装置２を備える本発明の実施形態に係るドライヤ１の外観を概略的に示す斜視図である。図２～７は夫々、本発明の実施形態に係るドライヤ１の正面図、背面図、右側面図、左側面図、平面図及び底面図である。また、図８は、ドライヤ１における送風装置２の軸線ｘに直交する断面を示す断面図であり、図９は、軸線ｘを含む平面による送風装置２の断面を示す断面図である。なお、図面において、複数の部材については、その全てに符号は付されておらず、一部の符号は省略されている場合がある。ドライヤ１は、髪に対して用いられることが意図されたヘアドライヤである。本発明に係るドライヤは、ヘアドライヤに限られず、他の用途に用いられるドライヤも含む。また、本発明に係る送風装置の適用対象はドライヤに限られず、ヒータを備える空調機やヒータを備える送風機等の他の装置にも適用される。
【０００９】
図１～９に示されるように、ドライヤ１の備える送風装置２は、回転方向Ｒに並んだ複数の羽根１１を有するインペラ１０と、インペラ１０を収容するハウジング３０と、を備えている。複数の羽根１１は、インペラ１０の径方向に延在している。ハウジング３０は、流体の流入口３２と、流体の流出口３３と、流入口３２を覆うカバー２０とを備えている。カバー２０は、流入口３２の外縁に沿ってインペラ１０の回転方向Ｒに延在する、湾曲した部分である、延在部２１を複数備えている。複数の延在部のうち、互いに隣接する２つの延在部２１の間には開口２２が形成されている。複数の延在部２１とインペラ１０との間にある流体の圧力は調整されている。以下、ドライヤ１及び送風装置２について具体的に説明する。
【００１０】
図１，８に示されるように、インペラ１０は、軸線ｘを回転軸として回転可能になっている。インペラ１０は、例えば図８に示されるように、流体の吸引方向Ｆ１と、流体の吹出し方向Ｆ２とが交差するようになっている。また、インペラ１０は、回転軸方向（軸線ｘ方向）に長く延在している。つまり、インペラ１０の長手方向は、軸線ｘ方向となっている。インペラ１０は、上述したように、径方向に延びる複数の羽根１１を有しており、複数の羽根１１は、例えば図１，８，９に示されるように、軸線ｘに沿って長く延びている。また、インペラ１０において、複数の羽根１１は、例えば、軸線ｘ周りに並べられている。このようにして、複数の羽根１１の内部に、略円柱状に延びる空間Ｓが形成されており、インペラ１０は中空の形状を備えている。羽根１１の軸線ｘに直交する断面における形状は、例えば図８に示されるように、湾曲した形状（例えば円弧状）である。複数の羽根１１は、具体的には例えば、軸線ｘに平行に又は略平行に配置されており、また、軸線ｘ周りに所定の角度又は所定の間隔で配置されており、図示の例では等角度又は略等角度の間隔で配置されている。インペラ１０は、例えば、クロスフローファンである。
（【００１１】以降は省略されています）

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