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公開番号2025015507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024115086
出願日2024-07-18
発明の名称情報処理装置、方法、プログラム、およびシステム
出願人株式会社ライズシステム
代理人IAT弁理士法人
主分類G01C 13/00 20060101AFI20250123BHJP(測定;試験)
要約【課題】 海岸線に来る波の大きさ、波数などのデータをより正確に計測してデータとして管理する。
【解決手段】 砕波計測装置2は、カメラ1で撮られた水面に生じた白色のスープと暗い色の水面との境界のコントラストに着目して砕波を抽出する砕波抽出部33と、発生から消滅するまでの砕波から計測対象として計測対象砕波を選択し、計測対象砕波に基づいて波の状態を計測する砕波解析処理部34とを備え、計測に適切な砕波を選択して計測し、データを取得する。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
砕波の発生しうる水面領域を含む風景を撮像した映像から砕けて白い泡状になる領域であるスープと波面の境界を、砕波として抽出する砕波抽出部と、
発生して消滅するまでの前記砕波から、計測対象としての計測対象砕波を選択し、前記計測対象砕波に基づいて波の状態を計測する砕波解析処理部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1記載の情報処理装置において、
前記砕波抽出部は、前記スープと波面との境界を含む所定の矩形領域を前記砕波として抽出する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記砕波解析処理部は、
所定の範囲で直線状に並ぶ前記砕波の群を1つの波としての単位波に特定し、前記単位波ごとに、前記単位波に含まれる前記砕波の中から、前記計測対象砕波を選択する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項2記載の情報処理装置において、
前記砕波抽出部は、前記スープと波面との境界を含む所定の矩形領域を前記砕波として抽出し、
前記砕波解析処理部は、前記矩形領域の下辺が、所定の範囲で直線状に並ぶ前記砕波の群を1つの波としての単位波に特定し、前記単位波ごとに、前記単位波を構成する前記砕波の中から、前記計測対象砕波を選択する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記砕波解析処理部は、所定の範囲で、海岸線と平行に並ぶ前記砕波の群を1つの波としての単位波に特定し、前記単位波ごとに、前記単位波を構成する前記砕波の中から、前記計測対象砕波を選択する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記砕波解析処理部は、所定の範囲で、予め計測された波が広がる方向と平行に並ぶ前記砕波の群を1つの波としての単位波に特定し、前記単位波ごとに、前記単位波を構成する前記砕波の中から、前記計測対象砕波を選択する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
砕波抽出部が、砕波の発生しうる水面領域を含む風景を撮像した映像から砕けて白い泡状になる領域であるスープと波面の境界を、砕波として抽出し、
砕波解析処理部が、発生して消滅するまでの前記砕波から、計測対象としての計測対象砕波を選択し、前記計測対象砕波に基づいて波の状態を計測する
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
コンビュータに
砕波抽出部が、砕波の発生しうる水面領域を含む風景を撮像した映像から砕けて白い泡状になる領域であるスープと波面の境界を、砕波として抽出し、
砕波解析処理部が、発生して消滅するまでの前記砕波から、計測対象としての計測対象砕波を選択し、前記計測対象砕波に基づいて波の状態を計測する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
前記砕波の状態を表すテキストを作成する情報処理システムであって、
請求項1に記載の情報処理装置と、
テキスト作成装置と、
を備え、
前記テキスト作成装置は、
過去の前記砕波の計測結果、計測時の気象情報、および計測された前記砕波の状態を表すテキストを互いに紐づけた過去情報を作成する過去情報作成部と、
前記情報処理装置から、テキスト作成の対象となる前記砕波の前記計測結果を取得する計測結果取得部と、
前記計測結果取得部が取得した前記計測結果の計測時の前記気象情報を取得する気象情報取得部と、
前記過去情報作成部が作成した前記過去情報における過去の前記砕波の前記計測結果、計測時の前記気象情報、および計測された前記砕波の状態を表すテキストの相関と、前記計測結果取得部が取得した前記砕波の前記計測結果と、前記気象情報取得部が取得した前記気象情報に基づいて、前記情報処理装置が計測した前記砕波の状態を表すテキストを作成するテキスト作成部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、方法、プログラム、およびシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
波やうねりに関する観測データは不足している。特に砕波については顕著であり、例えば、サーフィンのようなマリンレジャーやマリンスポーツの愛好家は少なくないが、それらの活動拠点となる沿岸部の波浪情報や、砕波に関するデータは少なく、マリンレジャーやスポーツのための沿岸部の波浪情報やデータの提供が望まれている。
【0003】
出願人は、沿岸部や浅瀬で発生する砕波のデータベースの技術を提案している(特許文献1)。この特許文献1に記載された技術は、砕波の発生しうる海面領域を含む風景を撮像して映像データを解析し、映像データから海水面が波頭から砕けて白い泡状になる領域であるスープの輪郭を抽出し、スープの輪郭からスープの輪郭形状を数値化した砕波データを生成し、この砕波データを砕波データベースに記録する。データベースとする砕波データは、例えば波が盛り上がって崩れる寸前の頂点から水面までの高さである砕波の波高などである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第433610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、一つのうねり(波)が海岸線に波として到来するときに、複数の砕波が発生するが、すべての砕波が波の状態を適切に表すものではない。例えば、波高が高く、かつフェイスと称される波面の面積が大きい波がサーフィンの波として好ましいといえるが、そうでない砕波が同じ波に同時に生ずることがある。特に、風などの影響により、複数の砕波が生じることもある。したがって、同じ波に同時に複数の砕波が生じた場合は計測対象にふさわしい波を計測対象とすべきである。
【0006】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、砕波を利用して適切に波の状態を計測することができる情報処理装置、方法、プログラム、およびシステムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面の情報処理装置は、砕波の発生しうる水面領域を含む風景を撮像した映像から砕けて白い泡状になる領域であるスープと波面の境界を、砕波として抽出する砕波抽出部と、発生して消滅するまでの前記砕波から、計測対象としての計測対象砕波を選択し、前記計測対象砕波に基づいて波の状態を計測する砕波解析処理部とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他の側面の情報処理方法は、砕波抽出部が、砕波の発生しうる水面領域を含む風景を撮像した映像から砕けて白い泡状になる領域であるスープと波面の境界を、砕波として抽出し、砕波解析処理部が、発生して消滅するまでの前記砕波から、計測対象としての計測対象砕波を選択し、前記計測対象砕波に基づいて波の状態を計測することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の側面のプログラムは、コンビュータに砕波抽出部が、砕波の発生しうる水面領域を含む風景を撮像した映像から砕けて白い泡状になる領域であるスープと波面の境界を、砕波として抽出し、砕波解析処理部が、発生して消滅するまでの前記砕波から、計測対象としての計測対象砕波を選択し、計測対象砕波に基づいて波の状態を計測する処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、波の状態を計測することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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