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公開番号
2025015494
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024114659
出願日
2024-07-18
発明の名称
家禽動物を飼育するための飼育設備、並びに関連する家禽飼育小屋、家禽動物の飼育方法、及び使用
出願人
ビッグ・ダッチマン・インターナショナル・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
,
BIG DUTCHMAN INTERNATIONAL GMBH
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
31/07 20060101AFI20250123BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】家禽動物を飼育するための飼育設備を提供する。
【解決手段】当該飼育設備(2)は、産卵鶏に居住のための面を提供する床(4)、特にメッシュの床(4)を備える。床(4)の上方に取り外し可能に配置された、ひなを飼育するための少なくとも1つの居住のための表面部又は棚板部(8)、特にメッシュの床として形成された少なくとも1つの居住のための表面部又は棚板部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
産卵鶏に居住のための面を提供する床(4)、特にメッシュの床(4)と、
前記床(4)の上方に取り外し可能に配置された、ひなの飼育のための少なくとも1つの居住のための表面部又は棚板部(8)、特にメッシュの床として形成された前記少なくとも1つの居住のための表面部又は前記棚板部(8)と、
を備える、
家禽動物を飼育するための飼育設備(2)。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記床(4)は、水平(H)に対して傾斜角(α
1
)だけ傾斜し、
前記棚板部(8)は、前記床(4)の傾斜角よりも小さい傾斜角を有し、特に水平に配置されている、
請求項1に記載の飼育設備(2)。
【請求項3】
給餌容器(10)を有する給餌設備(6)を備え、
前記棚板部(8)は、前記給餌容器(10)に吊り下げられるか、又は前記給餌容器に取り付けられ、
特に、前記棚板部(8)には、前記給餌容器(10)と係り合うように構成されたフック(44)が設けられている、
請求項1又は2に記載の飼育設備(2)。
【請求項4】
前記床(4)及び前記棚板部(8)は、メッシュの床(4,8)として形成され、
前記棚板部(8)のメッシュの幅(M
E
)は、前記床(4)のメッシュの幅(M
B
)と異なる、
請求項1~3のいずれか1つに記載の飼育設備(2)。
【請求項5】
前記棚板部(8)は、前記床(4)のメッシュの幅よりも小さいメッシュの幅(M
E
)を有する、請求項4に記載の飼育設備(2)。
【請求項6】
前記棚板部(8)は、複数の部分、特に3つの部分によって形成されている、請求項1~5のいずれか1つに記載の飼育設備(2)。
【請求項7】
前記床(4)の急傾斜の端部(20)に隣り合って配置された進入トレイ(18)を備え、
前記床(4)と前記進入トレイ(18)との間に、卵が前記床(4)と前記進入トレイ(18)との間で転動可能な寸法にされた転動のための隙間(22)が形成され、
前記棚板部(8)は、取り付けられた状態において本質的に水平な領域(46)と、取り付けられた状態において本質的に垂直に延びる領域(42)とを有し、
前記本質的に垂直に延びる領域(42)は、少なくとも部分的に、特に完全に、転動のための隙間(22)を閉鎖している、
請求項1~6のいずれか1つに記載の飼育設備(2)。
【請求項8】
前記給餌設備(6)は、少なくとも1つの給水容器(24)及び/又は少なくとも1つの給餌容器(10)を有し、
前記給水容器(24)及び/又は前記給餌容器(10)は、前記床(4)及び前記棚板部(8)から利用可能であるように高さ調整可能に形成されている、
請求項1~7のいずれか1つに記載の飼育設備(2)。
【請求項9】
少なくとも1つの巣(28)及び/又は卵転動システム(30)と、
少なくとも1つの安全ゲート(32,40)と、
を備え、
前記少なくとも1つの安全ゲート(32,40)は、前記飼育設備(2)に取り外し可能に配置され、前記巣(28)及び/又は前記卵転動システム(30)を閉鎖するように構成されている、
請求項1~8のいずれか1つに記載の飼育設備(2)。
【請求項10】
高さ調整可能に形成された止まり木(34)を備える、請求項1~9のいずれか1つに記載の飼育設備(2)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、産卵鶏に居住のための面(dwelling surface)を提供する床、特にメッシュの床を家禽動物に提供するための飼育設備に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
このタイプの飼育設備は、例えば、欧州特許出願公開第3824726号明細書等の従来技術から知られている。当該飼育設備は、卵生産の目的のために産卵鶏の飼育に使用され、通常、メッシュの床を備える。メッシュの床は、例えば金網の床として、大きなメッシュの形態で形成され、傾斜していることも多い。メッシュの床の傾斜によって、システム卵は転がり落ちる。これにより、手で卵を収集することができる。
【0003】
このタイプの飼育設備においては、十分に成長した動物からよく届くように、給餌容器及び給水容器(feeding and drinking trough)を固定して設置することが知られている。このタイプの飼育設備は、ひなの飼育には適していない。床の傾斜は、よく使用される床のメッシュの幅と同様に、ひなには適していない。ひなが負傷する危険性も高い。ひなは、給餌容器及び給水容器に十分に口が届かない。
【0004】
ひな又は雌鶏を飼育するための飼育システムは、それぞれ、先行技術から更に知られている。従来技術の飼育システムは、ほぼ水平に配置された目の細かいメッシュの床を備え、ひな又は雌鶏の場合に、給水容器ライン及び給餌容器の高さを適応させることができる。
【0005】
従来技術から、産卵鶏用に設計された飼育システムにおいて、飼育と卵生産との間の分離が知られている。当該分離は、飼育と生産的な産卵鶏の飼育との間における再収容の必要性を伴う。この種の再収容は、複雑であり、動物の能力に悪影響を及ぼす可能性があり、更に、必要とされる輸送のために二酸化炭素が放出され得る。さらに、再収容では、輸送中の動物への配慮、動物を捕まえて積み込む必要性に対する配慮、及び動物を慣れない環境におくことへの配慮がしばしば欠けている。慣れない環境においては、温度変化があり、グループの組成や序列が新しくなり、日々の日課が変更され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、従来技術において直面した欠点を可能な限り克服することにある。特に、再収容の過程によって引き起こされるストレスが低減され、動物の福祉及び能力が維持され、全体としての輸送コストが削減された、家禽動物を飼育するための飼育設備が規定される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
飼育設備に関して、本発明は、床の上方に取り外し可能に配置された、ひなを飼育するための少なくとも1つの居住のための表面部又は棚板部(Einlegeboden)を備えることにより、上述の課題を解決する。居住のための表面部及び/又は棚板部は、特にメッシュの床として形成されている。
【0008】
本発明は、床の上方に取り外し可能に配置された、ひなを飼育するための棚板部を使用することにより、棚板部の取り外し後に、産卵鶏の作業に同じ飼育設備を使用するために、生後1日のひなを産卵期の開始まで飼育設備内で飼育することができるという知見を利用している。換言すれば、本発明は、産卵鶏の飼育に最適化された飼育設備を一時的に構成するという思想に基づく。当該飼育設備を一時的に構成することは、後の産卵作業を不利にすることなく、棚板部によって、飼育設備をひなの飼育にも適するように構成することである。棚板部は、産卵作業のために取り外される。
【0009】
これにより、飼育と産卵鶏の作業との間での再収容が不要となる。このようにして、動物の福祉が向上し、再収容に関連するストレスによって起こり得る能力の低下が回避され、全体としての輸送コスト、並びに二酸化炭素及びカーボン・フットプリントが削減される。
【0010】
動物の福祉の向上に加え、卵生産者は、比較的小さな変更によって、飼育設備を生後1日のひなの飼育にも使用することが可能になる。これにより、ひなの飼育の開始が簡素化される。動物の福祉の向上によって、生産された卵の販売が更に促進される。
(【0011】以降は省略されています)
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