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公開番号
2025013999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024188876,2021557834
出願日
2024-10-28,2020-03-26
発明の名称
反転可能なレンズ及び設計方法
出願人
ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド
,
Johnson & Johnson Vision Care, Inc.
代理人
個人
主分類
G02C
7/04 20060101AFI20250121BHJP(光学)
要約
【課題】正規の配向又は裏返しの配向のいずれかで着用者の眼に適合させるためのソフトコンタクトレンズを提供する。
【解決手段】眼用レンズが、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを備える本体を備えてもよく、本体は、直径、ベースカーブ、周辺厚さ、及び中心厚さを有し、直径、ベースカーブ、周辺厚さ、又は中心厚さのうちの1つ以上は、第1の表面のうちの少なくとも一部分が着用者の眼に当接する本体の第1の配向と、第2の表面のうちの少なくとも一部分が着用者の眼に当接する本体の第2の配向と、を比較すると、dsagが1.3%未満となるように構成される。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
着用者の眼に装着するコンタクトレンズであって、
第1の表面と、前記第1の表面の反対側の第2の表面と、を備える本体であって、直径、ベースカーブ、周辺厚さ、中心厚さ、及び前記着用者の前記眼に装着されたときに矯正された視力を提供するための所定の球面度数を有する本体を備え、
前記直径、前記ベースカーブ、前記周辺厚さ、又は前記中心厚さのうちの1つ以上は、前記第1の表面のうちの少なくとも一部分が前記着用者の前記眼に当接する前記本体の第1の配向と、前記第2の表面のうちの少なくとも一部分が前記着用者の前記眼に当接する前記本体の第2の配向と、を比較すると、dsagが1.3%未満となるように構成され、
前記コンタクトレンズが、前記第1の表面又は前記第2の表面のどちらが前記着用者の前記眼に接しているときであっても、前記コンタクトレンズの幾何学的形状が同等となって度数プロファイル間の差異が消失して、前記矯正された視力を提供するように、反転可能であるように適合された、コンタクトレンズ。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記直径、前記ベースカーブ、前記周辺厚さ、又は前記中心厚さのうちの1つ以上は、前記第1の表面のうちの少なくとも一部分が前記着用者の前記眼に当接する前記本体の第1の配向と、前記第2の表面のうちの少なくとも一部分が前記着用者の前記眼に当接する前記本体の第2の配向と、を比較すると、dsagが1.2%未満、1.1%未満、または1.0%未満の少なくともいずれかとなるように構成されている、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項3】
前記本体は、ANSI Z80.20に従って測定されるとき、150kPa~1000kPa、270kPa~1000kPa、420kPa~1000kPaの少なくともいずれかの弾性率を呈する、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項4】
前記本体の前記直径は13.8mm~15mm、14.3mm~14.8mmの少なくともいずれかである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項5】
前記本体の前記ベースカーブは8mm~8.6mm、8mm~8.3mm、8mm~8.1mmの少なくともいずれかである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項6】
前記本体の前記中心厚さは0.06mm~0.2mm、0.1mm~0.2mmの少なくともいずれかである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項7】
着用者の眼に装着するコンタクトレンズであって、
第1の表面と、前記第1の表面と反対側の第2の表面とを備える本体であって、直径、ベースカーブ、厚さプロファイル、縁部プロファイル、及び前記着用者の前記眼に装着されたときに矯正された視力を提供する所定の球面度数を有する本体を備え、
前記縁部プロファイル、及び前記直径、前記ベースカーブ、又は前記厚さプロファイルのうちの1つ以上は、前記第2の表面のうちの少なくとも一部分が前記着用者の前記眼に当接する反転配向に前記コンタクトレンズがあるときに、縁部頂点から前記眼の最も近い表面まで測定される頂点高さが0.020mm以下となるように構成され、
前記コンタクトレンズが、前記第1の表面又は前記第2の表面のどちらが前記着用者の前記眼に接しているときであっても、前記コンタクトレンズの幾何学的形状が同等となって度数プロファイル間の差異が消失して、前記矯正された視力を提供するように、反転可能であるように適合された、コンタクトレンズ。
【請求項8】
前記縁部プロファイル、及び前記直径、前記ベースカーブ、又は前記厚さプロファイルのうちの1つ以上は、前記第1の表面のうちの少なくとも一部分が前記着用者の前記眼に当接する前記本体の第1の配向と、前記第2の表面のうちの少なくとも一部分が前記着用者の前記眼に当接する前記本体の第2の配向と、を比較すると、dsagが1.2%未満、1.1%未満、または1.0%未満の少なくともいずれかとなるように構成されている、請求項7に記載のコンタクトレンズ。
【請求項9】
前記本体は、ANSI Z80.20に従って測定されるとき、150kPa~1000kPa、270kPa~1000kPa、420kPa~1000kPaの少なくともいずれかの弾性率を呈する、請求項7に記載のコンタクトレンズ。
【請求項10】
前記本体の前記直径は13.8mm~15mm、14.3mm~14.8mmの少なくともいずれか、である、請求項7に記載のコンタクトレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ソフトコンタクトレンズを含む着用可能なレンズなどの眼用デバイスに関するものであり、より具体的には、反転可能な眼用デバイス及び反転可能な眼用デバイスを設計するための方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
現在のコンタクトレンズ設計は、1つの配向に適合することが意図されており、したがって、基本配向(例えば、眼と接触するための規定の内側表面を有する)と裏返し配向との間の不同性は、眼への挿入/配置中の正しい配向と不正な配向との間の混乱を防止するために最大化されている。したがって、レンズが裏返しに挿入されると、レンズのフィット性、視力、及び快適性が悪影響を受ける。
【0003】
欧州特許第1364248B1号は、正規の配向又は裏返しの配向のいずれかで着用者の眼に適合させるためのソフトコンタクトレンズについて記載したものであり、ここで、当該正規の配向では、前方凸状表面と後方凹状表面とが設けられ、また当該裏返しの配向では、当該正規の前方凸状表面は、後方凹状表面に変換され、当該正規の後方凹状表面は凸状前方表面に変換される。欧州特許第1364248B1号によれば、当該変換はレンズの屈曲によってもたらされ、当該レンズの屈曲は、結果として当該第1の表面及び第2の表面のいずれかの表面輪郭への調節を生じる少なくとも1つのフォーメーションによって対処される。欧州特許第1364248B1号によれば、「裏返し」になることに対する自然抵抗性、及びその結果として生じる抽象的でかつ制御されない曲率変化は、レンズ内に配置される緩和エリアによって低減又は削除され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、改善が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、反転可能な眼用レンズ、並びに、例えばインシリコ性能分析及びプロトタイピングによって、そのような眼用レンズを設計及び最適化するための方法に関する。一例として、レンズの周辺領域は、基本配向と裏返し配向との間におけるベースカーブ及び直径の不同性が最小化されるように設計され得る。この不同性に対する周辺厚さの影響は、レンズ直径、ベースカーブ、及び中心厚さに依存するが、これらは、最良の性能を得るために周辺厚さと共に最適化されなければならない。レンズのベースカーブ及び直径が基本配向と裏返し配向との間で同等である場合、眼上のフィット性及び視力性能も同等であると予想される。
【0006】
レンズのベースカーブ及び直径は、反転時のフィット性の要因を決定するものとして識別され得る。本開示によれば、レンズのベースカーブ及び直径のうちの1つ以上は、基本配向と裏返し配向との間に構成され得る。したがって、レンズの周辺領域は、基本配向と裏返し配向との間における直径又は垂れ下がりの偏差(dDiam又はdSag)が最小化されるように設計されてもよい。更に、周辺厚さの影響は、レンズの直径、ベースカーブ、及び中心厚さに依存し得る。レンズの直径、ベースカーブ、及び中心厚さのうちの1つ以上は、最良の性能が得られるように最適化されてもよい。
【0007】
反転され得るレンズ設計における印刷は、交換可能な(例えば、可逆的な)美容的外観を眼上にもたらし得る。この効果は、色、パターン、又はエフェクトのうちの1つ以上の変化を含んでもよい。結果として得られる交換可能な美容的外観は、印刷順序、デザイン/パターン、色、パターン配置、及び不透明性レベルなどに基づいてカスタマイズされてもよい。
【0008】
眼用レンズが、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを備える本体を備えてもよく、本体は、直径、ベースカーブ、周辺厚さ、及び中心厚さを有し、直径、ベースカーブ、周辺厚さ、又は中心厚さのうちの1つ以上は、第1の表面のうちの少なくとも一部分が着用者の眼に当接する本体の第1の配向と、第2の表面のうちの少なくとも一部分が着用者の眼に当接する本体の第2の配向と、を比較すると、dsagが1.3%未満となるように構成される。
【0009】
眼用レンズが、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを備える本体を備えてもよく、本体は、直径、ベースカーブ、厚さプロファイル、及び縁部プロファイルを有し、縁部プロファイルと、直径、ベースカーブ、又は厚さプロファイルのうちの1つ以上は、第2の表面のうちの少なくとも一部分が着用者の眼に当接する反転配向にレンズがあるときに、縁部頂点から眼の最も近い表面まで測定される頂点高さが0.020mm以下となるように構成される。
【0010】
眼用レンズを作製するための方法が開示される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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