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公開番号
2025013027
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116287
出願日
2023-07-14
発明の名称
水中探知装置、水中探知方法およびプログラム
出願人
古野電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01S
15/96 20060101AFI20250117BHJP(測定;試験)
要約
【課題】魚の漁獲量を円滑かつ適正に推定することが可能な水中探知装置、水中探知方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】水中探知装置10は、複数の超音波振動子から出力される電気信号に基づいて魚量指標を算出する魚量指標計算部11cと、魚量指標に関する情報を含む表示画像を生成する画像生成部11bと、魚量指標を補正するための補正値の入力を受け付ける補正値受付処理部11dと、を備える。魚量指標計算部11cは、入力された補正値に基づいて、魚量指標の算出式を補正する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の超音波振動子から出力される電気信号に基づいて魚量指標を算出する魚量指標計算部と、
前記魚量指標に関する情報を含む表示画像を生成する画像生成部と、
前記魚量指標を補正するための補正値の入力を受け付ける補正値受付処理部と、を備え、
前記魚量指標計算部は、前記補正値に基づいて、前記魚量指標の算出式を補正する、
ことを特徴とする水中探知装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の水中探知装置において、
前記算出式は、魚量補正係数を含み、
前記補正値は、補正倍率であり、
前記魚量指標計算部は、前記魚量補正係数に前記補正倍率を乗じた値を新たな前記魚量補正係数として、前記魚量指標を算出する、
ことを特徴とする水中探知装置。
【請求項3】
請求項2に記載の水中探知装置において、
前記算出式は、捕獲対象の一尾あたりの魚の重量およびターゲットストレングスと、送信波の強度および送受波器の受信感度とを含む第1の数式と、これらを含まない第2の数式とからなる原型の算出式に対して、前記第1の数式を、前記第1の数式の概数と前記魚量補正係数とからなる数式に置き換えたものである、
ことを特徴とする水中探知装置。
【請求項4】
請求項1に記載の水中探知装置において、
前記表示画像は、前記魚量指標計算部により算出された現在の前記魚量指標の値を含む、
ことを特徴とする水中探知装置。
【請求項5】
請求項1に記載の水中探知装置において、
前記表示画像は、前記魚量指標計算部により算出された前記魚量指標の時系列のグラフを含む、
ことを特徴とする水中探知装置。
【請求項6】
請求項1に記載の水中探知装置において、
前記表示画像は、自船の航跡上に並ぶ複数の位置に、その位置の魚量指標の値を示す情報を付記した画像を含む、
ことを特徴とする水中探知装置。
【請求項7】
請求項1に記載の水中探知装置において、
探索範囲のうち前記魚量指標の算出対象とされる対象領域の指定を受け付ける対象領域受付処理部をさらに備え、
前記魚量指標計算部は、指定された前記対象領域に対する前記魚量指標を算出する、
ことを特徴とする水中探知装置。
【請求項8】
水中探知装置が実行する水中探知方法であって、
複数の超音波振動子から出力される電気信号に基づいて魚量指標を算出するステップと、
前記魚量指標に関する情報を含む表示画像を生成するステップと、
前記魚量指標を補正するための補正値の入力を受け付けるステップと、を含み、
前記魚量指標を算出するステップは、前記補正値に基づいて、前記魚量指標の算出式を補正する、
ことを特徴とする水中探知方法。
【請求項9】
水中探知装置のコンピュータに、
複数の超音波振動子から出力される電気信号に基づいて魚量指標を算出する機能と、
前記魚量指標に関する情報を含む表示画像を生成する機能と、
前記魚量指標を補正するための補正値の入力を受け付ける機能と、を実行させ、
前記魚量指標を算出する機能は、前記補正値に基づいて、前記魚量指標の算出式を補正する機能を含む、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中の物標を探知する水中探知装置、水中の物標を探知するための水中探知方法、および水中の物標を探知する機能をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水中の物標を探知する水中探知装置が知られている。この種の水中探知装置は、水中に超音波を送波して、その反射波を受波し、水中の各位置からのエコー強度を算出して、エコー強度の3次元分布(エコー画像)を画面に表示させる。
【0003】
たとえば、水中探知装置は、複数の超音波振動子を有する送受波器から、円錐面に沿った傘状の送信波を送波し、その反射波を送受波器で受波する。反射波の受波により送受波器の各超音波振動子から出力される電気信号から、ビームフォーミングによって、円錐面上に周方向に並ぶ複数の受信ビームが構成され、受信ビームごとに受信信号が生成される。こうして生成された受信信号から、受信ビームの走査範囲に応じたエコー画像が生成され表示される。
【0004】
以下の特許文献1には、ビーム幅が異なる複数種類の送信波を送波してエコー画像を生成する水中探知システムが記載されている。この水中探知システムでは、ビーム幅が異なる送信波ごとに受信信号が生成され、生成された受信信号ごとにエコー画像が生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許6722521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
熟練した漁業者は、エコー画像を参照することで、魚の漁獲量を推定できる。しかし、経験の浅い漁業者にとっては、この推定を適正に行うのが困難である。また、熟練した漁業者にとっても、操舵中にこの推定を集中して行い続けることは難しい。このような問題は、水中探知装置に、さらに、探知範囲に存在する魚の総重量等を推定して表示させる機能を追加することで解消される。
【0007】
この推定のための算出式には、一般に、水中探知装置の送波および受波に関するパラメータや、単体魚のターゲットストレングス等のパラメータが含まれ得る。しかし、通常、漁業者がこれらのパラメータを把握することは難しい。また、単体魚のターゲットストレングスは、魚種によって相違し、海域や季節によっても変わり得る。従って、これらのパラメータを漁業者が適宜、水中探知装置に入力して、漁獲量を適正に推定させることは困難である。
【0008】
かかる課題に鑑み、本発明は、魚の漁獲量を円滑かつ適正に推定することが可能な水中探知装置、水中探知方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様は水中探知装置に関する。この態様に係る水中探知装置は、複数の超音波振動子から出力される電気信号に基づいて魚量指標を算出する魚量指標計算部と、前記魚量指標に関する情報を含む表示画像を生成する画像生成部と、前記魚量指標を補正するための補正値の入力を受け付ける補正値受付処理部と、を備え、前記魚量指標計算部は、前記補正値に基づいて、前記魚量指標の算出式を補正する。
【0010】
本態様に係る水中探知装置によれば、漁業者等のユーザから入力された補正値に基づいて、魚量指標の算出式が補正される。一般に、ユーザは、自身が捕獲した魚量(たとえばトン数)を容易に概算できるため、表示された魚量指標を実際の魚量に補正するための補正値を円滑かつ適正に入力できる。このため、魚量指標の算出式は、入力された補正値に基づいて、実際の捕獲量に近づくように補正され得る。よって、この補正処理により、魚の漁獲量を円滑かつ適正に推定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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