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公開番号2025011931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114359
出願日2023-07-12
発明の名称測位装置、測位方法、および、測位プログラム
出願人古野電気株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類G01S 19/30 20100101AFI20250117BHJP(測定;試験)
要約【課題】GNSS信号の捕捉をより精度良く行い、所望数のGNSS信号をより確実に捕捉する。
【解決手段】
測位装置10は、コード生成部61、相関器62、第1判定部631、第2判定部632、および、追尾対象決定部633を備える。コード生成部61は、測位信号のレプリカコードを生成する。相関器62は、受信した測位信号とレプリカコードとの相関値を算出する。第1判定部631は、相関値を用いて、受信した測位信号の捕捉をコード毎に判定する。第2判定部632は、第1判定部631で捕捉として判定されなかったコードに対して、過去の学習結果に基づくサーチエンジンを用いて、相関値を入力として前捕捉を判定する。追尾対象決定部633は、第1判定部631で捕捉と判定した測位信号と、第2判定部632で捕捉と判定した測位信号の情報を追尾処理に引き継ぐ。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
測位信号のレプリカコードを生成するコード生成部と、
受信した測位信号とレプリカコードとの相関値を算出する相関器と、
前記相関値を用いて、前記受信した測位信号の捕捉をコード毎に判定する第1判定部と、
前記第1判定部で前記捕捉として判定されなかったコードに対して、過去の学習結果に基づくサーチエンジンを用いて、前記相関値を入力として前記捕捉を判定する第2判定部と、
前記第1判定部で捕捉と判定した測位信号と、前記第2判定部で捕捉と判定した測位信号の情報を追尾処理に引き継ぐ追尾対象決定部と、
を備える、測位装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の測位装置であって、
前記第1判定部は、
前記受信した測位信号のCNに対する前記捕捉の判断用の第1閾値と、前記第1閾値よりも高い第2閾値とを記憶しており、
前記CNが前記第1閾値以上で前記第2閾値未満の測位信号を、前記捕捉として判定せず、
前記CNが前記第1閾値以上で前記第2閾値未満の測位信号の相関値を前記第2判定部に与える、
測位装置。
【請求項3】
請求項1に記載の測位装置であって、
前記第1判定部の判定基準は、前記第2判定部を用いない構成よりも低い、
測位装置。
【請求項4】
請求項1に記載の測位装置であって、
前記捕捉として判定された測位信号の情報を用いて追尾および測位処理を行う測位演算部を備える、
測位装置。
【請求項5】
測位信号のレプリカコードを生成し、
受信した測位信号とレプリカコードとの相関値を算出し、
前記相関値を用いて、前記受信した測位信号の捕捉をコード毎に第1判定し、
前記第1判定で前記捕捉として判定されなかったコードに対して、過去の学習結果に基づくサーチエンジンを用いて、前記相関値を入力として前記捕捉を第2判定し、
前記第1判定で捕捉と判定した測位信号と、前記第2判定で捕捉と判定した測位信号の情報を追尾処理に引き継ぐ、
測位方法。
【請求項6】
測位信号のレプリカコードを生成し、
受信した測位信号とレプリカコードとの相関値を算出し、
前記相関値を用いて、前記受信した測位信号の捕捉をコード毎に第1判定し、
前記第1判定で前記捕捉として判定されなかったコードに対して、過去の学習結果に基づくサーチエンジンを用いて、前記相関値を入力として前記捕捉を第2判定し、
前記第1判定で捕捉と判定した測位信号と、前記第2判定で捕捉と判定した測位信号の情報を追尾処理に引き継ぐ、
処理を演算処理装置に実行させる測位プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測位信号の捕捉技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、測位装置、測位方法が記載されている。特許文献1のように、測位装置は、測位信号を捕捉した後に、捕捉した測位信号を追尾して、測位を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許第114236577号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の測位装置や測位方法では、GNSS信号(測位用のコード)とノイズとのレベル差が小さい場合に、GNSS信号の捕捉を精度良く行えない、捕捉できたGNSS信号数が少ない等の問題が発生する。
【0005】
したがって、本発明の目的は、GNSS信号の捕捉をより精度良く行い、所望数のGNSS信号をより確実に捕捉することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の測位装置は、コード生成部、相関器、第1判定部、第2判定部、および、追尾対象決定部を備える。コード生成部は、測位信号のレプリカコードを生成する。相関器は、受信した測位信号とレプリカコードとの相関値を算出する。第1判定部は、相関値を用いて、受信した測位信号の捕捉をコード毎に判定する。第2判定部は、第1判定部で捕捉として判定されなかったコードに対して、過去の学習結果に基づくサーチエンジンを用いて、相関値を入力として捕捉を判定する。追尾対象決定部は、第1判定部で捕捉と判定した測位信号と、第2判定部で捕捉と判定した測位信号の情報を追尾処理に引き継ぐ。
【0007】
この構成では、相関値を用いて捕捉の判定を行い、さらに、AI学習の結果に基づくサーチエンジンを用いて捕捉の判定を行う。これにより、測位装置は、測位信号(GNSS信号)の捕捉をより精度良く行うことができ、所望数の測位信号をより確実に捕捉できる。
【0008】
また、この発明の測位装置では、第1判定部は、受信した測位信号のCNに対する捕捉の判断用の第1閾値と、第1閾値よりも高い第2閾値とを記憶している。第1判定部は、CNが第1閾値以上で第2閾値未満の測位信号を捕捉として判定しない。第1判定部は、CNが第1閾値以上で第2閾値未満の測位信号の相関値を第2判定部に与える。
【0009】
この構成では、第1判定における誤判定の可能性が高い測位信号に対して、第2判定を行うことができる。これにより、測位装置は、捕捉の精度をさらに向上できる。
【0010】
また、この発明の測位装置では、第1判定部の判定基準は、第2判定部を用いない構成よりも低い。この構成では、捕捉の精度の低下を抑制しながら、第1判定で捕捉可能な測位信号数を増やすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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