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公開番号
2025012737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115805
出願日
2023-07-14
発明の名称
圧送管ユニット、打設方法、及び打設システム
出願人
テクノプロ株式会社
,
岐阜工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
E21D
11/10 20060101AFI20250117BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】シンプルな装置でコンクリートの打設を行う。
【解決手段】スライドセントルの内側に設けられる圧送管ユニットであって、前記スライドセントルの内周に沿って互いに接続される複数の圧送管を含み、前記複数の圧送管は、少なくとも1つの分岐管を含む。前記分岐管は、コンクリートを前記スライドセントルの内周方向へ流動させる主管部と、前記主管部から分岐し前記スライドセントルのコンクリート打設口へ前記コンクリートを流動させる枝管部と、前記主管部と前記枝管部との分岐部分において前記コンクリートの流動方向を前記主管部側又は前記枝管部側のいずれかに切り替えるための切り替え部材と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スライドセントルの内側に設けられる圧送管ユニットであって、
前記スライドセントルの内周に沿って互いに接続される複数の圧送管を含み、
前記複数の圧送管は、少なくとも1つの分岐管を含み、
前記分岐管は、コンクリートを前記スライドセントルの内周方向へ流動させる主管部と、前記主管部から分岐し前記スライドセントルのコンクリート打設口へ前記コンクリートを流動させる枝管部と、前記主管部と前記枝管部との分岐部分において前記コンクリートの流動方向を前記主管部側又は前記枝管部側のいずれかに切り替えるための切り替え部材と、を含む、
圧送管ユニット。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記主管部は、前記分岐部分より上流側の第1主管部と、前記分岐部分よりも下流側の第2主管部とを含み、
前記第2主管部は、前記第1主管部に接続され、前記第1主管部から取り外し可能に構成されている、請求項1に記載の圧送管ユニット。
【請求項3】
前記複数の圧送管は、
前記複数の圧送管の間を接続し、折り曲げ自在に構成された自在配管を更に含む、請求項1に記載の圧送管ユニット。
【請求項4】
前記主管部の前記分岐部分より下流の部分は、前記枝管部より前記スライドセントルの径方向内側にあり、
前記切り替え部材は、前記枝管部側の前記コンクリートの流れを阻止しないが、前記主管部側の前記コンクリートの流れを阻止又は案内のいずれかに切り替える、請求項1に記載の圧送管ユニット。
【請求項5】
前記少なくとも1つの分岐管は、前記スライドセントルの天井部分に配置される天井用分岐管を含み、
前記天井用分岐管の前記枝管部は、前記枝管部の前記コンクリートの流れを阻止又は案内のいずれかに切り替える開閉部材を更に含む、請求項1に記載の圧送管ユニット。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の圧送管ユニットを用いたコンクリートの打設方法であって、
下記に定義する第1分岐管の切り替え部材を枝管部側へ切り替え、下記に定義する第2分岐管の切り替え部材を主管部側へ切り替えた状態で、下記に定義する第1打設口にから前記コンクリートを打設するステップと、
前記第1打設口の高さまで前記コンクリートが打設された場合に、前記第2分岐管の切り替え部材を枝管部側へ切り替えた状態で、下記に定義する第2打設口から前記コンクリートを打設するステップと、
を含む、打設方法。
第1打設口:第2打設口より低い位置にあるコンクリート打設口
第2打設口:第1打設口より高い位置にあるコンクリート打設口
第1分岐管:枝幹部が第1打設口に挿入される分岐管
第2分岐管:枝幹部が第2打設口に挿入される分岐管
【請求項7】
スライドセントルと、
前記スライドセントルの内側に設けられる圧送管ユニットと、が設けられたコンクリートの打設システムであって、
前記圧送管ユニットは、
前記スライドセントルの内周に沿って互いに接続される複数の圧送管を含み、
前記複数の圧送管は、少なくとも1つの分岐管を含み、
前記分岐管は、コンクリートを前記スライドセントルの内周方向へ流動させる主管部と、前記主管部から分岐し前記スライドセントルのコンクリート打設口へ前記コンクリートを流動させる枝管部と、前記主管部と前記枝管部との分岐部分において前記コンクリートの流動方向を前記主管部側又は前記枝管側のいずれかに切り替えるための切り替え部材と、を含む、
打設システム。
【請求項8】
前記スライドセントルのトンネル坑口側の天井部分へコンクリートを流動させるための天井圧送管ユニットを更に備え、
天井用分岐管を含む前記天井圧送管ユニットは、前記圧送管ユニットの上流側に接続され、
前記天井用分岐管は、コンクリートを前記圧送管ユニットへ流動させる主管部と、前記主管部から分岐し下記に定義する坑口側天井打設口へ前記コンクリートを流動させる枝管部と、前記主管部と前記枝管部との分岐部分において前記コンクリートの流動方向を前記主管部側又は前記枝管側のいずれかに切り替えるための切り替え部材と、を含む、
請求項7に記載の打設システム。
坑口側天井打設口:前記スライドセントルにおいてトンネル坑口側の天井部分にあるコンクリート打設口
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は圧送管ユニット、打設方法、及び打設システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
トンネルの内面にコンクリートで覆工するには、トンネル縦断方向(前後方向)に移動可能なスライドセントル(移動式セントル)をトンネル内に進入させ、このスライドセントルに設けられたアーチ状の型枠とトンネル内周面との間にコンクリートの打設空間を形成し、コンクリートポンプによって圧送されたコンクリートを打設空間に流し込む方法が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-179985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載のトンネル覆工装置は、トンネルの内壁面との間に間隔を形成するように配置され、かつ、複数の開口を備えたセントルと、当該間隔に打設されるコンクリートを打設位置まで圧送する圧送管を備えている。圧送管は打設されたコンクリートの上面が上昇するに応じて打設高さを変更するために配管切替打込システム、マニピュレータ式打込システム、及び固定式打込システムの内少なくとも2つのシステムを備える。かかるシステムは大掛かりなシステムとなる。このため、よりシンプルな装置が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の圧送管ユニットは、スライドセントルの内側に設けられる圧送管ユニットであって、前記スライドセントルの内周に沿って互いに接続される複数の圧送管を含み、前記複数の圧送管は、少なくとも1つの分岐管を含み、前記分岐管は、コンクリートを前記スライドセントルの内周方向へ流動させる主管部と、前記主管部から分岐し前記スライドセントルのコンクリート打設口へ前記コンクリートを流動させる枝管部と、前記主管部と前記枝管部との分岐部分において前記コンクリートの流動方向を前記主管部側又は前記枝管部側のいずれかに切り替えるための切り替え部材と、を含む。
【0006】
本開示は、上記のような特徴的な構成を備える圧送管ユニットとして実現されるだけでなく、前記圧送管ユニットを用いたコンクリートの打設方法、スライドセントルと、前記圧送管ユニットとが設けられたコンクリートの打設システムとして実現することができる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、シンプルな装置でコンクリートの打設を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る打設システムの一例を示す正面図である。
実施形態1に係る打設システムの一例を示す側面図及び平面図である。
圧送管ユニットの概要の一例を示す概要図である。
天井用分岐管の枝管部分の一例を示す概要図である。
分岐管の概要の一例を示す概要図である。
実施形態1に係る打設方法の一例を示すフローチャートである。
実施形態2に係る打設システムの一例を示す側面図である。
実施形態2に係る打設方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
【0010】
(1) 本実施形態に係る圧送管ユニットは、スライドセントルの内側に設けられる圧送管ユニットであって、前記スライドセントルの内周に沿って互いに接続される複数の圧送管を含み、前記複数の圧送管は、少なくとも1つの分岐管を含み、前記分岐管は、コンクリートを前記スライドセントルの内周方向へ流動させる主管部と、前記主管部から分岐し前記スライドセントルのコンクリート打設口へ前記コンクリートを流動させる枝管部と、前記主管部と前記枝管部との分岐部分において前記コンクリートの流動方向を前記主管部側又は前記枝管部側のいずれかに切り替えるための切り替え部材と、を含む。これにより、シンプルな装置でコンクリートの打設を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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