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公開番号2025012269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114992
出願日2023-07-13
発明の名称建具枠体連結構造
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 1/60 20060101AFI20250117BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 簡素な構造でもって連結部材のがたつきを抑制する。
【解決手段】
建具の枠体10を、枠外側の建材20に連結するようにした建具枠体連結構造であって、枠体10と建材20のうち、その一方の部材に固定された基礎部材30と、この基礎部材30を他方の部材に連結する連結部材40とを備え、基礎部材30と連結部材40のうち、その一方の部材に、見込方向に対し傾斜する傾斜長孔31が設けられ、傾斜長孔31に挿入された止着具50が、他方の部材に止着されている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
建具の枠体を、枠外側の建材に連結するようにした建具枠体連結構造であって、
前記枠体と前記建材のうち、その一方の部材に固定された基礎部材と、この基礎部材を他方の部材に連結する連結部材とを備え、
前記基礎部材と前記連結部材のうち、その一方の部材に、見込方向に対し傾斜する傾斜長孔が設けられ、前記傾斜長孔に挿入された止着具が、他方の部材に止着されていることを特徴とする建具枠体連結構造。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記止着具は、後端側に回転操作可能な頭部を有し、前記一方の部材と前記他方の部材の間には、前記頭部を見込み方向の一方側から操作するための操作空間が確保されていることを特徴とする請求項1記載の建具枠体連結構造。
【請求項3】
前記基礎部材と前記建材のうちの一方に、他方の部材側へ突出した結合部を設けるとともに、他方には、前記結合部に対し見込み方向に位置するように被止着片部を設け、
前記結合部に、見込み方向へ移動不能であって回転操作可能に調整ネジを設け、前記調整ネジを前記他方に螺合したことを特徴とする請求項1記載の建具枠体連結構造。
【請求項4】
前記傾斜長孔が、前記基礎部材に設けられていることを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の建具枠体連結構造。
【請求項5】
前記基礎部材が、前記傾斜長孔の長手方向に沿う長尺状に形成されていることを特徴とする請求項4記載の建具枠体連結構造。
【請求項6】
前記基礎部材が、前記枠体の周方向に沿って複数設けられ、
隣接する二つの前記基礎部材のうち、その一方の基礎部材の前記傾斜長孔と、他方の基礎部材の前記傾斜長孔とが、互いに逆向きに傾斜していることを特徴とする請求項4記載の建具枠体連結構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具の枠体とこの枠体の周囲に間隔をあけて配設される建材とを連結するようにした建具枠体連結構造に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるように、間隔をあけて配設されるドア枠と壁側建材とを連結するようにした連結具がある。この連結具では、ドア枠に軸支される雄ねじ棒と、この雄ねじ棒を挿通した連結部材とを備え、雄ねじ棒を中心にして前記連結部材を回動させることで、この連結部材を壁側建材へ向け、この連結部材の先端部を結合具によって壁側建材側の部材に結合するようにしている。
また、他の従来技術として、特許文献2に記載される発明では、ドア枠に固定された基礎部材に、ベース部から突出する跨ぎ部を掛合し、この後、このベース部から延出された連結部を折り曲げて壁側建材に結合するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-7748号公報
特開2023-064814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前者従来技術では、作業性向上やコスト低減等の観点から、より簡素な構造が求められる。
また、後者従来技術では、連結部材のベース部における見込み方向両側の跨ぎ部を基礎部材に嵌め合わせるようにしているため、作業中等に連結部材ががたついてしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
建具の枠体を、枠外側の建材に連結するようにした建具枠体連結構造であって、前記枠体と前記建材のうち、その一方の部材に固定された基礎部材と、この基礎部材を他方の部材に連結する連結部材とを備え、前記基礎部材と前記連結部材のうち、その一方の部材に、見込方向に対し傾斜する傾斜長孔が設けられ、前記傾斜長孔に挿入された止着具が、他方の部材に止着されていることを特徴とする建具枠体連結構造。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上説明したように構成されているので、簡素な構造でもって連結部材のがたつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る建具枠体連結構造の一例を適用した建具装置を示す正面図である。
同建具装置について、開閉体及び壁部を省いた状態を示す正面図である。
図2の(III)-(III)線に沿う断面図である。
建具の枠体を壁側の建材に連結する手順を(a)(b)に順次に示す斜視図である。
図4(a)(b)に続いて、建具の枠体を枠外側の建材に連結する手順を(c)(d)に順次に示す斜視図である。
複数の基礎部材を建具の枠体に装着した状態を壁側から視た図である。
連結部材を基礎部材に装着した状態を壁側から視た図である。
連結部材を基礎部材に装着した状態を見付け方向の一方から視た図である。
連結部材を壁側の建材に装着した状態を見込み方向の一方から視た図である。
連結部材の一例を示し、(a)は見込み方向の一方から視た図、(b)は見付け方向の一方から視た図である。
本発明に係る建具枠体連結構造の他例を示す要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、「見付け方向」とは、枠体10の横幅方向(図1の左右方向)を意味する。また、「見込み方向」とは、「見付け方向」に略直交する枠厚の方向(図6の左右方向)を意味する。
また、「開口幅方向」とは、開閉体15により開閉される開口部10aの横幅方向を意味し、本実施形態によれば、「見付け方向」と同方向である。
また、「枠内側」とは、枠体10の内側を示し、「枠外側」とは、枠体10の外側を示す。
また、「枠厚方向」とは、枠体10の厚さ方向を意味し、本実施形態により見込み方向と同方向である。
【0009】
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る建具枠体連結構造Aを適用した建具装置1の一例である。
建具装置1は、矩形枠状の枠体10と、枠体10内で開閉回動する開閉体15とを備えたドア装置である。
この建具装置1は、枠体10を、その周囲の建材20に対し、建具枠体連結構造Aによって連結する。
【0010】
枠体10は、左右の側枠部材11,12と、これら側枠部材11,12の上端間に接続された上枠部材13と、側枠部材11,12の下端間に接続された下枠部材14(沓摺と称する場合もある)とから、中央に開口部10a(図2参照)を有する矩形枠状に構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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