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公開番号
2025011688
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113942
出願日
2023-07-11
発明の名称
洗濯機
出願人
東芝ライフスタイル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06F
33/76 20200101AFI20250117BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】脱水時に衣類が水槽に張り付いているか否かを判定することのできる洗濯機を提供することである。
【解決手段】実施形態の洗濯機は、水槽と、回転槽と、モータと、トルク検出部と、判定部と、を備える。前記回転槽は、前記水槽内に配置されて衣類が収容される。前記モータは、前記回転槽または前記回転槽に設けられたパルセータを回転駆動させる。前記トルク検出部は、前記モータに作用するモータトルクを検出する。前記判定部は、少なくとも1回の脱水処理後であって所定の運転の開始前に、前記モータが停止している状態から前記モータを起動させる時に検出された前記モータトルクである起動トルクを前記トルク検出部から取得し、前記起動トルクがあらかじめ設定された所定の閾値以下である場合に前記回転槽に前記衣類の張り付きが存在すると判定する張り付き判定を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水槽と、
前記水槽内に配置されて衣類が収容される回転槽と、
前記回転槽または前記回転槽に設けられたパルセータを回転駆動させるモータと、
前記モータに作用するモータトルクを検出するトルク検出部と、
少なくとも1回の脱水処理後であって所定の運転の開始前に、前記モータが停止している状態から前記モータを起動させる時に検出された前記モータトルクである起動トルクを前記トルク検出部から取得し、前記起動トルクがあらかじめ設定された所定の閾値以下である場合に前記回転槽に前記衣類の張り付きが存在すると判定する張り付き判定を行う判定部と、
を備える洗濯機。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記衣類の重量を検出する重量検出部と、
前記重量検出部の検出結果に基づいて、前記所定の閾値を設定する設定部と、
を備える請求項1に記載の洗濯機。
【請求項3】
前記衣類の布質を検知する布質検知部と、
前記布質検知部の検知結果に基づいて、前記所定の閾値を設定する設定部と、
を備える請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項4】
前記起動トルクが前記所定の閾値以下であると前記判定部が判定した場合、前記衣類を前記回転槽から剥がすための動作を実行する制御部、
を備える請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項5】
前記衣類の布質が第1布質であるか前記第1布質よりも前記回転槽に張り付きやすい第2布質であるかを検知する布質検知部と、
前記少なくとも1回の脱水処理を含む脱水運転として、前記布質検知部により前記衣類が前記第1布質であると判定された場合に第1態様の脱水運転を行い、前記布質検知部により前記衣類が前記第2布質であると判定された場合に、前記第1態様とは異なる第2態様の脱水運転を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記布質検知部により前記衣類が前記第1布質であると判定された場合、前記第1態様の脱水運転を開始し、前記第1態様の脱水運転の途中に前記モータを停止して行われる前記張り付き判定において前記起動トルクが前記所定の閾値以下である場合、前記第1態様の脱水運転を中止し、前記第2態様の脱水運転に切り替える、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項6】
前記所定の閾値は、
第1閾値と、前記第1閾値よりも大きい第2閾値とを含み、
前記判定部は、
前記起動トルクが前記第1閾値以下である場合、前記回転槽に前記衣類の第1程度の張り付きが存在すると判定し、
前記起動トルクが前記第1閾値を超え、前記第2閾値以下である場合、前記回転槽に前記衣類の前記第1程度よりも小さい第2程度の張り付きが存在すると判定する、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項7】
前記判定部は、
1つの脱水運転のなかで、前記回転槽を第1回転速度で回転させる第1脱水処理と、前記第1脱水処理の後に前記モータを一度停止させ、その後、前記回転槽を前記第1回転速度よりも大きな第2回転速度で回転させる第2脱水処理とが行われる場合、前記第1脱水処理と前記第2脱水処理との間と、前記第2脱水処理の後に、それぞれ前記張り付き判定を行う、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項8】
前記判定部は、
1つの脱水運転のなかに、前記回転槽の回転速度が異なる複数の脱水処理が含まれ、前記モータを停止させる動作を間に挟みながら前記回転速度が大きくなる順番に前記複数の脱水処理が実行される場合、少なくとも1回目の脱水処理の後に前記張り付き判定を行う、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
【請求項9】
前記トルク検出部は、
前記起動トルクを前記モータのq軸電流に基づいて検出する、
請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
回転軸が横向きであるドラム式の洗濯機や回転軸が縦向きである縦型式の洗濯機が知られている。ところで洗濯機は、脱水時に高速回転するため脱水が終わっても衣類が回転槽の内面に張り付いたままとなる場合がある。衣類が回転槽に張り付いた状態で乾燥行程を実行した場合、衣類が半乾き状態や乾燥ムラ、皺になってしまうことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-175613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、脱水時に衣類が水槽に張り付いているか否かを判定することのできる洗濯機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の洗濯機は、水槽と、回転槽と、モータと、トルク検出部と、判定部と、を備える。前記回転槽は、前記水槽内に配置されて衣類が収容される。前記モータは、前記回転槽または前記回転槽に設けられたパルセータを回転駆動させる。前記トルク検出部は、前記モータに作用するモータトルクを検出する。前記判定部は、少なくとも1回の脱水処理後であって所定の運転の開始前に、前記モータが停止している状態から前記モータを起動させる時に検出された前記モータトルクである起動トルクを前記トルク検出部から取得し、前記起動トルクがあらかじめ設定された所定の閾値以下である場合に前記回転槽に前記衣類の張り付きが存在すると判定する張り付き判定を行う。
【図面の簡単な説明】
【0006】
一実施形態の洗濯乾燥機の全体構成を示す断面図。
一実施形態の加速度センサの設置位置および振動検出方向を示す概略図。
一実施形態のドラムモータを駆動する電気回路の構成を示す図。
一実施形態の制御装置の機能構成を示すブロック図。
一実施形態の乾燥運転を伴う一連の洗濯運転の流れを示す図。
一実施形態の脱水行程の立ち上げ動作を説明するための図。
一実施形態の洗濯乾燥機による洗濯運転および乾燥運転の処理の手順を示すフローチャート。
一実施形態のプリヒート脱水判定部が行う処理を説明するための第1の図。
一実施形態のプリヒート脱水判定部が行う処理を説明するための第2の図。
一実施形態の第1変形例の第2設定部が設定した2つの所定の閾値の一例を示す図。
一実施形態の第1変形例の洗濯乾燥機による洗濯運転および乾燥運転の処理の手順を示すフローチャート。
一実施形態の第2変形例のプリヒート脱水の一例を示す図。
一実施形態の第3変形例の第2設定部が設定する閾値の第1の例を示す図。
一実施形態の第3変形例の第2設定部が設定する閾値の第2の例を示す図。
一実施形態の第4変形例および第5変形例の第2設定部が設定する閾値の一例を示す図。
一実施形態の第6変形例の布質が化学繊維の場合と布質が綿の場合のプリヒート脱水における回転数の変化の段階や最高回転数による動作時間の違いを示す図。
縦型式の洗濯乾燥機を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の洗濯機を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。「XX」および「YY」は、任意の要素(例えば任意の情報)である。本出願で「洗濯機」とは、乾燥機能を有する洗濯乾燥機も含み得る。本出願で「回転数」とは、単位時間当たりの回転数を意味する。すなわち「回転数」とは「回転速度」に相当する意味で用いられる。
【0008】
<実施形態>
(洗濯乾燥機の全体構成)
図1は、一実施形態の洗濯乾燥機1の全体構成を示す断面図である。洗濯乾燥機1は、「洗濯機」の一例である。洗濯乾燥機1は、例えば、回転軸が横方向あるいは斜め方向のドラム式の洗濯乾燥機である。洗濯乾燥機1は、例えば、筐体(外箱)11、扉12、操作部PU、水槽13、ドラム14、ベローズ15、ドラムモータ16、第1弾性支持部17、ダンパ装置18、給水弁21、注水ケース22、注水管23、排水管24、温風供給機構30、および制御装置50(図4参照)を備える。
【0009】
筐体11は、前板、後板、左側板、右側板、底板、および天板を有する全体として矩形状かつ、中空状に形成される。筐体11の前板には、貫通孔である出入口11aが設けられる。扉12は、筐体11の前板に装着される。扉12は、出入口11aを開閉可能である。
【0010】
操作部PUは、例えば、筐体11の前上端部に設けられる。操作部PUは、複数のボタンまたはタッチパネルを含み、ユーザによる運転コースの選択を受け付ける。運転コースとしては、例えば、標準コース、時短コース(お急ぎコース)、おしゃれ着コース(デリケート洗いコース)、静音コースなどが挙げられる。時短コースは、標準コースと比べて短い運転時間で洗濯運転を完了するコースである。静音コースは、標準コースと比べて騒音を抑制する(すなわち水槽13またはドラム14の振動を抑制する)コースである。
(【0011】以降は省略されています)
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