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公開番号
2025011488
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113632
出願日
2023-07-11
発明の名称
二次電池試験装置及び二次電池試験システム
出願人
日本電子株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
G01R
31/36 20200101AFI20250117BHJP(測定;試験)
要約
【課題】二次電池の外装における所望の位置に対して開口を形成することが可能な二次電池試験装置を実現する。
【解決手段】密閉容器28内に二次電池32が固定される。密閉容器28には、第1工具ユニット56及び第2工具ユニット58が設けられている。第1工具ユニット56は、第1工具60及び第1保持器62により構成される。第2工具ユニット58は、第2工具74及び第2保持器76により構成される。第1保持器62は、密閉容器の気密性を維持しつつ且つ第1工具60の進退運動及び傾斜運動を許容しつつ第1工具60を保持する。第2保持器76は、第1保持器62と同様の構成を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
密閉容器と、
前記密閉容器内において二次電池を着脱可能に固定する固定具と、
前記密閉容器内において前記二次電池の外装に開口を形成するための第1先端部と、前記密閉容器外においてユーザーにより操作される第1ハンドルと、を有する第1工具と、
前記密閉容器に設けられ、前記密閉容器の気密性を維持しつつ且つ前記第1工具の進退運動及び傾斜運動を許容しつつ前記第1工具を保持する第1保持器と、
前記密閉容器に設けられ、前記二次電池から放出されたガスを排出する排出口と、
を含むことを特徴とする二次電池試験装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の二次電池試験装置において、
前記密閉容器内において前記二次電池の外装に開口を形成するための第2先端部と、前記密閉容器外において前記ユーザーにより操作される第2ハンドルと、を有する第2工具と、
前記密閉容器において前記第1保持器から隔てられた位置に設けられ、前記密閉容器の気密性を維持しつつ且つ前記第2工具の進退運動及び傾斜運動を許容しつつ前記第2工具を保持する第2保持器と、
を含むことを特徴とする二次電池試験装置。
【請求項3】
請求項2に記載の二次電池試験装置において、
前記密閉容器は側面板及び天井板を有し、
前記第1保持器は前記側面板に設けられ、
前記第2保持器は前記天井板に設けられた、
ことを特徴とする二次電池試験装置。
【請求項4】
請求項2に記載の二次電池試験装置において、
前記第1先端部及び前記第2先端部はいずれも非導電性の材料により構成されている、
ことを特徴とする二次電池試験装置。
【請求項5】
請求項1に記載の二次電池試験装置において、
前記密閉容器の全部又は一部が透明性を有し、これにより前記密閉容器の外部から前記密閉容器内に固定された前記二次電池を観察し得る、
ことを特徴とする二次電池試験装置。
【請求項6】
請求項1に記載の二次電池試験装置において、
前記密閉容器に設けられた第1中継端子と、
前記密閉容器に設けられた第2中継端子と、
前記二次電池の第1端子と前記第1中継端子とを接続する第1内部ケーブルと、
前記二次電池の第2端子と前記第2中継端子とを接続する第2内部ケーブルと、
を含み、
前記第1中継端子及び前記第2中継端子は、それぞれ、充放電試験機に接続される端子である、
ことを特徴とする二次電池試験装置。
【請求項7】
請求項1に記載の二次電池試験装置と、
前記排出口から排出されたガスを測定するガス測定装置と、
前記排出口と前記ガス測定装置との間に設けられ、前記二次電池から放出された内容物であって前記ガス以外の内容物をトラップするトラップ装置と、
を含むことを特徴とする二次電池試験システム。
【請求項8】
請求項7記載の二次電池試験システムにおいて、
前記トラップ装置は、
前記ガス以外の内容物を溜めるバッファタンクと、
前記バッファタンクの後段に設けられ、前記ガス以外の内容物の通過を阻止するフィルタと、
を含む、
ことを特徴とする二次電池試験システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池試験装置及び二次電池試験システムに関し、特に、二次電池から生じたガスを測定するシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
様々な二次電池試験装置が提案されている。それらの二次電子試験装置は、いずれも、特定のタイプの二次電池に対して試験を行うものである。汎用性を有する二次電池試験装置、つまり、様々な大きさの二次電池あるいは様々な種類の二次電池に対して試験を行える二次電池試験装置の実現が求められている。
【0003】
二次電池試験装置は、二次電池の外装に対して切れ目又は孔等の開口を形成するための工具を有する。二次電池試験では、開口から漏出したガス又は開口から漏出した内容物から生じたガスが分析される。特許文献1、特許文献2及び非特許文献1には、一次電池又は二次電池を試験するための装置が開示されている。それらの装置は、いずれも、電池の外装に開口を形成するための工具を有する。いずれの工具もその進退運動のみが許容されている。
【0004】
二次電池試験においては、二次電池の外装における適切な位置に開口を形成する必要がある。適切な位置は、例えば、電気的な短絡を回避できる位置、ガスの放出を期待できる位置、である。汎用性を有する二次電池試験装置を実現するに当たって、二次電池の外装における所望の位置に開口を形成できる工具の実現が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-313437号公報
特開平6-186007号公報
【非特許文献】
【0006】
Kazuma Kumai et al., Gas generation mechanism due to electrolyte decomposition in commercial lithium-ion cell, Journal of power Sources, 81-82, 1999, pp. 715-719.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、様々なサイズ又は様々な形態を有する二次電池の試験を行える二次電池試験装置を提供することにある。あるいは、本発明の目的は、二次電池の外装における所望の位置に対して開口を形成することが可能な二次電池試験装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る二次電池試験装置は、密閉容器と、前記密閉容器内において二次電池を着脱可能に固定する固定具と、前記密閉容器内において前記二次電池の外装に開口を形成するための第1先端部と、前記密閉容器外においてユーザーにより操作される第1ハンドルと、を有する第1工具と、前記密閉容器に設けられ、前記密閉容器の気密性を維持しつつ且つ前記第1工具の進退運動及び傾斜運動を許容しつつ前記第1工具を保持する第1保持器と、前記密閉容器に設けられ、前記二次電池から放出されたガスを排出する排出口と、を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る二次電池試験システムは、上記の二次電池試験装置と、前記排出口から排出されたガスを測定するガス測定装置と、前記排出口と前記ガス測定装置との間に設けられ、前記二次電池から放出された内容物であって前記ガス以外の内容物をトラップするトラップ装置と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、様々なサイズ又は様々な形態を有する二次電池の試験を行える。あるいは、本発明によれば、二次電池の外装における所望の部位に対して開口を形成できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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