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公開番号
2025011471
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113608
出願日
2023-07-11
発明の名称
ケーブル検査方法およびケーブル検査装置
出願人
株式会社プロテリアル
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
G01R
31/59 20200101AFI20250117BHJP(測定;試験)
要約
【課題】電線の周囲を覆うシースの検査を比較的容易に行うことができるケーブル検査技術を提供する。
【解決手段】少なくとも1本の電線20と、電線20の周囲を覆うシース30とを有するケーブルの検査を行うケーブル検査装置200であって、押出機130により電線20の周囲に形成されたシース30を冷却するための冷却水が貯留された冷却槽140内に設置され、冷却水中を通過するケーブル10の電気特性を連続的に検出する特性検出部210と、特性検出部210により検出されたケーブルの電気特性に基づいて、ケーブル10の検査としてシースの欠陥の有無を判定する判定部230と、を備える構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1本の電線と、前記電線の周囲を覆うシースとを有するケーブルの検査を行うケーブル検査方法であって、
押出成形により前記電線の周囲に形成された前記シースを冷却水で冷却する際、前記冷却水中を通過する前記ケーブルの電気特性を連続的に検出する特性検出工程と、
前記特性検出工程で検出された前記ケーブルの電気特性に基づいて、前記シースの欠陥の有無を判定する判定工程と、を有する、
ケーブル検査方法。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のケーブル検査方法において、
前記判定工程では、前記特性検出工程にて検出された前記ケーブルの電気特性が、予め設定された閾値を超える場合に、前記シースの欠陥として、前記シースに微小貫通孔が生じていると判定する、
ケーブル検査方法。
【請求項3】
請求項1に記載のケーブル検査方法において、
前記特性検出工程では、前記ケーブルの電気特性として前記ケーブルの静電容量を検出する、
ケーブル検査方法。
【請求項4】
請求項1に記載のケーブル検査方法において、
前記電線が、導体からなる芯線と前記芯線の外周を覆う絶縁層とを有するものである、
ケーブル検査方法。
【請求項5】
少なくとも1本の電線と、前記電線の周囲を覆うシースとを有するケーブルの検査を行うケーブル検査装置であって、
押出機により前記電線の周囲に形成された前記シースを冷却するための冷却水が貯留された冷却槽内に設置され、前記冷却水中を通過する前記ケーブルの電気特性を連続的に検出する特性検出部と、
前記特性検出部により検出された前記ケーブルの電気特性に基づいて、前記ケーブルの検査として前記シースの欠陥の有無を判定する判定部と、を備える、
ケーブル検査装置。
【請求項6】
請求項5に記載のケーブル検査装置において、
前記判定部は、前記特性検出部により検出された前記ケーブルの電気特性が、予め設定された閾値を超える場合に、前記シースの欠陥として、前記シースに微小貫通孔が生じていると判定する、
ケーブル検査装置。
【請求項7】
請求項5に記載のケーブル検査装置において、
前記特性検出部は、前記ケーブルの電気特性として前記ケーブルの静電容量を検出する、
ケーブル検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルの検査、特に、シースの検査を行うケーブル検査方法およびケーブル検査装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電線の周囲を覆うシースを有するケーブルの検査の一つとして、シースの検査が行われる(特許文献1参照)。特許文献1には、スパークテスタを用いて電線被覆(シースに相当)の欠陥を検査することが記載されている。スパークテスタは、火花を用いて電線被覆の欠陥を検査するものであり、例えば電線被覆にピンホールや傷跡等が生じている場合、欠陥検出信号を出力することができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-187905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、シースの厚さが薄い場合や、シースの内部の電線の表面材料が絶縁体である場合、スパークテスタを用いた検査ではシースに生じる微小貫通孔(ピンホール)等の欠陥を検出できない虞がある。このため、スパークテスタを用いた検査を行う場合でも、作業者の目視による確認を併せて行う必要があり、ケーブルの検査に時間を要してしまう。また、作業者の目視による確認を行う場合でも、ピンホール等のシースの欠陥を見落としてしまう虞がある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電線の周囲を覆うシースの検査を容易に行うことができるケーブル検査技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、少なくとも1本の電線と、前記電線の周囲を覆うシースとを有するケーブルの検査を行うケーブル検査方法であって、押出成形により前記電線の周囲に形成された前記シースを冷却水で冷却する際、前記冷却水中を通過する前記ケーブルの電気特性を連続的に検出する特性検出工程と、前記特性検出工程で検出された前記ケーブルの電気特性に基づいて、前記シースの欠陥の有無を判定する判定工程と、を有する、ケーブル検査方法にある。
【0007】
本開示の他の態様は、少なくとも1本の電線と、前記電線の周囲を覆うシースとを有するケーブルの検査を行うケーブル検査装置であって、押出機により前記電線の周囲に形成された前記シースを冷却するための冷却水が貯留された冷却槽内に設置され、前記冷却水中を通過する前記ケーブルの電気特性を連続的に検出する特性検出部と、前記特性検出部により検出された前記ケーブルの電気特性に基づいて、前記ケーブルの検査として前記シースの欠陥の有無を判定する判定部と、を備える、ケーブル検査装置にある。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ケーブルが備えるシースの検査を容易に行うことができるケーブル検査技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係るケーブル検査装置の検査対象となるケーブルの一例を示す断面図である。
一実施形態に係るケーブル検査装置を含むケーブル製造装置の全体構成を示す図である。
一実施形態に係るケーブル検査装置によるケーブルの電気特性の検出結果の一例を示す図である。
一実施形態に係るケーブル検査装置の検査対象となるケーブルの他の例を示す断面図である。
一実施形態に係るケーブル検査装置の検査対象となるケーブルの他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、原則として繰り返しの説明は行わない。
(【0011】以降は省略されています)
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