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公開番号2025009632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023132999
出願日2023-08-17
発明の名称箔状物の表面検査システム
出願人開必拓數據股分有限公司,個人,個人,個人
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 21/88 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約【課題】箔状物の表面検査システムを提供する。
【解決手段】本発明は、主に箔状物の表面検査システムが開示され、それは主に頂部開口と底部開口とを有する組合せ式箱体と、前記組合せ式箱体内に設置された複数個の光源及び複数個のマシンビジョン装置とを備える。正常動作時、箔状物を前記組合せ式箱体に前記頂部開口を通して進入させ、この時、前記複数個のマシンビジョン装置は、前記複数個の光源に合わせて前記箔状物の2個の表面に対して瑕疵検出及び破損検出を行う。検出完了後、前記箔状物を前記底部開口を通して前記組合せ式箱体から離脱させる。本発明の設計によれば、前記組合せ式箱体は、第1箱体と、第2箱体と、第1箱体と前記第2箱体とを連接する枢着組立体とを含む。このように設計することで、前記箔状物に異常状態が現出される時、前記第2箱体が固定された場合に、前記第1箱体を所定角度回転させ、前記組合せ式箱体を開放状態に呈示させることができ、前記箔状物の異常状態を容易に検視して排除し得る。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
組合せ式箱体と、第1光源と、第2光源と、第1マシンビジョン装置と、第2マシンビジョン装置とを備える箔状物の表面検査システムであって、
前記組合せ式箱体は、頂部開口と、底部開口とを有し、箔状物を前記組合せ式箱体に前記頂部開口を通して進入させると共に、前記底部開口を通して前記組合せ式箱体から離脱させ、
前記組合せ式箱体は、第1箱体と、第2箱体と、前記第1箱体と前記第2箱体とを連接する枢着組立体とを含み、
前記第1光源は、前記第1箱体内に設置され、かつ第1設置高さを有し、
前記第2光源は、前記第2箱体内に設置され、かつ同様に前記第1設置高さを有し、
前記第1マシンビジョン装置は、前記第1箱体内に設置され、かつ前記第1設置高さよりも高い第2設置高さを有し、
前記第2マシンビジョン装置は、前記第2箱体内に設置され、かつ同様に前記第2設置高さを有し、
前記第2箱体が固定された場合に、前記第1箱体に力を加えることで、前記第1箱体を前記枢着組立体を軸心として所定角度回転させるに従って、前記組合せ式箱体を開放状態に呈示させ、
前記第1箱体が固定された場合に、前記第2箱体に力を加えることで、前記第2箱体を前記枢着組立体を軸心として所定角度回転させ、同様に前記組合せ式箱体を前記開放状態に呈示させることを特徴とする、箔状物の表面検査システム。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記箔状物は、金属箔、柔軟性基材、紙及び接着層が被覆された柔軟性基材からなる群より選択される任意の一つであることを特徴とする、請求項1に記載の箔状物の表面検査システム。
【請求項3】
前記第2箱体内に設置され、かつ前記第2設置高さよりも低い第3設置高さを有する第3光源と、前記第1箱体内に設置され、かつ前記第3光源と相対する第3マシンビジョン装置と、前記第1箱体内に設置され、かつ前記第3マシンビジョン装置と前記第1マシンビジョン装置との間に位置する電源供給装置とをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の箔状物の表面検査システム。
【請求項4】
前記第1箱体は、その前側に第1凹溝が設けられた第1フレームと、前記第1フレームの第1側辺に連接された第1側板と、前記第1フレームの頂側に連接され、かつその一側辺に第2凹溝を有する第1頂板と、前記第1フレームの底側に連接され、かつその一側辺に第3凹溝を有する第1底板と、前記第1フレームの前側に連接され、かつその一側辺に前記第1凹溝に対面する第4凹溝を有する第1前面板と、前記第1フレームの後側に連接され、かつ第1開口及び第2開口を有する第1後面板と、前記第1フレーム内に設置され、前記第1光源をその上に設置するために供される第1支持板と、前記第1フレーム内に設置され、前記第1マシンビジョン装置をその上に設置するために供される第2支持板と、前記第1フレーム内に設置され、前記電源供給装置をその上に設置するために供される第3支持板と、前記第1フレーム内に設置され、前記第3マシンビジョン装置をその上に設置するために供される第4支持板と、前記第1フレーム内に設置され、前記第1フレームの底部に位置し、かつ前記第1支持板の前記第3凹溝に近接して配置された第5支持板とを含むことを特徴とする、請求項3に記載の箔状物の表面検査システム。
【請求項5】
前記第2箱体は、その前側に第5凹溝が設けられた第2フレームと、前記第2フレームの第1側辺に連接された第2側板と、前記第2フレームの頂側に連接され、かつその一側辺に第6凹溝を有する第2頂板と、前記第2フレームの底側に連接され、かつその一側辺に第7凹溝を有する第2底板と、前記第2フレームの前側に連接され、かつその一側辺に前記第5凹溝に対面する第8凹溝を有する第2前面板と、前記第2フレームの後側に連接された第2後面板と、前記第2フレーム内に設置され、前記第2光源をその上に設置するために供される第6支持板と、前記第2フレーム内に設置され、前記第2マシンビジョン装置をその上に設置するために供される第7支持板と、前記第2フレーム内に設置され、前記第2フレームの底部に位置し、かつ前記第2底板の前記第7凹溝に近接して配置された第8支持板とを含み、前記第5凹溝と前記第1凹溝とからなされる凹溝は、ロック組立体をその内に設置するように供され、かつ前記第2フレームの第2側辺が前記第1フレームの第2側辺に接触し、前記第2凹溝と前記第6凹溝とから前記頂部開口がなされ、前記第3凹溝と前記第7凹溝とから前記底部開口がなされ、前記枢着組立体は、前記第2後面板と前記第1後面板とを連接し、前記第3光源は、前記第8支持板の上に設置されることを特徴とする、請求項4に記載の箔状物の表面検査システム。
【請求項6】
前記第8支持板及び前記第5支持板には、いずれも絶縁外層が被覆されることを特徴とする、請求項5に記載の箔状物の表面検査システム。
【請求項7】
前記第1光源は、第1ブラケットと、前記第1ブラケットの上に設置された第1照明装置と、前記第1照明装置を被蓋し、かつ前記第1照明装置の出光面を露出させるための第3開口を有する第1絶縁板と、前記第1ブラケットを被蓋するに従って、前記箔状物と前記第1ブラケットとの接触を防止する第2絶縁板とを含み、前記第1照明装置の第1照明光を前記箔状物の第1表面に所定入射角で照射させることを特徴とする、請求項5に記載の箔状物の表面検査システム。
【請求項8】
前記第2光源は、第2ブラケットと、前記第2ブラケットの上に設置された第2照明装置と、前記第2照明装置を被蓋し、かつ前記第2照明装置の出光面を露出させるための第4開口を有する第3絶縁板と、前記第2ブラケットを被蓋するに従って、前記箔状物と前記第2ブラケットとの接触を防止する第4絶縁板とを含み、前記第2照明装置の第2照明光を前記箔状物の第2表面に前記所定入射角で照射させることを特徴とする、請求項7に記載の箔状物の表面検査システム。
【請求項9】
前記第3光源は、第3ブラケットと、前記第3ブラケットの上に設置された第3照明装置と、前記第3照明装置及び前記第3ブラケットを被蓋し、かつ前記第3照明装置の出光面を露出させるための第5開口を有する第5絶縁板とを含み、前記第3照明装置の第3照明光を前記箔状物の前記第2表面に水平に照射させることを特徴とする、請求項8に記載の箔状物の表面検査システム。
【請求項10】
前記第1マシンビジョン装置と、前記第2マシンビジョン装置と、前記第3マシンビジョン装置とは、いずれも収容体と、前記収容体内に収容された複数個の撮像機と、前記収容体内に収容され、かつ前記複数個の撮像機に電気接続された制御と処理モジュールと、前記収容体内に収容され、かつ前記収容体の複数個の放熱孔に対面する放熱装置と、前記収容体に結合された把手とを含み、かつ各前記撮像機のレンズが前記収容体から露出することを特徴とする、請求項9に記載の箔状物の表面検査システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動光学検査(AOI)の技術分野に係り、特に、箔状物の表面検査システムに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
アルミニウムでできた箔は、多用途に利用可能な電子アルミニウム箔であり、かつ各種の電子素子の製造に広汎に応用されている。例を挙げて言えば、電子アルミニウム箔は、電解コンデンサーを製造するために用いられる。
【0003】
電解コンデンサーは、電荷を蓄積するために用いられる。そして電子アルミニウム箔は、電解コンデンサーの電極材料として用いることができる。その表面積の大きさは、電解コンデンサーの電荷蓄積能力に直接関係することが分かるはずである。
現在、電子アルミニウム箔の表面積を向上させるための工程は、エッチングと、フォーメーションとを含む。そのうち、エッチング工程は、高純アルミニウム箔を特定の溶液中に電気化学エッチングを受けさせるに従って、アルミニウム箔の表面に大量の微細孔穴を含む微視的粗構造を形成するために用いられる。
その後、フォーメーション工程は、電気化学処理を利用して微視的粗構造を有するアルミニウム箔の表面に緻密な酸化アルミニウム薄膜を形成するに従って、アルミニウムでできた箔を形成する工程である。
【0004】
自動化生産ラインを利用してアルミニウムでできた箔(すなわち、電子アルミニウム箔)を連続的かつバッチ的に大量生産する過程において、原材料、設備状態、環境因素などは、前記微視的粗構造に異なる形式の変化の現出が可能となるに従って、最終製成品のアルミニウムでできた箔の比表面積及び比容積に影響を与え得る。
このため、電子アルミニウム箔の生産及び研究開発において、比表面積及び/または比容積に変化が発生する原因を分析するために、電子アルミニウム箔の微視的形状に対してオンラインリアルタイム観測を行う必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これに鑑み、本願の発明者は、鋭意研究した結果、遂に本発明に係る箔状物の表面検査システムを研究開発して完成させた。
【0006】
本発明の主要な目的は、それは、例えば、アルミニウムでできた箔である箔状物の自動化生産ラインにおいて整合されてもよく、箔状物の微視的形状及び/または欠陥に対してオンラインリアルタイム観測を行うために用いられるに従って、実際の製造工程パラメータ制御に有益な参考データを提供し、金属箔(例えば、アルミニウム箔、銅箔)の生産品質を確保することができる、箔状物の表面検査システムを提供することにある。
本発明の箔状物の表面検査システムは、主に頂部開口と底部開口とを有する組合せ式箱体と、前記組合せ式箱体内に設置された複数個の光源及び複数個のマシンビジョン装置とを備える。正常動作時、箔状物を前記組合せ式箱体に前記頂部開口を通して進入させ、この時、前記複数個のマシンビジョン装置は、前記複数個の光源に合わせて前記箔状物の2個の表面に対して瑕疵検出及び破損検出を行う。検出完了後、前記箔状物を前記底部開口を通して前記組合せ式箱体から離脱させる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、前記組合せ式箱体は、第1箱体と、第2箱体と、第1箱体と前記第2箱体とを連接する枢着組立体とを含む。このように設計することで、前記箔状物に異常状態が現出される時、前記第2箱体が固定された場合に、前記第1箱体を所定角度回転させ、前記組合せ式箱体を開放状態に呈示させることができ、前記箔状物の異常状態を容易に検視して排除し得る。
【0008】
このほか、前記第1箱体と前記第2箱体とには、各々に少なくとも1つの絶縁分離板が設置され、かつ頂部開口及び/または底部開口に近接して配置された内部の金属部材には、いずれも絶縁保護層が被覆される。このように設計することで、前記箔状物が所定移動速度に沿って前記組合せ式箱体に進入・離脱する過程において、前記箔状物は、金属部材に近接して配置されるか、接触しても、点弧発火現象が現れることはない。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は、前記箔状物の表面検査システムの一実施例を提出する。それは、組合せ式箱体と、第1光源と、第2光源と、第1マシンビジョン装置と、第2マシンビジョン装置とを備え、組合せ式箱体は、頂部開口と、底部開口とを有し、箔状物を前記組合せ式箱体に前記頂部開口を通して進入させると共に、前記底部開口を通して前記組合せ式箱体から離脱させ、そのうち、前記組合せ式箱体は、第1箱体と、第2箱体と、第1箱体と前記第2箱体とを連接する枢着組立体とを含み、第1光源は、前記第1箱体内に設置され、かつ第1設置高さを有し、第2光源は、前記第2箱体内に設置され、かつ同様に前記第1設置高さを有し、第1マシンビジョン装置は、前記第1箱体内に設置され、かつ前記第1設置高さよりも高い第2設置高さを有し、第2マシンビジョン装置は、前記第2箱体内に設置され、かつ同様に前記第2設置高さを有し、そのうち、前記第2箱体が固定された場合に、前記第1箱体に力を加えることで、前記第1箱体を前記枢着組立体を軸心として所定角度回転させるに従って、前記組合せ式箱体を開放状態に呈示させ、そのうち、前記第1箱体が固定された場合に、前記第2箱体に力を加えることで、前記第2箱体を前記枢着組立体を軸心として所定角度回転させ、同様に前記組合せ式箱体を前記開放状態に呈示させる。
【0010】
本発明の一実施例において、前記箔状物は、金属箔、柔軟性基材、紙及び接着層が被覆された柔軟性基材からなる群より選択される任意の一つである。
(【0011】以降は省略されています)

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