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公開番号2025008321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110379
出願日2023-07-05
発明の名称スチーマー
出願人東芝ホームテクノ株式会社
代理人弁理士法人牛木国際特許事務所
主分類D06F 75/18 20060101AFI20250109BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】ポンプを駆動していないときであっても置換孔からの水漏れを防止できるスチーマーを提供する。
【解決手段】本発明のスチーマーは、液体を貯留するタンク組立体10と、液体からスチームを生成する気化室7と、タンク組立体10から気化室7に液体を流動させる電動ポンプ33と、を備え、タンク組立体10は、液体をタンク組立体10に注入可能な注水口14と、注水口14を開閉する注水口蓋15と、を有し、注水口蓋15には、タンク組立体10内に外気を取り込む通気路22が形成され、注水口蓋15は、通気路22を開閉する弁体26を有し、通気路22は、電動ポンプ33を駆動させると開通する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
液体を貯留するタンクと、
前記液体からスチームを生成する気化室と、
前記タンクから前記気化室に前記液体を流動させるポンプと、を備え、
前記タンクは、前記液体を前記タンクに注入可能な注水口と、前記注水口を開閉する注水口蓋と、を有し、
前記注水口蓋には、前記タンク内に外気を取り込む通気路が形成され、
前記注水口蓋は、前記通気路を開閉する弁体を有し、
前記弁体は、前記ポンプの駆動停止時に前記通気路を閉塞し、前記ポンプの駆動時に前記通気路を開通することを特徴とするスチーマー。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
前記注水口蓋は、前記弁体を付勢する付勢手段を有し、
前記付勢手段は、前記通気路を閉塞する方向に前記弁体を付勢することを特徴とする請求項１に記載のスチーマー。
【請求項３】
前記通気路はすり鉢状に形成された当接部を有し、
前記弁体はゴム材により球状に形成され、
前記弁体が前記当接部に密着することで前記通気路が閉塞されることを特徴とする請求項１又は２に記載のスチーマー。
【請求項４】
前記弁体が逆止弁であることを特徴とする請求項１に記載のスチーマー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、衣類等の繊維製品にスチームを噴出してしわ伸ばしを行なうスチーマーに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、衣類等の繊維製品にスチームを噴出してしわ伸ばしを行なうスチーマーとして、例えば特許文献１に記載されたスチーマーが知られている。特許文献１に記載されたスチーマー（１）は、タンク組立体（１７）の貯留空間（２０）に収容された水を電磁ポンプ（２４）により気化室（１１）に送り、気化室（１１）でスチームを生成し、スチーム孔（１２）から噴出する構成となっている。
【０００３】
電磁ポンプ（２４）により貯留空間（２０）から水が送り出す際に貯留空間（２０）内が負圧とならないように、注水口蓋（２２）には、貯留空間（２０）に外気を取り込む小さな置換孔（符号なし）が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－４９０６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
電磁ポンプ（２４）の駆動時には、置換孔から外気が取り込まれるため、置換孔から貯留空間（２０）内の水が外部に漏れることはないが、電磁ポンプ（２４）を駆動していない時には、スチーマー（１）を所定の角度以上に傾けた場合に、置換孔が冠水して、置換孔から水漏れする虞があった。
【０００６】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ポンプを駆動していないときであっても置換孔からの水漏れを防止できるスチーマーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明に係るスチーマーは、液体を貯留するタンクと、前記液体からスチームを生成する気化室と、前記タンクから前記気化室に前記液体を流動させるポンプと、を備え、前記タンクは、前記液体を前記タンクに注入可能な注水口と、前記注水口を開閉する注水口蓋と、を有し、前記注水口蓋には、前記タンク内に外気を取り込む通気路が形成され、前記注水口蓋は、前記通気路を開閉する弁体を有し、前記弁体は、前記ポンプの駆動停止時に前記通気路を閉塞し、前記ポンプの駆動時に前記通気路を開通することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明に係るスチーマーによれば、ポンプを駆動しているときも駆動していないときも置換孔からの水漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の好適な一実施形態に係るスチーマーの縦断面図である。
本発明の好適な一実施形態に係る注水口蓋に設けられた置換孔を示す部分拡大斜視図である。
本発明の好適な一実施形態に係る注水口蓋とその周囲を示す部分拡大縦断面図である。
本発明の好適な一実施形態に係る注水口蓋の裏側を示す図である。
本発明の好適な他の実施形態に係る注水口蓋とその周囲を示す部分拡大縦断面図である。
本発明の好適な他の実施形態に係る注水口蓋の裏側斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図１～図６を参照して、本発明のスチーマーの好適な実施形態について説明する。ただし、本発明は、以下の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、または、発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。そのような変形や変更もまた、本発明の範囲に含まれる。
（【００１１】以降は省略されています）

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