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公開番号2025008291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110317
出願日2023-07-04
発明の名称車両用照明構造
出願人林テレンプ株式会社,AGC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60Q 3/208 20170101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の窓ガラスを効果的に発光させ得る照明構造を提供する。
【解決手段】
車両用の照明構造であって、第1ガラス板と、中間膜と、第2ガラス板とが積層された合わせガラス構造を持つ本体と、前記第1ガラス板のみを含む段差部とを有する窓ガラスと、少なくとも一つの照明ユニットを備え、該照明ユニットは、複数の光源と、光源を支持する支持体と、光源から出光した光を導光して、前記本体と前記段差部との境界における第2ガラス板の端面に入光させる導光体とを含み、前記導光体が、光源を収納し、光源から発光した光を受光する受光面を有する収納部と、前記本体と前記段差部の境界における第2ガラス板の端面に対置される発光面と、前記受光面と発光面との間に配置され、受光面で受光した光を窓ガラスの厚み方向において、光源から離間した位置まで導光する導光部とを備え、前記導光体と前記支持体との間に前記光源が密閉される、照明構造とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
車両の窓ガラスを発光させる車両用の照明構造であって、
窓ガラスと、少なくとも一つの照明ユニットを備え、
前記窓ガラスは、第1ガラス板と、中間膜と、第2ガラス板とがこの順に積層された合わせガラスであり、
前記窓ガラスは、合わせガラス構造を有する本体と、厚み方向に見たとき、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板のうち前記第1ガラス板のみを含む段差部とを有し、
前記照明ユニットは、複数の光源と、前記光源を支持する支持体と、前記光源1から出光した光を導光して、前記本体と前記段差部の境界における前記第2ガラス板の端面に入光させる導光体とを含み、
前記導光体が、前記光源を収納し、前記光源から発光した光を受光する受光面を有する収納部と、前記本体と前記段差部の境界における前記第2ガラス板の端面に対置される発光面と、前記受光面と前記発光面との間に配置され、前記受光面で受光した光を前記窓ガラスの厚み方向において、前記光源から離間した位置まで導光する導光部とを備え、前記導光体と前記支持体との間に前記光源が密閉される、照明構造。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
請求項1に記載の照明構造において、前記導光体の前記導光部が、前記受光面から該導光体に入射した光を反射する第一反射面と、前記第一反射面で反射された光を前記発光面に向けて反射する第二反射面とをそなえ、
前記第一反射面は、前記導光体の断面において、該第一反射面に接する面が前記発光面に対してなす角度θ1が、前記発光面に向かうに従って小さくなる曲面であって、
前記第二反射面は、前記導光体の断面において、該第二反射面に接する面が前記発光面に対してなす角度θ2が、前記発光面に向かうにしたがって大きくなる曲面であることを特徴とする、照明構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の照明構造において、
前記段差部は、前記窓ガラスの周縁部に部分的に設けられ、
前記照明ユニットは、少なくとも部分的に前記段差部に収納される、照明構造。
【請求項4】
請求項1または2に記載の照明構造において、前記窓ガラスの表面に対し垂直な断面において、前記窓ガラスに入光する光の入射角が20°以下となる光が、前記光源の全光束の40%以上である、照明構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用照明構造に関し、より具体的には、車両の窓ガラス(例えばルーフガラス)を発光させる照明構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、実用性および/または意匠性の向上を目的として、各種の照明構造が設置されている。車両のルーフには、窓ガラス(グレージング)を設置してサンルーフとして使用する場合がある。一例として特許文献1には、発光ダイオードまたは光ファイバを光源として車両の窓ガラスを発光させる発光車両グレージングを記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5802684号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、窓ガラス(グレージング)の端面または表面に発光ダイオードまたは光ファイバを設置し、窓ガラスを発光させている。しかし、発明者等が検討したところ、このような構成では、光源から発した光の利用効率が低く、照明効果に対してエネルギー効率が低かった。上記の事情に鑑み、本発明は、出射光を効率的に利用し、窓ガラスを広い範囲で発光させることのできる照明構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の構成は、車両の窓ガラスを発光させる車両用の照明構造であって、
窓ガラスと、少なくとも一つの照明ユニットを備え、
前記窓ガラスは、第1ガラス板と、中間膜と、第2ガラス板とがこの順に積層された合わせガラスであり、
前記窓ガラスは、合わせガラス構造を有する本体と、厚み方向に見たとき、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板のうち前記第1ガラス板のみを含む段差部とを有し、
前記照明ユニットは、複数の光源と、前記光源を支持する支持体と、前記光源から出光した光を導光して、前記本体と前記段差部との境界における前記第2ガラス板の端面に入光させる導光体とを含み、
前記導光体が、前記光源を収納し、前記光源から発光した光を受光する受光面を有する収納部と、前記本体と前記段差部との境界における前記第2ガラス板の端面に対置される発光面と、前記受光面と前記発光面との間に配置され、前記受光面で受光した光を前記窓ガラスの厚み方向において、前記光源から離間した位置まで導光する導光部とを備え、前記導光体と前記支持体との間に前記光源が密閉される、照明構造である。
【0006】
上記構成の照明構造によれば、複数の光源から出射した光を導光体を介して入光させることにより、窓ガラス(例えばルーフガラス)を効率的に発光させることができる。その際、導光部の形状を適切に設計することにより、複数の光源から発した光を混合し発光効率を高めるとともに、密閉構造により、光源を保護することができる。
【0007】
上記の車両用照明構造において、前記導光体の前記導光部が、前記受光面から該導光体に入射した光を反射する第一反射面と、前記第一反射面で反射された光を前記発光面に向けて反射する第二反射面とを備え、
前記第一反射面は、前記導光体の断面において、該第一反射面に接する面が前記発光面に対してなす角度θ1が、前記発光面に向かうに従って小さくなる曲面であって、
前記第二反射面は、前記導光体の断面において、該第二反射面に接する面が前記発光面に対してなす角度θ2が、前記発光面に向かうにしたがって大きくなる曲面であることを特徴とする、照明構造であってもよい。
【0008】
上記の車両用照明構造によれば、窓ガラスに入光した光を端面から離れた部位まで導光でき、広い領域で照明を行うことが出来る。
【0009】
上記の車両用照明構造において、前記段差部は、前記窓ガラスの周縁部に部分的に設けられ、前記照明ユニットは、少なくとも部分的に前記段差部に収納される、照明構造であってもよい。窓ガラスの周縁部に上記照明構造を配置することにより、窓ガラスを広い範囲で発光させることができる。
【0010】
上記照明構造は、窓ガラスの表面に対し垂直な断面において、前記窓ガラスに入光する光の入射角が20°以下となる光が、前記光源1の全光束の40%以上である、照明構造であってもよい。これにより、光の利用効率を高めることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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