TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025007433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108823
出願日2023-06-30
発明の名称レジスト組成物及びレジストパターン形成方法
出願人東京応化工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03F 7/039 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】高感度化が図れ、かつ、リソグラフィー特性が良好で、ディフェクトが低減されたレジストパターンを形成できるレジスト組成物、及び当該レジスト組成物を用いたレジストパターン形成方法の提供。
【解決手段】一般式(a0-1)で表される化合物から誘導される構成単位(a0)を有する樹脂成分(A1)と、塩基解離性基を含む構成単位(f1)を有するフッ素樹脂成分(F1)とを含有するレジスト組成物(式中、W01は、重合性基含有基;La01及びLa02は、それぞれ独立に、単結合又は2価の連結基;Ar01は、芳香族炭化水素基;Ya01は、2価の連結基又は単結合である)。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025007433000120.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">43</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
露光により酸を発生し、かつ、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化するレジスト組成物であって、
酸の作用により現像液に対する溶解性が変化する樹脂成分(A1)と、
塩基解離性基を含む構成単位(f1)を有するフッ素樹脂成分(F1)と、を含有し、
前記樹脂成分(A1)は、下記一般式(a0-1)で表される化合物から誘導される構成単位(a0)を有し、
前記塩基解離性基を含む構成単位(f1)は、下記一般式(f1-1)で表される構成単位(f1-1)、下記一般式(f1-2)で表される構成単位(f1-2)及び下記一般式(f1-3)で表される構成単位(f1-3)からなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する、レジスト組成物。
TIFF
2025007433000112.tif
45
170
[式中、W
01
は、重合性基含有基を表す。La
01
及びLa
02
は、それぞれ独立に、単結合又は2価の連結基を表す。Ar
01
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基を表す。Ya
01
は、2価の連結基又は単結合を表す。Va
01
は、単結合、アルキレン基又はフッ素化アルキレン基を表す。ただし、Ya
01
及びVa
01
が共に単結合となることはない。Ra
01
は、水素原子、フッ素原子、又は炭素原子数1~5のフッ素化アルキル基を表す。mは1以上の整数であって、M
m+
はm価のカチオンである。]
TIFF
2025007433000113.tif
68
170
[式中、各Rは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のハロゲン化アルキル基であり;Lf

及びLf

は、それぞれ独立に、酸解離性基を含まない2価の連結基であり;Rf

及びRf

は、それぞれ独立に、フッ素原子を有する有機基であり;Rf

は、1価の有機基であり、ただし、Lf

及びRf

の少なくとも一方は水素原子の一部又は全部がフッ素原子で置換された基であり;A
aryl
は、置換基を有してもよい2価の芳香族炭化水素基であり;Lf

は、単結合、又は多環構造を有さず、かつ、酸解離性基を含まない2価の連結基である。]
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記一般式(a0-1)中、La
01
が、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、又は置換基を有してもよい脂環式炭化水素基である、請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項3】
前記構成単位(a0)が、下記一般式(a0-1-1)で表される構成単位である、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025007433000114.tif
61
170
[式中、Rは、水素原子、炭素原子数1~5のアルキル基、又は炭素原子数1~5のハロゲン化アルキル基を表す。Yx
01
は、ヘテロ原子を含む2価の連結基又は単結合を表す。La
011
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、又は置換基を有してもよい脂環式炭化水素基を表す。La
021
は、2価の連結基を表す。Ar
011
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基を表す。Ya
011
は、2価の連結基又は単結合を表す。Va
011
は、単結合、アルキレン基又はフッ素化アルキレン基を表す。ただし、Ya
011
及びVa
011
が共に単結合となることはない。Ra
011
は、水素原子、フッ素原子、又は炭素原子数1~5のフッ素化アルキル基である。mは1以上の整数であって、M
m+
はm価のカチオンである。]
【請求項4】
前記フッ素樹脂成分(F1)が、前記構成単位(f1)と、下記一般式(f3-1)で表される構成単位(f3)とを有する、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025007433000115.tif
28
170
[式中、R水素原子、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のハロゲン化アルキル基である。]
【請求項5】
前記フッ素樹脂成分(F1)が、前記構成単位(f1)と、ラクトン含有環式基を含む構成単位(f4)とを有する、請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項6】
前記フッ素樹脂成分(F1)が、前記構成単位(f1)と、下記一般式(f5-1)で表される化合物から誘導される構成単位を有する、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025007433000116.tif
44
170
[式中、W

は、重合性基含有基である。Ya
x2
は、単結合又は(n
ax2
+1)価の連結基である。Ya
x2
とW

とは縮合環を形成していてもよい。Rf
51
は炭素原子数1~12のフッ素化アルキル基である。Rf
52
はフッ素原子を有してもよい炭素原子数1~12の有機基又は水素原子である。n
ax2
は、1~3の整数である。]
【請求項7】
前記樹脂成分(A1)は、前記構成単位(a0)と、下記一般式(a10-1-1)で表される構成単位とを有する共重合体である、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025007433000117.tif
46
170
[式中、Rstは、水素原子またはメチル基を表す。m01は1~3の整数を表す。]
【請求項8】
前記一般式(a0-1)中、Ar
01
は、置換基として少なくともヨウ素原子を2個以上有する芳香族炭化水素基である、請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項9】
前記樹脂成分(A1)は、前記構成単位(a0)と、下記一般式(a1-1-1)で表される構成単位とを有する共重合体である、請求項1に記載のレジスト組成物。
TIFF
2025007433000118.tif
70
170
[式中、Rは、水素原子、炭素原子数1~5のアルキル基又は炭素原子数1~5のハロゲン化アルキル基である。Va

は、エーテル結合を有してもよい2価の炭化水素基である。n
a1
は、0~2の整数である。Ra
11
は、下記一般式(a1-r2-11)で表される酸解離性基である。
TIFF
2025007433000119.tif
37
170
[式中、Ra’
10
は、一部がハロゲン原子又はヘテロ原子含有基で置換されていてもよい直鎖状又は分岐鎖状の炭素原子数1~12のアルキル基を示す。Ra’
111
はRa’
10
が結合した炭素原子と共に単環の脂肪族環式基を形成する基を示す。]
【請求項10】
支持体上に、請求項1に記載のレジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程、前記レジスト膜を露光する工程、及び前記露光後のレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程を有する、レジストパターン形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト組成物及びレジストパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子や液晶表示素子の製造においては、リソグラフィー技術の進歩により急速にパターンの微細化が進んでいる。微細化の手法としては、一般に、露光光源の短波長化(高エネルギー化)が行われている。
【0003】
レジスト材料には、これらの露光光源に対する感度、微細な寸法のパターンを再現できる解像性等のリソグラフィー特性が求められる。
このような要求を満たすレジスト材料として、従来、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化する基材成分と、露光により酸を発生する酸発生剤成分と、を含有する化学増幅型レジスト組成物が用いられている。
【0004】
化学増幅型レジスト組成物においては、一般的に、リソグラフィー特性等の向上のために、特定の構成単位を有する樹脂が用いられている。また、パターンの微細化が進むのに伴い、レジスト材料には、種々のリソグラフィー特性の向上にとともに、ディフェクト(表面欠陥)発生を抑えることも求められている。
例えば、特許文献1には、ヒドロキシスチレンから誘導される構成単位と酸の作用により極性が増大する酸分解性基を含む構成単位とを有する樹脂成分、及び塩基解離性基を含む構成単位を有するフッ素樹脂成分を併用するレジスト組成物が記載されている。当該レジスト組成物により、リソグラフィー特性の向上が図られるとともに、ディフェクト発生が低減できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-022039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
リソグラフィー技術のさらなる進歩、応用分野の拡大等が進み、急速にパターンの微細化が進んでいる。そして、これに伴い、半導体素子等を製造する際には、微細なパターンを良好な形状で形成できる技術が求められる。例えば、EUVやEBによるリソグラフィーでは、数十nmの微細なパターン形成が目標とされる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、高感度化が図れ、かつ、リソグラフィー特性が良好で、ディフェクトが低減されたレジストパターンを形成できるレジスト組成物、及び当該レジスト組成物を用いたレジストパターン形成方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。
すなわち、本発明の第1の態様は、露光により酸を発生し、かつ、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化するレジスト組成物であって、酸の作用により現像液に対する溶解性が変化する樹脂成分(A1)と、塩基解離性基を含む構成単位(f1)を有するフッ素樹脂成分(F1)と、を含有し、前記樹脂成分(A1)は、下記一般式(a0-1)で表される化合物から誘導される構成単位(a0)を有し、前記塩基解離性基を含む構成単位(f1)は、下記一般式(f1-1)で表される構成単位(f1-1)、下記一般式(f1-2)で表される構成単位(f1-2)及び下記一般式(f1-3)で表される構成単位(f1-3)からなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する、レジスト組成物である。
【0009】
TIFF
2025007433000001.tif
45
170
[式中、W
01
は、重合性基含有基を表す。La
01
及びLa
02
は、それぞれ独立に、単結合又は2価の連結基を表す。Ar
01
は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基を表す。Ya
01
は、2価の連結基又は単結合を表す。Va
01
は、単結合、アルキレン基又はフッ素化アルキレン基を表す。ただし、Ya
01
及びVa
01
が共に単結合となることはない。Ra
01
は、水素原子、フッ素原子、又は炭素原子数1~5のフッ素化アルキル基を表す。mは1以上の整数であって、M
m+
はm価のカチオンである。]
【0010】
TIFF
2025007433000002.tif
68
170
[式中、各Rは、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~5のアルキル基又は炭素数1~5のハロゲン化アルキル基であり;Lf

及びLf

は、それぞれ独立に、酸解離性基を含まない2価の連結基であり;Rf

及びRf

は、それぞれ独立に、フッ素原子を有する有機基であり;Rf

は、1価の有機基であり、ただし、Lf

及びRf

の少なくとも一方は水素原子の一部又は全部がフッ素原子で置換された基であり;A
aryl
は、置換基を有してもよい2価の芳香族炭化水素基であり;Lf

は、単結合、又は多環構造を有さず、かつ、酸解離性基を含まない2価の連結基である。]
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東京応化工業株式会社
構造体、及び海洋生物の付着防止方法
6日前
東京応化工業株式会社
支持基体分離方法、及び電子部品の製造方法
6日前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物及びレジストパターン形成方法
13日前
東京応化工業株式会社
洗浄液、半導体基板の洗浄方法、及び半導体の製造方法
21日前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法及び高分子化合物
10日前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び高分子化合物
6日前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び高分子化合物
13日前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び高分子化合物
13日前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物及び高分子化合物
14日前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、高分子化合物、及び化合物
14日前