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公開番号
2025004892
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104772
出願日
2023-06-27
発明の名称
台車、台車装置、長尺部材の運搬及び切断方法
出願人
中部電力株式会社
,
株式会社中部プラントサービス
代理人
個人
,
個人
主分類
G21F
9/28 20060101AFI20250108BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】長尺部材の運搬及び切断を効率よく行うことができる。
【解決手段】台車11は、断面円形状の外周面を有する長尺部材の運搬及び切断に用いられる。台車11は、基台20と、基台20を下方から支持する複数のキャスタ30と、基台20上に取り付けられ、長尺部材の外周面を下方から支持する支持部40とを備える。支持部40は、長尺部材の周方向において長尺部材を回転可能に支持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
断面円形状の外周面を有する長尺部材の運搬及び切断に用いられる台車であって、
基台と、
前記基台を下方から支持する複数のキャスタと、
前記基台上に取り付けられ、前記長尺部材の外周面を下方から支持する支持部と、を備え、
前記支持部は、前記長尺部材の周方向において前記長尺部材を回転可能に支持する、
台車。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記支持部は、前記長尺部材の外周面のうち前記周方向における互いに異なる複数の部分をそれぞれ支持する複数のローラを有する、
請求項1に記載の台車。
【請求項3】
前記ローラの外周面を押圧することで当該ローラの回転を規制する押圧部と、当該ローラの外周面を押圧する押圧状態と当該ローラの外周面を押圧しない非押圧状態との間で前記押圧部の状態を切替可能に構成された切替部と、を含む規制機構を備える、
請求項2に記載の台車。
【請求項4】
前記切替部は、
前記押圧部が連結された一端を有する連結軸と、
前記連結軸を前記連結軸の軸線方向に沿って移動可能に支持する軸支持部と、
前記連結軸の他端に当接することで、前記軸線方向における前記他端側への前記連結軸の移動を規制可能な規制部と、
前記規制部の位置を変更可能な操作部と、を有する、
請求項3に記載の台車。
【請求項5】
前記支持部は、前記基台に対し、締結部材を介して着脱可能に取り付けられており、
前記軸線方向における前記連結軸の前記一端から前記押圧部の先端までの距離を変更可能に構成されている、
請求項4に記載の台車。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の台車を複数備える、
台車装置。
【請求項7】
請求項6に記載の台車装置を用いて長尺部材の運搬及び切断を行う長尺部材の運搬及び切断方法であって、
複数の前記台車を前記長尺部材の延在方向に沿って互いに間隔をあけて配置する配置工程と、
前記台車の各々の前記支持部により前記長尺部材の外周面を支持させることで前記長尺部材を複数の前記台車に載置する載置工程と、
前記台車同士の間の位置において前記長尺部材を切断する切断工程と、を含む、
長尺部材の運搬及び切断方法。
【請求項8】
前記支持部は、前記長尺部材の外周面のうち前記周方向における互いに異なる複数の部分をそれぞれ支持する複数のローラを有し、
前記台車は、前記ローラを押圧することで当該ローラの回転を規制する押圧部と、当該ローラを押圧する押圧状態と当該ローラを押圧しない非押圧状態との間で前記押圧部の状態を切替可能に構成された切替部と、を含む規制機構を備え、
前記長尺部材の運搬または切断を行う前に、前記切替部によって前記押圧部の状態を前記押圧状態に切り替える、
請求項7に記載の長尺部材の運搬及び切断方法。
【請求項9】
前記長尺部材は、内部に汚染物質を含む配管である、
請求項8に記載の長尺部材の運搬及び切断方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、台車、台車装置、長尺部材の運搬及び切断方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
原子力発電所の廃止措置に伴う解体工事においては、解体撤去物が放射性廃棄物となることから、解体撤去物が所定の保管容器に収納されて保管される。解体撤去物は、保管容器に収納するために、例えば1m角の立方体よりも小さい大きさに切断される。
【0003】
放射性廃棄物のうち、放射性物質の放射能濃度が低く、人の健康への影響がほとんどないものについて、国の認可及び確認を得た後に、一般の廃棄物として再利用または処分することができる制度、所謂クリアランス制度がある。
【0004】
こうしたクリアランス制度を受けるために、解体撤去物の放射能濃度の測定、所謂クリアランス測定が行われる。クリアランス測定用容器への収納性及び取り扱いやすさなどを考慮して、上記解体撤去物は、さらに細断される。
【0005】
こうした解体撤去物としては、例えば原子力発電所のタービン建屋の配管設備がある(例えば特許文献1参照)。こうした配管設備の解体工事は、既設の配管設備から、数メートルの長さの配管を切り出して台車に載置する工程、配管を台車に固縛する工程、台車を切断用架台のある場所へ運搬する工程を備える。また、上記解体工事は、配管に吊り具を装着するとともに固縛を解除し、吊り具によって台車から配管を降ろす工程、吊り具によって切断用架台に配管を載置する工程、配管を切断して数十cmの長さの複数の配管に分割する工程を備える。また、上記解体工事は、分割された配管を切断用架台から降ろす工程、配管を細断用架台のある場所へ運搬する工程、細断用架台に配管を載置する工程、配管を細断して複数に分割する工程を備える。また、上記解体工事は、配管の分割体を保管容器に収納する工程、及び保管容器を保管エリアへ運搬して保管する工程を備える。
【0006】
こうした工程を繰り返すことにより解体工事が進められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-17598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
こうした従来の解体工事は、台車に載置されている配管を切断用架台に載せ替えるために、吊り具を用いて台車から配管を降ろす工程や、吊り具を用いて切断用架台に配管を載置する工程を備える。また、配管の載せ替えを行う際には、配管内に含まれる放射性物質が飛散しないように慎重な作業が求められる。このため、配管の運搬及び切断を効率よく行う上で、改善の余地がある。
【0009】
なお、こうした課題は、原子力発電所の配管の運搬及び切断に限らず、断面円形状の外周面を有する長尺状部材の運搬及び切断においては、同様にして生じる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための台車、台車装置、及び長尺部材の運搬及び切断方法の各態様を記載する。
[態様1]
断面円形状の外周面を有する長尺部材の運搬及び切断に用いられる台車であって、
基台と、
前記基台を下方から支持する複数のキャスタと、
前記基台上に取り付けられ、前記長尺部材の外周面を下方から支持する支持部と、を備え、
前記支持部は、前記長尺部材の周方向において前記長尺部材を回転可能に支持する、
台車。
(【0011】以降は省略されています)
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