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公開番号
2025004891
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023104771
出願日
2023-06-27
発明の名称
大型構造体の解体方法
出願人
中部電力株式会社
,
株式会社中部プラントサービス
代理人
個人
,
個人
主分類
G21F
9/30 20060101AFI20250108BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】大型構造体を簡単且つ効率的に解体できる。
【解決手段】大型構造体10の解体方法は、吊り具30を用いて開口部を下にして大型構造体10を吊るとともに床面40上に配置された第1スペーサ41の上に載置する載置工程と、床面40に立つ作業者の手が届く所定の高さ位置において、第1切断装置を用いて周壁11を周壁11の周方向に沿って切断することで大型構造体10を下部構造体16と上部構造体17とに分割する第1切断工程と、第1切断工程の途中において、周壁11のうち切断により生じる隙間に楔20を打設する打設工程と、吊り具30を用いて上部構造体17を吊り上げる吊り上げ工程と、第2切断装置を用いて下部構造体16を切断することで周方向において複数に分割する第2切断工程とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
周壁及び前記周壁の縁部により形成される開口部を有し、筒状または逆さ椀状をなす大型構造体の解体方法であって、
吊り具を用いて前記開口部を下にして前記大型構造体を吊るとともに床面の上または前記床面上に配置されたスペーサの上に載置する載置工程と、
前記床面に立つ作業者の手が届く所定の高さ位置において、第1切断装置を用いて前記周壁を前記周壁の周方向に沿って切断することで前記大型構造体を下部構造体と上部構造体とに分割する第1切断工程と、
前記第1切断工程の途中において、前記周壁のうち切断により生じる隙間に楔を打設する打設工程と、
前記吊り具を用いて前記上部構造体を吊り上げる吊り上げ工程と、
第2切断装置を用いて前記下部構造体を切断することで前記周方向において複数に分割する第2切断工程と、を備える、
大型構造体の解体方法。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記第1切断工程に先立ち、前記所定の高さ位置において、前記周方向において所定の間隔をあけて複数の貫通孔を前記周壁に形成する貫通孔形成工程を備え、
前記第1切断工程では、複数の前記貫通孔のうちの1つの貫通孔から、当該貫通孔と前記周方向において隣り合う他の前記貫通孔までの部分を、前記第1切断装置を用いて前記周方向に沿って切断する作業を行うとともに、当該作業を前記周壁の全周にわたって繰り返し行う、
請求項1に記載の大型構造体の解体方法。
【請求項3】
前記第1切断工程では、前記大型構造体の内側から前記第1切断装置を用いて前記周壁を切断する、
請求項1に記載の大型構造体の解体方法。
【請求項4】
前記吊り具を用いて前記上部構造体を前記下部構造体と上下方向において重ならない位置の前記床面の上または前記床面上に配置された前記スペーサとは別のスペーサの上に載置し、
前記上部構造体を前記大型構造体とみなすとともに、前記上部構造体に対して、前記第1切断工程、前記打設工程、前記吊り上げ工程、及び前記第2切断工程を行う、
請求項1に記載の大型構造体の解体方法。
【請求項5】
前記大型構造体は、原子炉格納容器の上蓋であり、
前記大型構造体には、前記吊り具を取り付ける取付部が設けられている、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の大型構造体の解体方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、大型構造体の解体方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
原子力発電所の廃止措置に伴う解体工事においては、解体撤去物が放射性廃棄物となることから、解体撤去物が所定の保管容器に収納されて保管される。解体撤去物は、保管容器に収納するために、例えば1m角の立方体よりも小さい大きさに切断される。
【0003】
放射性廃棄物のうち、放射性物質の放射能濃度が低く、人の健康への影響がほとんどないものについて、国の認可及び確認を得た後に、一般の廃棄物として再利用または処分することができる制度、所謂クリアランス制度がある。
【0004】
こうしたクリアランス制度を受けるために、解体撤去物の放射能濃度の測定、所謂クリアランス測定が行われる。クリアランス測定用容器への収納性及び取り扱いやすさなどを考慮して、上記解体撤去物は、さらに細断される。
【0005】
こうした解体撤去物の1つとして、原子格納容器の上蓋がある(例えば特許文献1参照)。上蓋は、例えば直径8m、高さ4m、厚み34mm、重量40tを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-206759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願発明者等は、上蓋の解体方法として以下の方法を開発した。すなわち、上蓋の開口部を下にして上蓋を床面の上に載置する。このとき、上蓋の内部及び外部にそれぞれ足場を組む。次に、上蓋を上から順に切断することで複数の切断片に分割する。しかしながら、上記解体方法の場合、上蓋の内部及び外部に足場を組む必要がある。また、上蓋から切断される切断片も重量物となるため、吊り具を用いて切断片を降下させるために玉掛け作業及びクレーン操作などが切断片毎に必要となる。このため、上蓋の解体作業が煩雑なものとなる。
【0008】
なお、こうした課題は、原子炉格納容器の上蓋に限らず、周壁及び周壁の縁部により形成される開口部を有し、筒状または逆さ椀状をなす大型構造体においては、同様にして生じる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための大型構造体の解体方法の各態様を記載する。
[態様1]
周壁及び前記周壁の縁部により形成される開口部を有し、筒状または逆さ椀状をなす大型構造体の解体方法であって、吊り具を用いて前記開口部を下にして前記大型構造体を吊るとともに床面の上または前記床面上に配置されたスペーサの上に載置する載置工程と、前記床面に立つ作業者の手が届く所定の高さ位置において、第1切断装置を用いて前記周壁を前記周壁の周方向に沿って切断することで前記大型構造体を下部構造体と上部構造体とに分割する第1切断工程と、前記第1切断工程の途中において、前記周壁のうち切断により生じる隙間に楔を打設する打設工程と、前記吊り具を用いて前記上部構造体を吊り上げる吊り上げ工程と、第2切断装置を用いて前記下部構造体を切断することで前記周方向において複数に分割する第2切断工程と、を備える、大型構造体の解体方法。
【0010】
同構成によれば、吊り具を用いて大型構造体が床面の上またはスペーサの上に載置された状態において、床面に立つ作業者の手が届く所定の高さ位置において、第1切断装置を用いて周壁が周方向に沿って切断される。これにより、大型構造体が、下部構造体と上部構造体とに分割される。
(【0011】以降は省略されています)
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