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公開番号
2025004554
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104300
出願日
2023-06-26
発明の名称
円すいころ軸受
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
F16C
33/34 20060101AFI20250107BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】内輪の大鍔面と円すいころの大径側端面間において、回転不良やトルク不良、焼き付きなどの不具合を発生させることがなく、且つ、小径側端面と大径側端面の向きを間違える、円すいころの誤組み付けを防止することができる円すいころ軸受を提供する。
【解決手段】円すいころ軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪間に転動自在にそれぞれ配置される複数の円すいころと、前記複数の円すいころを転動自在に保持する保持器と、を備える。前記円すいころの転動面は、軸方向において、小径側端面から大径側端面に向けて、所定の円すい角β(β>0°)で傾斜しており、前記大径側端面の表面粗さをA、前記小径側端面の表面粗さをBとしたとき、A<Bである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪間に転動自在にそれぞれ配置される複数の円すいころと、前記複数の円すいころを円周方向に所定の間隔で保持する保持器と、を備える円すいころ軸受であって、
前記円すいころの転動面は、軸方向において、小径側端面から大径側端面に向けて、所定の円すい角β(β>0°)で傾斜しており、
前記大径側端面の表面粗さをA、前記小径側端面の表面粗さをBとしたとき、A<Bである、
ことを特徴とする円すいころ軸受。
続きを表示(約 92 文字)
【請求項2】
前記円すいころの小径側端面と大径側端面のいずれか一方には、径方向中央部に凹部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の円すいころ軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、円すいころ軸受に関し、特に、産業機械全般、減速機、増速機、差動歯車装置、車輪、ガイドロール、切断機、圧延機等に利用される円すいころ軸受に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の円すいころ軸受としては、内輪の大鍔面ところ大径側端面の粗さを適切にコントロールすることで、低速回転時の回転トルクの安定性と、内輪の大鍔面ところ大径側端面間の耐焼付き性と、を両立させたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような効果は、内輪の大鍔面ところ大径側端面とを適切に接触させることによって得られるものであるため、円すいころの誤組みは、当然ながら防止しなければならない。例えば、複数の転動体である円すいころのうち、その中の最低でも1つが左右逆向きに組み込まれると、内輪の大鍔面ところ大径側端面とが適切に接触できず、上記効果を得られないばかりか、逆向きに組み込んだ円すい角をもつ円すいころの大径側と外輪と内輪の軌道面とが強く接触し、逆向きに組んだ円すいころ大径側近傍の接触面圧が異常に高くなり、早期に破損してしまうことが懸念される。
【0004】
このため、円すいころ軸受を製造、組み立てるときは、複数ある円すいころの大径側端面および小径側端面の向きを1列ないしは複数列の中で、細心の注意を払い、すべて向きをそろえられて組み立てられる必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-135921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、円すいころ軸受は、用途に応じて大小さまざまなサイズで使用されており、円すいころも様々なサイズ、仕様で使われる。このため、サイズ、仕様によっては外観上、円すいころの小径側端面と大径側端面の判別は難しく、特に、小径側端面と大径側端面の径差が小さいものは、外観上、より判別は難しい。
【0007】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内輪の大鍔面と円すいころの大径側端面間において、回転不良やトルク不良、焼き付きなどの不具合を発生させることがなく、且つ、小径側端面と大径側端面の向きを間違える、円すいころの誤組み付けを防止することができる円すいころ軸受を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内輪と、外輪と、前記内輪及び前記外輪間に転動自在にそれぞれ配置される複数の円すいころと、前記複数の円すいころを円周方向に所定の間隔で保持する保持器と、を備える円すいころ軸受であって、
前記円すいころの転動面は、軸方向において、小径側端面から大径側端面に向けて、所定の円すい角β(β>0°)で傾斜しており、
前記大径側端面の表面粗さをA、前記小径側端面の表面粗さをBとしたとき、A<Bである、
ことを特徴とする円すいころ軸受。
【発明の効果】
【0009】
本発明の円すいころ軸受によれば、内輪の大鍔面と円すいころの大径側端面間において、回転不良やトルク不良、焼き付きなどの不具合を発生させることがなく、且つ、小径側端面と大径側端面との外観上の判別が容易になることで、小径側端面と大径側端面の向きを間違える、円すいころの誤組み付けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る円すいころ軸受の断面図である。
図1に示す円すいころを示し、(a)は斜視図であり、(b)は小径側端面を示す模式図であり、(c)は大径側端面を示す模式図である。
第2実施形態に係る円すいころを示し、(a)は斜視図であり、(b)は小径側端面を示す模式図であり、(c)は大径側端面を示す模式図である。
第3実施形態に係る円すいころを示し、(a)は斜視図であり、(b)は小径側端面を示す模式図であり、(c)は大径側端面を示す模式図である。
第4実施形態に係る円すいころを示し、(a)は斜視図であり、(b)は小径側端面を示す模式図であり、(c)は大径側端面を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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