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公開番号
2025003705
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2024189966,2023135568
出願日
2024-10-29,2016-10-06
発明の名称
商品販売データ処理システム、登録装置、及びプログラム
出願人
株式会社寺岡精工
代理人
個人
,
個人
主分類
G07G
1/12 20060101AFI20241226BHJP(チェック装置)
要約
【課題】登録装置と精算装置とを備える商品販売データ処理システムにおいて、精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが効率的に行われるようにする。
【解決手段】商品の登録が行われる登録装置と、登録装置により登録された商品に関する登録データに基づく精算処理を客の操作に応じて行う精算装置とを備える商品販売データ処理システムとして、取得された登録データに基づく精算処理が未済の使用中状態にある精算装置を示す使用中標示を表示する表示手段と、使用中標示に対する操作に応じて、使用中状態にある精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが行われるように制御する呼び戻し制御手段とを備えて構成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
店員の操作に応じて商品の登録が行われる登録装置と、前記登録装置により登録された商品に関する登録データに基づく精算処理を客の操作に応じて行う精算装置とを備える商品販売データ処理システムであって、
前記登録装置は、使用中状態にある精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが行われるように呼び戻し制御を実行する呼び戻し制御手段と、
商品の登録の操作に応じた画面において、1回の操作が行われたことに応じて前記登録装置にて最後に商品登録が完了した直前取引の登録データの呼び戻しを前記呼び戻し制御手段に行わせる第1操作子と、前記呼び戻しの対象とする精算装置を指定する操作が行われる第2操作子とが配置されるように表示する表示制御手段と
を備える商品販売データ処理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
店員の操作に応じて登録された商品に関する登録データを、前記登録データに基づく精算処理を客の操作に応じて行う精算装置に出力する登録データ出力手段と、
取得された登録データに基づく精算処理が未済の使用中状態にある精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが行われるように呼び戻し制御を実行する呼び戻し制御手段と、
商品の登録の操作に応じた画面において、1回の操作が行われたことに応じて前記登録装置にて最後に商品登録が完了した直前取引の登録データの呼び戻しを前記呼び戻し制御手段に行わせる第1操作子と、前記呼び戻しの対象とする精算装置を指定する操作が行われる第2操作子とが配置されるように表示する表示制御手段と
を備える登録装置。
【請求項3】
店員の操作に応じて商品の登録が行われる登録装置と、前記登録装置により登録された商品に関する登録データに基づく精算処理を客の操作に応じて行う精算装置とを備える商品販売データ処理システムにおいて備えられる登録装置としてのコンピュータを、
使用中状態にある精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが行われるように呼び戻し制御を実行する呼び戻し制御手段、
商品の登録の操作に応じた画面において、1回の操作が行われたことに応じて前記登録装置にて最後に商品登録が完了した直前取引の登録データの呼び戻しを前記呼び戻し制御手段が行うようにされた第1操作子と、前記呼び戻しの対象とする精算装置を指定する操作が行われる第2操作子とが配置されるように表示する表示制御手段
として機能させるためのプログラム。
【請求項4】
店員の操作に応じて商品の登録が行われる登録装置としてのコンピュータを、
登録された商品に関する登録データを、前記登録データに基づく精算処理を客の操作に応じて行う精算装置に出力する登録データ出力手段、
取得された登録データに基づく精算処理が未済の使用中状態にある精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが行われるように呼び戻し制御を実行する呼び戻し制御手段、
商品の登録の操作に応じた画面において、1回の操作が行われたことに応じて前記登録装置にて最後に商品登録が完了した直前取引の登録データの呼び戻しを前記呼び戻し制御手段が行うようにされた第1操作子と、前記呼び戻しの対象とする精算装置を指定する操作が行われる第2操作子とが配置されるように表示する表示制御手段
として機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品販売データ処理システム、登録装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
商品の登録を行う登録装置と、登録装置により登録された商品について精算を行う精算装置とを備えるPOS(Point Of Sales)システムが知られている。
また、上記のPOSシステムにおいて、呼び戻しと呼ばれる処理が可能なものが知られている。一例として、呼び戻しは以下のようにして行われる。或る1つの取引について、登録装置から精算装置に登録データを出力した後に、商品の追加などの登録内容の変更を客から依頼される場合がある。このような場合、登録装置を操作する店員は、登録装置に対して該当の取引に対応する登録データの呼び戻しを指示する呼び戻し操作を行う。
【0003】
呼び戻し操作に応じて、精算装置における該当の取引に対応する登録データに基づく精算処理が一時的に取り消され、該当の取引に対応する登録データが精算装置から登録装置に呼び戻される。このようにして登録データが登録装置に呼び戻されることで、店員は、呼び戻された登録データについて、商品の追加登録あるいは商品の取り消しなどの訂正を行うことができる。
【0004】
上記の呼び戻し操作は、例えば以下のように行われる。登録装置を操作する店員は、まず、精算装置に出力した登録データに対応する取引のうちで精算処理が未済の取引の一覧を示す未精算一覧画面を表示させる。店員は、表示された未精算一覧画面において示される取引の一覧のうちから呼び戻し対象の登録データに対応する取引を選択する操作を行ったうえで、呼び戻しの実行を指示する操作(例えば、ボタンを押下する操作)を行う。呼び戻しの実行を指示する操作に応じて、選択された取引に対応する登録データが精算装置から戻されるようにして登録装置に出力される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-91185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現状において、精算装置が1つの登録データを使用して精算処理中の状況であっても、後続の精算処理のために精算装置が受け付け可能な登録データの数について特に制限を設けない、あるいは精算装置が受け付け可能な登録データの上限数を緩くし、比較的多めに設定するようにされたPOSシステムがある。このようなPOSシステムでは、登録装置から精算装置に送信された未精算の登録データの数が相当に多くなる。このような場合、上記のような呼び戻し操作は、未精算一覧画面に示される多数の未精算の取引のうちから訂正対象の取引を容易に特定できるため有効である。
【0007】
しかしながら、POSシステムの運用の経験上から、例えば精算装置が登録装置から受け付けることのできる登録データの数を少なく制限するほうが、会計が円滑に行われるとの認識が得られるようになってきている。このため、現状においては、精算装置が登録装置から受け付けることのできる登録データの数を例えば1つとするといったように、少なくする傾向がある。
一般に、1つの登録装置が対応する精算装置は多くとも3つ程度である。この場合において、精算装置が登録装置から受け付けることのできる登録データの上限数を1つとすれば、1つの登録装置に対応して精算装置側で未処理となる登録データの数も最大で3つとなる。未処理の登録データ数がこの程度に少なければ、店員としては、どの取引の登録データをどの精算装置に出力させたのかを覚えていることができる。
上記のようなことを考慮すると、未精算一覧画面を表示させて訂正対象の取引を選択するという呼び戻し操作は、精算装置が登録装置から受け付け可能な登録データの数を少なく制限しているPOSシステムでは、無駄な手順が生じていることになる。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、登録装置と精算装置とを備える商品販売データ処理システムにおいて、精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが効率的に行われるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決する本発明の一態様は、商品の登録が行われる登録装置と、前記登録装置により登録された商品に関する登録データに基づく精算処理を客の操作に応じて行う精算装置とを備える商品販売データ処理システムであって、取得された登録データに基づく精算処理が未済の使用中状態にある精算装置を示す使用中標示を表示する表示手段と、前記使用中標示に対する操作に応じて、前記使用中状態にある精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが行われるように制御する呼び戻し制御手段とを備える商品販売データ処理システムである。
【0010】
また、本発明の一態様は、登録された商品に関する登録データを、前記登録データに基づく精算処理を客の操作に応じて行う精算装置に出力する登録データ出力手段と、取得された登録データに基づく精算処理が未済の使用中状態にある精算装置を示す使用中標示を表示する表示手段と、前記使用中標示に対する操作に応じて、前記使用中状態にある精算装置から登録装置への登録データの呼び戻しが行われるように制御する呼び戻し制御手段とを備える登録装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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