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公開番号2025002963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103380
出願日2023-06-23
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G06F 3/0481 20220101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約【課題】より適切にユーザのニーズに沿った情報を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、ユーザにより入力された区域に関連する検索指示を取得し、検索指示を取得した場合、人の位置情報と、位置情報が表す位置にいたときの人の生体情報と、を含む参照情報が集積されているデータベースから、位置情報が表す位置が或る区域に属する参照情報を取得し、取得した参照情報に基づいて、或る区域において予測されるユーザの心身の状態に係る状態指標値を導出し、導出した状態指標値に基づいて、或る区域に係る区域情報を生成する、処理部を備える。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザにより入力された区域に関連する検索指示を取得し、
前記検索指示を取得した場合、人の位置情報と、前記位置情報が表す位置にいたときの前記人の生体情報と、を含む参照情報が集積されているデータベースから、前記位置情報が表す位置が或る区域に属する参照情報を取得し、
取得した前記参照情報に基づいて、前記或る区域において予測されるユーザの心身の状態に係る状態指標値を導出し、
導出した前記状態指標値に基づいて、前記或る区域に係る区域情報を生成する、
処理部を備える情報処理装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記区域情報は、前記或る区域の地図と、前記状態指標値の大きさに係る状態情報と、を含む、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記区域情報は、前記状態指標値の大きさに係る状態情報を含み、
前記処理部は、前記区域情報として、互いに異なる複数の前記或る区域に係る複数の前記状態情報を含むリストの情報を生成する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記参照情報は、前記人の属性に係る属性情報を含み、
前記処理部は、
或る属性を表す前記属性情報を含む前記参照情報を前記データベースから取得し、
取得した前記参照情報に基づいて前記状態指標値を導出する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記参照情報は、前記位置情報が取得されたときの前記人の周囲の環境に係る環境情報を含み、
前記処理部は、
或る環境を表す前記環境情報を含む前記参照情報を前記データベースから取得し、
取得した前記参照情報に基づいて前記状態指標値を導出する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記生体情報は、前記人を撮影した動画から検出された脈波波形に基づいて導出された生体指標値、又は当該生体指標値の所定の基準値に対する変化率を含み、
前記処理部は、
前記位置情報が表す位置が前記或る区域に属する複数の参照情報を前記データベースから取得し、
取得した前記複数の参照情報に含まれる複数の前記生体情報における前記生体指標値の代表値、又は前記変化率の代表値を、前記状態指標値として導出する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記生体指標値は、前記動画における１つの関心領域において検出された脈波波形に係る脈波指標の値であり、
前記脈波指標は、前記脈波波形の振幅、前記脈波波形のベースライン、脈拍数、ＬＦ／ＨＦ、ＣＶＲＲ又はトータルパワーである、
請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記生体指標値は、前記動画における第１の関心領域において検出された第１の脈波波形に係る脈波指標の値と、前記動画における前記第１の関心領域とは異なる第２の関心領域において検出された第２の脈波波形に係る前記脈波指標の値と、の差分であり、
前記脈波指標は、前記脈波波形の振幅、前記脈波波形のベースライン、脈拍数、ＬＦ／ＨＦ、ＣＶＲＲ又はトータルパワーである、
請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記処理部は、生成した前記区域情報を出力部に出力させる、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザにより入力された区域に関連する検索指示を取得し、
前記検索指示を取得した場合、人の位置情報と、前記位置情報が表す位置にいたときの前記人の生体情報と、を含む参照情報が集積されているデータベースから、前記位置情報が表す位置が或る区域に属する参照情報を取得し、
取得した前記参照情報に基づいて、前記或る区域において予測されるユーザの心身の状態に係る状態指標値を導出し、
導出した前記状態指標値に基づいて、前記或る区域に係る区域情報を生成する、
情報処理方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、所望の区域を指定するユーザの操作に応じて、当該区域の地図とともに、予め当該区域に対応付けられて記憶されている画像やテキスト等を観光情報として表示部に表示させる技術がある（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－１５９８２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、画像やテキストから得られる情報は限られており、例えば、実際にユーザがその区域を訪れた場合にどのような心身の状態となるか（例えば、どの程度リラックスしたりワクワクしたりできるか）といった情報を得ることはできない。このため、上記の従来技術には、必ずしもユーザのニーズに沿った情報を提供できるわけではないという課題がある。
【０００５】
本発明は、より適切にユーザのニーズに沿った情報を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
ユーザにより入力された区域に関連する検索指示を取得し、
前記検索指示を取得した場合、人の位置情報と、前記位置情報が表す位置にいたときの前記人の生体情報と、を含む参照情報が集積されているデータベースから、前記位置情報が表す位置が或る区域に属する参照情報を取得し、
取得した前記参照情報に基づいて、前記或る区域において予測されるユーザの心身の状態に係る状態指標値を導出し、
導出した前記状態指標値に基づいて、前記或る区域に係る区域情報を生成する、
処理部を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、より適切にユーザのニーズに沿った情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
情報提供システムの構成を示す図である。
端末装置の機能構成を示すブロック図である。
サーバの機能構成を示すブロック図である。
顔ガイドが表示された表示部の表示画面を示す図である。
動画データから検出される脈波波形の例を示す図である。
脈波波形の周波数解析の結果例を示す
生体情報の例を示す図である。
参照情報ＤＢの内容例を示す図である。
端末装置における脈波解析処理の制御手順を示すフローチャートである。
サーバにおける脈波解析処理の制御手順を示すフローチャートである。
動画解析処理の制御手順を示すフローチャートである。
トップ画面を示す図である。
検索条件に基づいて抽出された参照情報の例を示す図である。
ワクワク度の評価基準、及び評価結果の表示態様を示す図である。
リラックス度の評価基準、及び評価結果の表示態様を示す図である。
血行促進度の評価基準、及び評価結果の表示態様を示す図である。
地図の例を示す図である。
候補エリアテーブルの内容例を示す図である。
リストの例を示す図である。
端末装置における区域情報表示処理の制御手順を示すフローチャートである。
サーバにおける区域情報表示処理の制御手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１０】
（情報提供システムの構成）
図１は、情報提供システム１の構成を示す図である。
情報提供システム１（情報処理システム）は、複数の端末装置１０と、サーバ２０（情報処理装置）と、を備える。情報提供システム１は、複数のユーザにより使用される。各ユーザは、１つの端末装置１０を使用する。複数の端末装置１０は、ネットワークＮを介してサーバ２０に接続されており、サーバ２０との間でデータの送受信が可能である。ネットワークＮは、例えばインターネットであるが、これに限定されない。端末装置１０とサーバ２０との間の通信経路には、無線による通信経路が含まれていてもよい。情報提供システム１は、端末装置１０からの要求に応じて、観光地等の種々の区域（エリア）に係る情報を端末装置１０のユーザに提供する。
（【００１１】以降は省略されています）

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