TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025001222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100698
出願日2023-06-20
発明の名称移送器具
出願人テルモ株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類A61M 31/00 20060101AFI20241225BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医療用シートを外筒内に効率的に収容することができる移送器具を提供する。
【解決手段】移送器具10は、使用する前の状態において、第1支持部26の基端支持部34が外筒22の先端開口80に挿入され、第1支持部26の先端支持部42が外筒22の先端開口80から先端方向に突出する。第1支持部26の裏面において基端支持部34の幅方向両側部341が互いに向かい合い、外筒22の内腔から離間するように下方に向けて突出した状態で塑性変形する。移送器具10の第2位置において第1支持部26を展開したときに、第1支持部26には、幅方向両側部341が塑性変形して第1支持面261から上方に向けて突出した一対の突出部37を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具であって、
先端開口を有する外筒と、
前記外筒の軸方向に延在して前記外筒の内部に前記軸方向に沿って移動可能に配置されるシャフトと、前記シャフトの先端部に配置されたシート状の支持部とを有するキャリア部材と、
を備え、
前記支持部は、前記医療用シートを保持可能な支持面と、
前記支持面とは反対側の裏面と、
を有し、
前記支持部は、前記シャフトの延在方向と直交方向の前記支持部の幅が前記外筒の内周長さより大きく、
前記支持部が前記外筒内に収容されるように前記シャフトを前記外筒に対して基端方向に移動させた第1位置において、前記支持部は、湾曲変形した状態で前記外筒内に収容され、
前記支持部が前記外筒の前記先端開口から突出するように前記シャフトを前記外筒に対して先端方向に移動させた第2位置において、前記支持部は、前記外筒から前記先端方向に露出することで展開し、
前記支持部が前記外筒の先端部から前記先端方向に突出し、前記支持部に前記医療用シートが載置された状態で、前記外筒に対して前記支持部を前記基端方向に相対移動させるとき、前記外筒の先端開口に向けて前記支持部を案内して、前記支持部の幅方向の両側が前記支持面に向かって突出するように前記支持部が湾曲形状に変形し、
使用する前の初期状態において、前記支持部の基端側を構成する基端支持部が前記外筒の前記先端開口に挿入され、前記支持部の先端側を構成する先端支持部が前記外筒の前記先端開口から先端方向に突出し、前記裏面において前記基端支持部の幅方向両側部が互いに向かい合い、且つ前記外筒の内腔から離間するように下方に向けて突出した状態で塑性変形し、
前記第2位置において前記支持部を展開したときに、前記支持部には、前記幅方向両側部が塑性変形して前記支持面から上方に向けて突出した一対の突出部を備える、移送器具。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1記載の移送器具において、
前記支持部は、前記支持面と前記突出部との境界部に設けられ、前記支持面に対して前記突出部を折り曲げた折曲部を有する、移送器具。
【請求項3】
請求項1記載の移送器具において、
前記外筒内に前記支持部が収容された状態で、前記一対の突出部が前記裏面において互いに接触する、移送器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、例えば、臓器移植に用いられる医療用シート(細胞シート)を生体の処置対象部に移送するための移送器具を開示している。この移送器具は、外筒と、外筒の内部を移動可能なシャフトと、シャフトの先端部に設けられ外筒の先端から突出可能な支持部とを備える。支持部は、医療用シートを載せるためのシート支持体を有する。移送器具では、シート支持体の支持面に医療用シートを載せた状態で、外筒に対してシャフトをスライドさせることにより、シート支持体と共に医療用シートを外筒内に引き込んで外筒内に収容する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/080459号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
医療用シートを外筒内に効率的に収容することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の態様は、医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具であって、先端開口を有する外筒と、前記外筒の軸方向に延在して前記外筒の内部に前記軸方向に沿って移動可能に配置されるシャフトと、前記シャフトの先端部に配置されたシート状の支持部とを有するキャリア部材と、を備え、前記支持部は、前記医療用シートを保持可能な支持面と、前記支持面とは反対側の裏面と、を有し、前記支持部は、前記シャフトの延在方向と直交方向の前記支持部の幅が前記外筒の内周長さより大きく、前記支持部が前記外筒内に収容されるように前記シャフトを前記外筒に対して基端方向に移動させた第1位置において、前記支持部は、湾曲変形した状態で前記外筒内に収容され、前記支持部が前記外筒の前記先端開口から突出するように前記シャフトを前記外筒に対して先端方向に移動させた第2位置において、前記支持部は、前記外筒から前記先端方向に露出することで展開し、前記支持部が前記外筒の先端部から前記先端方向に突出し、前記支持部に前記医療用シートが載置された状態で、前記外筒に対して前記支持部を前記基端方向に相対移動させるとき、前記外筒の先端開口に向けて前記支持部を案内して、前記支持部の幅方向の両側が前記支持面に向かって突出するように前記支持部が湾曲形状に変形し、使用する前の初期状態において、前記支持部の基端側を構成する基端支持部が前記外筒の前記先端開口に挿入され、前記支持部の先端側を構成する先端支持部が前記外筒の前記先端開口から先端方向に突出し、前記裏面において前記基端支持部の幅方向両側部が互いに向かい合い、且つ前記外筒の内腔から離間するように下方に向けて突出した状態で塑性変形し、前記第2位置において前記支持部を展開したときに、前記支持部には、前記幅方向両側部が塑性変形して前記支持面から上方に向けて突出した一対の突出部を備える、移送器具である。
【0006】
この移送器具によれば、一対の突出部を支持部に設けることで、外筒内に支持部を収容したときに効果的に支持部を湾曲変形させることができる。そのため、支持部に載置された医療用シートを外筒内に効率的に収容することができる。移送器具を使用する直前まで支持部の基端支持部が外筒内に挿入されているため、第2位置において支持部を展開した際、塑性変形した一対の突出部の形状が効果的に維持される。
【0007】
(2)上記の(1)記載の移送器具において、前記支持部は、前記支持面と前記突出部との境界部に設けられ、前記支持面に対して前記突出部を折り曲げた折曲部を有してもよい。
【0008】
この構成により、折曲部によって、支持面に対して突出部を効果的に形状付けることができる。第1支持部における所定の位置に突出部を形成することができる。
【0009】
(3)上記の(1)又は(2)記載の移送器具において、前記外筒内に前記支持部が収容された状態で、前記一対の突出部が前記裏面において互いに接触してもよい。
【0010】
この構成により、移送器具の第1位置において、外筒内で支持部をコンパクトに収容することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

テルモ株式会社
ガイドワイヤ
今日
テルモ株式会社
医療システム
3日前
テルモ株式会社
造影カテーテル
今日
テルモ株式会社
カテーテルシステム
今日
テルモ株式会社
カテーテル組立体および処置方法
今日
テルモ株式会社
医療用管状デバイスおよびその製造方法
6日前
テルモ株式会社
医療デバイス
2日前
テルモ株式会社
画像診断用装置
6日前
テルモ株式会社
気泡離脱装置、異物検査装置及びプレフィルドシリンジの製造装置
10日前
個人
歯の掃除具
2か月前
個人
歯茎みが品
6日前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
塗り薬塗り具
1か月前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
健康器具
1か月前
個人
発熱器具
2か月前
個人
収納容器
1か月前
個人
染毛方法
2か月前
個人
クリップ
13日前
個人
片足歩行支援具
14日前
個人
眼科診療車
21日前
個人
動体視力強化装置
3か月前
個人
磁器治療器
3か月前
個人
除菌システム
14日前
株式会社コーセー
美爪料
14日前
株式会社 MTG
浴用剤
今日
個人
血管硬化度算出方法
3か月前
株式会社コーセー
化粧料
14日前
個人
避難困難者救出台車
21日前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
株式会社ファンケル
化粧料
4か月前
株式会社MIC
陰茎補助具
1か月前
株式会社ファンケル
化粧料
3か月前
続きを見る