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公開番号2025000238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023099980
出願日2023-06-19
発明の名称水処理剤組成物および水処理方法
出願人オルガノ株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類C02F 5/10 20230101AFI20241224BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】非イオン性界面活性剤とアゾール化合物とが一剤化された水処理剤組成物において、白濁化が抑制される水処理剤組成物を提供する。
【解決手段】水と、非イオン性界面活性剤と、アゾール化合物と、少なくともアクリルアミド基を単量体単位として含む重合体と、を含む、水処理剤組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
水と、非イオン性界面活性剤と、アゾール化合物と、少なくともアクリルアミド基を単量体単位として含む重合体と、を含むことを特徴とする水処理剤組成物。
続きを表示（約 980 文字）【請求項２】
請求項１に記載の水処理剤組成物であって、
前記重合体が、式（１）の単量体単位と式（２）の単量体単位とを含む二元共重合体であることを特徴とする水処理剤組成物。
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28
170
（１）
（式（１）中、Ｒ
１
は水素原子またはメチル基を表し、Ｘ
１
は水素原子、１価もしくは２価の金属原子、アンモニウム基または有機アンモニウム基を表す。）
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48
170
（２）
（式（２）中、Ｒ
２
は水素原子またはメチル基を表し、Ｘ
２
はアルキルスルホン酸基もしくはその塩、または、アリールスルホン酸基もしくはその塩を表し、塩の場合は１価もしくは２価の金属塩、アンモニウム塩または有機アンモニウム塩である。）
【請求項３】
請求項１に記載の水処理剤組成物であって、
前記重合体が、式（１）の単量体単位と式（２）の単量体単位と式（３）の単量体単位とを含む三元共重合体であることを特徴とする水処理剤組成物。
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48
170
（３）
（式（３）中、Ｒ
３
は水素原子またはメチル基を表し、Ｘ
３
とＸ
４
はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基を表すが、少なくとも一方がアルキル基である。）
【請求項４】
請求項１～３のいずれか１項に記載の水処理剤組成物であって、
前記重合体の配合量が、前記アゾール化合物に対して固形分の質量として２倍以上であることを特徴とする水処理剤組成物。
【請求項５】
請求項１～３のいずれか１項に記載の水処理剤組成物であって、
前記非イオン性界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルであることを特徴とする水処理剤組成物。
【請求項６】
請求項１に記載の水処理剤組成物を用いて水系の処理を行うことを特徴とする水処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、例えば水系における腐食抑制などに用いることができる水処理剤組成物、およびその水処理剤組成物を用いる水処理方法に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
水処理の際に用いる水処理薬品には、生物付着制御、スケール抑制、腐食抑制などのために、各種の殺菌剤、スケール抑制剤、腐食抑制剤などが含まれている。これらの様々な含有成分を安定的に製剤化するために、界面活性剤を添加することがあった。
【０００３】
例えば、冷却水などの工業用水システムで用いる冷却水処理剤として、水、非イオン性界面活性剤、アゾール化合物を含む水処理薬品が知られている。
【０００４】
例えば、特許文献１には、水と、臭素系酸化剤と、スルファミン酸化合物と、アゾール化合物と、非イオン性界面活性剤（ノニオン性界面活性剤）などの界面活性剤およびＮ－ビニルピロリドン単量体含有ポリマーのうち少なくとも１つと、を含む水処理剤組成物が開示されている。
【０００５】
特許文献１の水処理剤組成物のような非イオン性界面活性剤とアゾール化合物との一剤化を実施する際、例えば成分の混合直後に溶液の白濁が確認される場合があった。その場合、溶液中での固形原材料が完全に溶解したかどうかを目視で確認することが困難であるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
国際特許出願公開第２０１７／１８７７２５号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明の目的は、非イオン性界面活性剤とアゾール化合物とが一剤化された水処理剤組成物において、白濁化が抑制される水処理剤組成物、およびその水処理剤組成物を用いる水処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、水と、非イオン性界面活性剤と、アゾール化合物と、少なくともアクリルアミド基を単量体単位として含む重合体と、を含む、水処理剤組成物である。
【０００９】
前記水処理剤組成物において、前記重合体が、式（１）の単量体単位と式（２）の単量体単位とを含む二元共重合体であることが好ましい。
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（１）
（式（１）中、Ｒ
１
は水素原子またはメチル基を表し、Ｘ
１
は水素原子、１価もしくは２価の金属原子、アンモニウム基または有機アンモニウム基を表す。）
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170
（２）
（式（２）中、Ｒ
２
は水素原子またはメチル基を表し、Ｘ
２
はアルキルスルホン酸基もしくはその塩、または、アリールスルホン酸基もしくはその塩を表し、塩の場合は１価もしくは２価の金属塩、アンモニウム塩または有機アンモニウム塩である。）
【００１０】
前記水処理剤組成物において、前記重合体が、式（１）の単量体単位と式（２）の単量体単位と式（３）の単量体単位とを含む三元共重合体であることが好ましい。
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（３）
（式（３）中、Ｒ
３
は水素原子またはメチル基を表し、Ｘ
３
とＸ
４
はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基を表すが、少なくとも一方がアルキル基である。）
（【００１１】以降は省略されています）

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