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公開番号
2024180676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024185650,2022530056
出願日
2024-10-22,2021-04-27
発明の名称
電子ペン及び電子ペン本体部
出願人
株式会社ワコム
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
3/03 20060101AFI20241219BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 筆記具筐体に電子ペンカートリッジを装着して構成する電子ペンに関し、適切かつ確実に操作が可能なサイドスイッチを備えた電子ペンを提供する。
【解決手段】 電子ペン本体部1の本体部筐体11aは、棒状に形成された芯体12と押しボタンスイッチの構成とされたサイドスイッチ18aが搭載された回路基板18とが収納され、芯体12のペン先は、ペン先開口部11FHから突出する。本体部筐体11aの側面開口部11SHには、サイドスイッチ18a上に、係止部11baによって本体部筐体の側面から外側に突出しないように押下部材11bが設けられる。電子ペン本体部1を装着する外側筐体の操作子が押下操作されると、電子ペン本体部1の押下部材11bを介して、回路基板18のサイドスイッチ18aが操作される
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
使用者によって把持される筒状体の外側筐体に対して、差し替えが可能なカートリッジ式の電子ペン本体部を装着することにより構成される電子ペンであって、
前記電子ペン本体部は、
棒状に形成された芯体と、
長手方向に前後して2つの押しボタンスイッチが搭載された回路基板と、
前記芯体と前記回路基板とを収納する筒状体であって、ペン先側に前記芯体のペン先を突出させるペン先開口部を有し、側面の前記回路基板の前記押しボタンスイッチの対応する位置には、側面開口部が設けられた本体部筐体と、
前記本体部筐体の前記側面開口部に設けられる部材であって、2つの前記押しボタンスイッチに対応して別々に作用すると共に、前記本体部筐体の側面から外側に突出しないようにする係止部を有する押下部材と
を備え、
前記外側筐体は、
前記電子ペン本体部を装着するためにペン先側に設けられた開口部と、
定位置に前記電子ペン本体部を装着した場合に、側面の前記電子ペン本体部の前記押下部材に対応する位置に設けられた操作子用開口部と、
前記操作子用開口部に対して、前記押下部材に対向する面が前記外側筐体の内壁面から内側に突出しないように設けられると共に、前記電子ペン本体部の前記押下部材を介して、2つの前記押しボタンスイッチのそれぞれを個別に操作する操作子と、
を備えることを特徴とする電子ペン。
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【請求項2】
請求項1に記載の電子ペンであって、
前記電子ペン本体部の前記押下部材の前記係止部は、前記押下部材の長手方向の両端に設けられたツメ部である
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項3】
請求項1に記載の電子ペンであって、
前記電子ペン本体部の前記押下部材は、外側の面が前記本体部筐体の側面と同一面上に位置するようにされており、
前記外側筐体の前記操作子は、前記押下部材に対向する内側の面が前記外側筐体の内壁面と同一面上に位置するようにされている
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項4】
請求項1に記載の電子ペンであって、
前記外側筐体には、装着された前記電子ペン本体部の後端側に、前記電子ペン本体部の後端面に接して緩衝機構部が搭載される
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項5】
請求項4に記載の電子ペンであって、
前記緩衝機構部は、シリンダ部と、ピストン部と、前記シリンダ部と前記ピストン部とに作用する弾性部材とを備えて一体に構成され、
前記外側筐体に装着された前記電子ペン本体部の前記芯体に対して所定値以上の圧力が加えられた場合に、前記弾性部材が収縮して前記シリンダ部内に前記ピストン部が入り込み、前記電子ペン本体部を前記外側筐体内に摺動移動させる
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項6】
請求項1に記載の電子ペンであって、
前記外側筐体の内壁面の少なくとも1箇所に、前端面から軸心に沿って溝部が形成されており、
前記本体部筐体の外壁面の少なくとも後端部分には、前記外側筐体の前記溝部に嵌合する、凸部が設けられている
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項7】
請求項1に記載の電子ペンであって、
前記外側筐体の内壁面の少なくとも前端部分の少なくとも1箇所に、凸部が形成されており、
前記本体部筐体の外壁面には、前記外側筐体の前記凸部に嵌合する溝部が、後端面から軸心に沿って設けられている
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項8】
使用者によって把持される筒状体の外側筐体に対して、差し替えが可能なカートリッジ式の電子ペン本体部を装着することにより構成される電子ペンの前記電子ペン本体部であって、
前記外側筐体は、定位置に前記電子ペン本体部を装着した場合に、側面の前記電子ペン本体部の押下部材に対応する位置に設けられた操作子用開口部と、前記操作子用開口部に対して、前記押下部材に対向する面が前記外側筐体の内壁面から内側に突出しないように設けられた操作子とを備えるものであり、
棒状に形成された芯体と、
長手方向に前後して2つの押しボタンスイッチが搭載された回路基板と、
前記芯体と前記回路基板とを収納する筒状体であって、ペン先側に前記芯体のペン先を突出させるペン先開口部を有し、側面の前記回路基板の前記押しボタンスイッチの対応する位置には、側面開口部が設けられた本体部筐体と、
前記本体部筐体の前記側面開口部に設けられる部材であって、2つの前記押しボタンスイッチに対応して別々に作用すると共に、前記本体部筐体の側面から外側に突出しないようにする係止部を有する押下部材と
を備え、
前記外側筐体に装着された場合に、前記外側筐体の前記操作子が押下操作されることにより、前記押下部材を介して、2つの前記押しボタンスイッチのそれぞれが個別に操作される
ことを特徴とする電子ペン本体部。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、タブレットPC(Personal Computer)、高機能電話端末、ペンタブレットといった位置検出センサを搭載した種々の電子機器に対して、座標を指示することにより情報の入力を行うようにする電子ペン及び電子ペン本体部に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
位置検出センサを搭載した種々の電子機器の登場により、電子ペンも広く利用されるようになった。しかし、位置検出センサを搭載した電子機器に専用の電子ペンではなく、使いなれた例えばボールペンなどの筆記具の筐体に、電子ペン機能が搭載された替え芯(リフィル)を装着して使用したいとする要求があった。そこで、電子ペン機能が搭載されたカートリッジ式の替え芯(電子ペンカートリッジ)を、既存の筆記具の筐体に装着して使用する電子ペンが考えられた。
【0003】
電子ペンは電子機器に対して情報を入力するための機能を担っているため、PC(Personal Compute)のポインティングデバイスであるいわゆるマウスと同様の使い方ができることが求められる。いわゆるマウスには、クリックボタンが設けられており、クリックボタンの押下操作に応じて、PCにおいて種々の機能が実行可能になっている。そのため、電子ペンの側面には、いわゆるマウスのクリックボタンに対応するサイドスイッチが設けられているものがある。
【0004】
しかし、電子ペンカートリッジの場合には、筆記具の筐体に収納されて使用されるものである。このため、後に記す特許文献1に開示されているように、電子ペンカートリッジのカートリッジ筐体に例えば2つの接点を設け、この2つの接点を筆記具筐体の操作部を操作して短絡することにより、スイッチとして機能させることが考えられる。或いは、電子ペンカートリッジに押しボタンスイッチを設け、これを筆記筐体に設けられた操作孔を介して操作することも考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/043214号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された発明の場合には、筆記具筐体と電子ペンカートリッジとの位置関係や筆記具筐体に設けられた操作部に対する操作の仕方によっては、接点間の短絡が不安定になる可能性があると考えられる。また、電子ペンカートリッジに押しボタンスイッチを設ける場合にも、いくつかの問題が生じる場合あり、これに対処する必要が生じる。電子ペンカートリッジに押しボタンスイッチを設ける場合には、カートリッジ筐体にもボタンスイッチを操作するための開口部を設けなければならず、電子ペンカートリッジの強度を低下させる原因になる。このため、電子ペンカートリッジに大きな筆圧などの圧力がかかる場合には、これを適切に吸収し、電子ペンカートリッジ自体に大きな負荷がかからないようにする必要が生じる。
【0007】
また、電子ペンカートリッジに押しボタンスイッチを設ける場合には、カートリッジ筐体からボタンスイッチやその操作部が突出する構成となる場合があり、筆記具筐体への装着時に邪魔になる。更に、電子ペンカートリッジに設けられたボタンスイッチを操作するための操作孔を筆記具筐体に設ける必要がある。この場合には、当該操作孔に使用者の指が引っ掛かるなどして、違和感を生じさせてしまう使用者もいると考えられる。
【0008】
以上のことに鑑み、この発明は、筆記具筐体に電子ペンカートリッジを装着して構成する電子ペンに関し、上記問題点を一掃し、適切かつ確実に操作が可能なサイドスイッチを備えた電子ペンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、
使用者によって把持される筒状体の外側筐体に対して、差し替えが可能なカートリッジ式の電子ペン本体部を装着することにより構成される電子ペンであって、
前記電子ペン本体部は、
棒状に形成された芯体と、
長手方向に前後して2つの押しボタンスイッチが搭載された回路基板と、
前記芯体と前記回路基板とを収納する筒状体であって、ペン先側に前記芯体のペン先を突出させるペン先開口部を有し、側面の前記回路基板の前記押しボタンスイッチの対応する位置には、側面開口部が設けられた本体部筐体と、
前記本体部筐体の前記側面開口部に設けられる部材であって、2つの前記押しボタンスイッチに対応して別々に作用すると共に、前記本体部筐体の側面から外側に突出しないようにする係止部を有する押下部材と
を備え、
前記外側筐体は、
前記電子ペン本体部を装着するためにペン先側に設けられた開口部と、
定位置に前記電子ペン本体部を装着した場合に、側面の前記電子ペン本体部の前記押下部材に対応する位置に設けられた操作子用開口部と、
前記操作子用開口部に対して、前記押下部材に対向する面が前記外側筐体の内壁面から内側に突出しないように設けられると共に、前記電子ペン本体部の前記押下部材を介して、2つの前記押しボタンスイッチのそれぞれを個別に操作する操作子と、
を備えることを特徴とする電子ペンを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態の電子ペン本体部の構成例を説明するための図である。
実施の形態の電子ペン本体部に搭載される回路基板の構成例を説明するための図である。
実施の形態の電子ペン本体部が装着されて構成される電子ペンの構成例を説明するための図である。
実施の形態の電子ペンに設けられる緩衝機構部の構成例を説明するための図である。
実施の形態の電子ペンの等価回路について説明するための図である。
実施の形態の電子ペンの外側筐体と電子ペン本体部との位置決めのための構成部について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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