TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024180286
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024068917
出願日
2024-04-22
発明の名称
剥離層形成用組成物、及び剥離層
出願人
日産化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
79/08 20060101AFI20241219BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】密着性と剥離性との両立が可能な剥離層を形成可能な剥離層形成用組成物などの提供。
【解決手段】ポリアミック酸と、下記式(E)で表されるシランカップリング剤と、有機溶媒とを含む剥離層形成用組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024180286000036.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">21</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">49</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式(E)中、R
2
は、下記式(E-1)又は式(E-2)で表される基を表す。)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024180286000037.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">33</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">68</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、R
11
~R
13
は、独立して、H、又は有機基、Yは、O、又はSを表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアミック酸と、下記式(E)で表されるシランカップリング剤と、有機溶媒とを含む剥離層形成用組成物。
TIFF
2024180286000030.tif
21
49
(式(E)中、X
1
~X
3
は、それぞれ独立して、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオキシ基、ハロゲン原子、又はアルキル基を表す(ただし、X
1
~X
3
が全てアルキル基を表す場合を除く。)。
R
1
は、炭素原子数1~6のアルキレン基を表す。
R
2
は、下記式(E-1)又は式(E-2)で表される基を表す。)
TIFF
2024180286000031.tif
33
68
(式(E-1)中、R
11
~R
13
は、それぞれ独立して、水素原子、又は炭素原子数1~6の有機基を表す(ただし、R
11
~R
13
の少なくとも1つは水素原子を表す。)。Yは、酸素原子、又は硫黄原子を表す。
式(E-1)及び式(E-2)中、*は、結合手を表す。)
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記ポリアミック酸が、テトラカルボン酸二無水物と、ジアミン成分とを含む原料成分の反応生成物であり、
前記テトラカルボン酸二無水物が、芳香族テトラカルボン酸二無水物を含み、
前記ジアミン成分が、芳香族ジアミンを含む、
請求項1に記載の剥離層形成用組成物。
【請求項3】
前記芳香族テトラカルボン酸二無水物が、下記式(1-1)又は式(1-2)で表される、請求項2に記載の剥離層形成用組成物。
TIFF
2024180286000032.tif
40
116
(式(1-1)中、Ar
1
は、置換基を有していてもよいベンゼン環から隣接する2つの水素原子の組を2組除いた4価の基、又は置換基を有していてもよいナフタレン環から隣接する2つの水素原子の組を2組除いた4価の基を表す。
式(1-2)中、X
1
は、単結合、エーテル結合、カルボニル結合、エステル結合、ウレタン結合、ウレア結合、チオエーテル結合、スルホニル結合、-C(=O)N(-R)-(Rは、水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。)、又は下記式(1-2-1)で表される基を表す。
R
a
は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。
nは、それぞれ独立して、0~3の整数を表す。
1つの(R
a
)
n
において、nが2以上のとき、2つ以上のR
a
は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。)
TIFF
2024180286000033.tif
16
53
(式(1-2-1)中、Y
1
及びY
2
は、それぞれ独立して、単結合、エーテル結合、カルボニル結合、エステル結合、ウレタン結合、ウレア結合、チオエーテル結合、スルホニル結合、又は-C(=O)N(-R)-(Rは、水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。)を表す。
Ar
2
は、置換基を有していてもよいフェニレン基、又は置換基を有していてもよいビフェニルから2つの水素原子を除いた2価の基を表す。
*は、結合手を表す。)
【請求項4】
前記芳香族ジアミンが、下記式(2-1)又は式(2-2)で表される、請求項2に記載の剥離層形成用組成物。
TIFF
2024180286000034.tif
36
143
(式(2-1)中、X
11
は、単結合、エーテル結合、カルボニル結合、エステル結合、ウレタン結合、ウレア結合、チオエーテル結合、スルホニル結合、-C(=O)N(-R)-(Rは、水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。)、又は下記式(2-1-1)で表される基を表す。
R
b
は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。
mは、それぞれ独立して、0~4の整数を表す。
1つの(R
b
)
m
において、mが2以上のとき、2つ以上のR
b
は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
式(2-2)中、X
12
は、-NH-基、-O-基、又は-S-基を表す。
R
c
は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。
p1は、0~3の整数を表す。p2は、0~4の整数を表す。
(R
c
)
p1
において、p1が2以上のとき、2つ以上のR
c
は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
(R
c
)
p2
において、p2が2以上のとき、2つ以上のR
c
は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。)
TIFF
2024180286000035.tif
16
53
(式(2-1-1)中、Y
11
及びY
12
は、それぞれ独立して、単結合、エーテル結合、カルボニル結合、エステル結合、ウレタン結合、ウレア結合、チオエーテル結合、スルホニル結合、又は-C(=O)N(-R)-(Rは、水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。)を表す。
Z
11
は、炭素原子数1~20の2価の炭化水素基を表す。
*は、結合手を表す。)
【請求項5】
前記芳香族ジアミンが、前記式(2-1)で表され、
前記式(2-1)中のX
11
が、前記式(2-1-1)で表される基を表す、
請求項4に記載の剥離層形成用組成物。
【請求項6】
前記原料成分が、更に、ジカルボン酸無水物を含む、請求項2に記載の剥離層形成用組成物。
【請求項7】
前記シランカップリング剤の含有量が、前記ポリアミック酸に対して、0.01質量%~15質量%である、請求項1に記載の剥離層形成用組成物。
【請求項8】
請求項1に記載の剥離層形成用組成物により形成された剥離層。
【請求項9】
請求項8に記載の剥離層を用いる、樹脂基板を備えるフレキシブル電子デバイスの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、剥離層形成用組成物、剥離層、及び樹脂基板を備えるフレキシブル電子デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子デバイスには曲げるという機能付与や薄型化及び軽量化といった性能が求められている。このことから、従来の重く脆弱で曲げることができないガラス基板に代わって、軽量なフレキシブルプラスチック基板を用いることが求められる。
【0003】
特に、新世代ディスプレイでは、軽量なフレキシブルプラスチック基板(以下、樹脂基板と表記する)を用いたアクティブマトリクス型フルカラーTFT(thin film transistor)ディスプレイパネルの開発が求められている。この新世代ディスプレイに関する技術は、フレキシブルディスプレイや、フレキシブルスマートフォン、ミラーディスプレイ等の様々な分野への転用が期待されている。
【0004】
そこで、樹脂フィルムを基板とした電子デバイスの製造方法が各種検討され始めており、新世代ディスプレイでは、既存のTFT設備を転用可能なプロセスで製造検討が進められている。例えば、特許文献1、2及び3では、ガラス基板上にアモルファスシリコン薄膜層を形成し、その薄膜層上にプラスチック基板を形成した後に、ガラス面側からレーザーを照射して、アモルファスシリコンの結晶化に伴い発生する水素ガスによりプラスチック基板をガラス基板から剥離する方法が開示されている。
【0005】
また、特許文献4では、特許文献1~3に開示の技術を用いて被剥離層(特許文献4において「被転写層」と記載される)をプラスチックフィルムに貼りつけて液晶表示装置を完成させる方法が開示されている。
【0006】
しかし、特許文献1~4で開示された方法、特に特許文献4で開示された方法では、レーザー光を透過させるために透光性の高い基板を使用することが必須であること、基板を通過させ、更にアモルファスシリコンに含まれる水素を放出させるのに十分な、比較的大きなエネルギーのレーザー光の照射が必要とされること、レーザー光の照射によって被剥離層に損傷を与えてしまう場合があること、という問題がある。しかも、剥離層が大面積である場合には、レーザー処理に長時間を要するため、デバイス作製の生産性を上げることが難しい。
【0007】
そこで、その上に形成されたフレキシブル電子デバイスの樹脂基板を損傷せずに剥離可能であるとともに、TFT工程等の比較的高温での加熱処理後でも、その剥離性が変化しない剥離層を与える、剥離層形成用組成物として、特定のポリアミック酸と有機溶媒とを含む剥離層形成用組成物が提案されている(例えば、特許文献5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平10-125929号公報
特開平10-125931号公報
国際公開第2005/050754号
特開平10-125930号公報
国際公開第2017/204178号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
剥離層には、剥離する時までは簡単には剥がれない密着性と、剥離する時には容易に剥がすことができる剥離性とを両立させることが求められる。
しかし、基板が、ガラス基板などの密着性が低い基板の場合、密着性と剥離性との両立が難しい。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、密着性と剥離性との両立が可能な剥離層を形成可能な剥離層形成用組成物、当該剥離層形成用組成物を用いて形成された剥離層、及び、当該剥離層を用いた、樹脂基板を備えるフレキシブル電子デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日産化学株式会社
農薬粒状組成物
3日前
日産化学株式会社
非感光性絶縁膜形成組成物
2か月前
日産化学株式会社
インドール化合物の製造方法
29日前
日産化学株式会社
剥離層形成用組成物、及び剥離層
23日前
日産化学株式会社
無血清培地中での細胞培養用下地材料
23日前
学校法人東邦大学
ポリイミドフィルム
1か月前
日産化学株式会社
生体物質付着抑制能を有する限外ろ過膜
2か月前
日産化学株式会社
ポリアミック酸の製造方法、及び剥離層形成用組成物の製造方法
23日前
日産化学株式会社
ポリアミック酸の製造方法、及び剥離層形成用組成物の製造方法
23日前
日産化学株式会社
有機溶媒の製造方法
1か月前
日産化学株式会社
二次電池材料の製造方法
2か月前
日産化学株式会社
レジスト下層膜形成組成物
2か月前
学校法人神奈川大学
片末端無置換ポリチオフェンの製造方法およびチオフェン化合物
1か月前
日産化学株式会社
切断可能なDNAコード化ライブラリ
1か月前
日産化学株式会社
液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
2か月前
日産化学株式会社
レジスト膜の下層膜形成用感光性樹脂組成物
1か月前
日産化学株式会社
レジスト膜の下層膜形成用感光性樹脂組成物
1か月前
日産化学株式会社
リソグラフィー用塗布膜形成組成物の製造方法
2か月前
日産化学株式会社
半導体基板用プライマーおよびパターン形成方法
2か月前
日産化学株式会社
光照射剥離用接着剤組成物及び積層体並びに積層体の製造方法及び剥離方法
1か月前
東ソー株式会社
延伸物
1か月前
東ソー株式会社
配管材
3か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
2か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物
3か月前
日本化薬株式会社
樹脂微粒子
3か月前
三菱ケミカル株式会社
テープ
3か月前
株式会社トクヤマ
樹脂組成物
1か月前
東ソー株式会社
ブロー成形体
1日前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
3か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
3か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
3か月前
オムロン株式会社
電子部品
1か月前
三洋化成工業株式会社
樹脂組成物
9日前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
3か月前
続きを見る
他の特許を見る