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公開番号2024179493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098375
出願日2023-06-15
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 5/16 20060101AFI20241219BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】防火性能を高めることができ、かつ、生産性を向上できる建具を提供すること。
【解決手段】建具1は、複数の面材を備える複層パネルである複層ガラス70と、複層ガラス70の外周縁部を保持する上框30、下框40および左右の縦框とを備える。上框30、下框40および左右の縦框は、上框本体31、下框本体41と、上框本体31、下框本体41に取り付けられる押縁36、46とをそれぞれ備える。少なくとも1つの押縁46には、所定の発泡温度に加熱されると発泡して下框40と複層ガラス70の小口との隙間を塞ぐ押縁側加熱発泡材112が、押縁46の長手方向に沿って配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の面材を備える複層パネルと、前記複層パネルの外周縁部を保持する上框、下框および左右の縦框とを備える建具であって、
前記上框、下框および左右の縦框は、框本体と、前記框本体に取り付けられる押縁とをそれぞれ備え、
少なくとも1つの押縁には、所定の発泡温度に加熱されると発泡して前記框と前記複層パネルの小口との隙間を塞ぐ押縁側加熱発泡材が、前記押縁の長手方向に沿って配置されている
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の建具において、
前記押縁側加熱発泡材は、前記下框の押縁に配置されている
ことを特徴とする建具。
【請求項3】
請求項1に記載の建具において、
前記下框の框本体は、前記複層パネルの室外面に対向する室外側側面を有し、
前記室外側側面には、框本体側加熱発泡材が、前記下框の長手方向に沿って配置されている
ことを特徴とする建具。
【請求項4】
請求項3に記載の建具において、
前記框本体側加熱発泡材は、前記押縁側加熱発泡材に比べて低温で発泡する加熱発泡材である
ことを特徴とする建具。
【請求項5】
請求項1に記載の建具において、
前記押縁側加熱発泡材は、前記上框、下框および左右の縦框のそれぞれの押縁に配置されている
ことを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複層パネルを枠体で保持した建具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建物の窓やドアに用いられる建具として、複層面材を用いた建具が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1には、複層面材と、複層面材を保持する開口枠とを備えたはめ殺し窓が開示され、複層面材は、防火用ガラスからなる室外側面材と、合わせガラスからなる室内側面材とを備える。
開口枠は、上枠、下枠、左右の縦枠を備え、各枠は、金属製の室外側部位と、樹脂製の押縁とを備えている。各枠は面材保持部を有し、面材保持部は、室外側部位に形成された室外側面材押え片と、押縁に形成された室内側面材押え片と、室外側部位に形成された底板とで形成された溝部である。底板の枠内側見込み面と、室外側面材押え片の内面とには、それぞれ熱膨張性部材が貼り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-117878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、金属製の室外側部位の室外側面材押え片の内面と、底板の枠内側見込み面との直交する2つの面に、熱膨張性部材をそれぞれ貼り付ける必要があるため、熱膨張性部材の貼り付け作業に手間が掛かり、建具の生産性を低下させるという課題がある。
【0005】
本発明の目的は、防火性能を高めることができ、かつ、生産性を向上できる建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の建具は、複数の面材を備える複層パネルと、前記複層パネルの外周縁部を保持する上框、下框および左右の縦框とを備える建具であって、前記上框、下框および左右の縦框は、框本体と、前記框本体に取り付けられる押縁とをそれぞれ備え、少なくとも1つの押縁には、所定の発泡温度に加熱されると発泡して前記框と前記複層パネルの小口との隙間を塞ぐ押縁側加熱発泡材が、前記押縁の長手方向に沿って配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、防火性能を高めることができ、かつ、生産性を向上できる建具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の建具を示す内観姿図である。
前記建具の縦断面図である。
前記建具の横断面図である。
前記建具の下框本体を示す拡大断面図である。
(A)は前記下框本体の上面図、(B)は前記下框本体の下面図である。
(A)は押縁の側面図、(B)は押縁の上面図である。
下框のパネル保持溝内の加熱発泡材が発泡した状態を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3に示すように、本実施形態の建具1は、建物の開口に取り付けられたドア枠2と、このドア枠2内に配置されたドア本体3とを備える片開きドアである。
【0010】
ドア枠2は、図1に示すように、上枠21、下枠22、吊元側の縦枠23、戸先側の縦枠24を四角枠状に接合して形成されている。
上枠21は、図2に示すように、見込方向に沿って設けられた見込面部211と、見込面部211から下方に延出された戸当り部212とを備える。見込面部211の室外側端部には下面に開口する保持溝が形成され、この保持溝には上枠21とドア本体3との間から雨風が浸入することを一次的に防ぐシール材215が取り付けられている。戸当り部212には室外側に開口する保持溝が形成され、この保持溝にはドア本体3に当接して気密性を確保するシール材216が取り付けられている。また、見込面部211の下面には、後述する加熱発泡材101が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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