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公開番号
2024179043
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097536
出願日
2023-06-14
発明の名称
設計支援装置及び設計支援方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G06Q
50/04 20120101AFI20241219BHJP(計算;計数)
要約
【課題】トレードオフ関係にある評価指標を解決する具体的な改善策の提示に必要なデータベースの登録を支援することができる設計支援装置、及び方法を提供する。
【解決手段】計算機を用いて構成される設計支援装置であって、計算機は入力部と、演算部と、演算部で求められたデータの記憶部とを備え、入力部は、過去の不具合対策事例又は過去トラブルを記述した複数のドキュメント情報を取得し、演算部は、ドキュメント情報に記述された改善策を抽出する改善策抽出部と、ドキュメント情報に記述された評価指標を抽出する評価指標抽出部と、同じドキュメント情報に記述の改善策と評価指標の組み合わせを求めるとともに、改善策が類似する複数のドキュメント情報から、改善策と複数の評価指標の組み合わせを得る改善策評価指標紐づけ登録部とを備え、改善策と複数の評価指標の組み合わせの情報を記憶部に記憶することを特徴とする設計支援装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
計算機を用いて構成される設計支援装置であって、
計算機は入力部と、演算部と、演算部で求められたデータの記憶部とを備え、
入力部は、過去の不具合対策事例又は過去トラブルを記述した複数のドキュメント情報を取得し、
演算部は、前記ドキュメント情報に記述された改善策を抽出する改善策抽出部と、
前記ドキュメント情報に記述された評価指標を抽出する評価指標抽出部と、
同じドキュメント情報に記述の改善策と評価指標の組み合わせを求めるとともに、改善策が類似する複数の前記ドキュメント情報から、改善策と複数の評価指標の組み合わせを得る改善策評価指標紐づけ登録部とを備え、
改善策と複数の評価指標の組み合わせの情報を記憶部に記憶することを特徴とする設計支援装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の設計支援装置であって、
前記改善策抽出部は、改善策が記載されることの多い文章によく出現する単語を改善策に関連するキーワードとして記憶する改善策辞書を参照し、改善策に関連するキーワードを用いて前記ドキュメント情報に記述された改善策を抽出することを特徴とする設計支援装置。
【請求項3】
請求項1に記載の設計支援装置であって、
前記評価指標抽出部は、製品や部品における評価指標が記載される文章によく出現する単語を評価指標に関連するキーワードとして記憶評価指標辞書を参照し、評価指標に関連するキーワードを用いて前記ドキュメント情報に記述された評価指標を抽出することを特徴とする設計支援装置。
【請求項4】
請求項1に記載の設計支援装置であって、
前記改善策評価指標紐づけ登録部は、改善策に記載された文章の内容の類似性から,類似度を算出し、類似度の高い改善策について、改善策と複数の評価指標の組み合わせを得ることを特徴とする設計支援装置。
【請求項5】
請求項4に記載の設計支援装置であって、
前記改善策評価指標紐づけ登録部は、前記類似度のしきい値を変更して,前記類似度を考慮する度合いを大きくあるいは小さく調整することを特徴する設計支援装置。
【請求項6】
請求項4に記載の設計支援装置であって、
前記改善策評価指標紐づけ登録部は、類似度を算出するにあたり,CADモデルや形状の類似性を用いて算出することで,入力部とデータベースの類似性に限らない幾何的な類似度を考慮することで,より設計対象の形状に類似度の高い改善策を提示することを特徴とする設計支援装置。
【請求項7】
請求項4に記載の設計支援装置であって、
前記改善策評価指標紐づけ登録部は、類似度の算出結果から優位な改善策や評価指標が得られない場合は,前記入力部を介して編集や添付情報を追加するように指示することで前記記憶部に登録する時に必要な項目を付加して前記記憶部への登録を支援することを特徴とする設計支援装置。
【請求項8】
計算機を用いて実現される設計支援方法であって、
計算機は入力部と、演算部と、演算部で求められたデータの記憶部とを備え、
入力部は、過去の不具合対策事例又は過去トラブルを記述した複数のドキュメント情報を取得し、
演算部は、前記ドキュメント情報に記述された改善策を抽出し、前記ドキュメント情報に記述された評価指標を抽出し、同じドキュメント情報に記述の改善策と評価指標の組み合わせを求めるとともに、改善策が類似する複数の前記ドキュメント情報から、改善策と複数の評価指標の組み合わせを得、
改善策と複数の評価指標の組み合わせの情報を記憶することを特徴とする設計支援方法。
【請求項9】
請求項8に記載の設計支援方法であって、
改善策が記載されることの多い文章によく出現する単語を改善策に関連するキーワードとして記憶する改善策辞書を参照し、改善策に関連するキーワードを用いて前記ドキュメント情報に記述された改善策を抽出することを特徴とする設計支援方法。
【請求項10】
請求項8に記載の設計支援方法であって、
製品や部品における評価指標が記載される文章によく出現する単語を評価指標に関連するキーワードとして記憶評価指標辞書を参照し、評価指標に関連するキーワードを用いて前記ドキュメント情報に記述された評価指標を抽出することを特徴とする設計支援方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は,製品の設計案の検討を支援する設計支援装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
製品設計では,顧客要求に基づいて製品性能やコスト,信頼性等の複数の評価指標を満足する設計案を検討する必要がある。しかし,評価指標の中には,互いにトレードオフの関係になるものがある。例えば,部品の強度を増すために板厚を厚くすると,本来なるべく小さくしたいコストや重量が増えてしまう。このように全ての評価指標を満足するためには,前述したようなトレードオフの関係を解決する必要がある。
【0003】
この点に関して、特許文献1は,ユーザに対して,工場における生産ラインを改善するため適切な施策を特定することを目的として,生産ラインにおける改善内容を示す改善テーマと生産ラインの特徴を示すライン特徴とを関連付けて,これらを記憶した施策記憶部を参照し,テーマ特定部では,改善対象の生産ラインである対象ラインについての改善テーマと関連付けられた施策を特定する。特徴特定部は,特定された施策を対象として,対象の施策と関連付けられたライン特徴と,対象ラインのライン特徴との類似度を計算して,類似度に基づき実施候補となる施策を特定する。
【0004】
また特許文献2は,エレベータの運行効率を向上することを目的として,エレベータの運行効率が低下する現象を検出する運行効率低下現象検出部と運行効率低下現象の要因を判定する要因判定処理部と,検出した運行効率低下現象とその要因に基づいて1つもしくは複数の改善策を選定する改善策選定処理部によって,エレベータの運行方法の変更,エレベータの利用者に対するエレベータの利用方法または操作方法に関する情報,エレベータの利用状態の制限のうち,運行効率が改善する少なくとも2つの改善策を提示する。この改善策の提示には,要因および改善策が紐づけられた要因および改善策データベースを参照して候補を提示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-184195号公報
特開2021-070564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は,ユーザへ適切な施策を効果的に提示することで,工場における生産ラインの改善活動につなげるような発明である。この施策は,生産ラインを改善する評価指標に対する施策であって,なおかつ,評価指標1つに対して,適切な施策を1件提示するような1対1の関係で施策を特定する発明である。そのため,複数の評価指標間のトレードオフの関係を解決することはできない。
【0007】
特許文献2では,エレベータの運行効率低下の要因およびその改善策が紐づけられた要因および改善策データベースを用いており,あくまでも要因と改善策の関係で紐づけられており,複数のトレードオフ関係にある評価指標とその評価指標を両立するための改善策としては登録されておらず,特許文献1と同様に,トレードオフの関係を解決することはできない。さらに,データベースには運行効率低下の改善に寄与する改善策が登録されており,他の評価指標も考慮しようとするとデータベースの登録や構築作業が必要となり,別途工数がかかる。
【0008】
以上のことから本発明においては,トレードオフ関係にある評価指標を解決する具体的な改善策の提示に必要なデータベースの登録を支援することができる設計支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上のことから本発明においては、「計算機を用いて構成される設計支援装置であって、計算機は入力部と、演算部と、演算部で求められたデータの記憶部とを備え、入力部は、過去の不具合対策事例又は過去トラブルを記述した複数のドキュメント情報を取得し、演算部は、ドキュメント情報に記述された改善策を抽出する改善策抽出部と、ドキュメント情報に記述された評価指標を抽出する評価指標抽出部と、同じドキュメント情報に記述の改善策と評価指標の組み合わせを求めるとともに、改善策が類似する複数のドキュメント情報から、改善策と複数の評価指標の組み合わせを得る改善策評価指標紐づけ登録部とを備え、改善策と複数の評価指標の組み合わせの情報を記憶部に記憶することを特徴とする設計支援装置。」としたものである。
【0010】
また本発明においては、「計算機を用いて実現される設計支援方法であって、計算機は入力部と、演算部と、演算部で求められたデータの記憶部とを備え、入力部は、過去の不具合対策事例又は過去トラブルを記述した複数のドキュメント情報を取得し、演算部は、ドキュメント情報に記述された改善策を抽出し、ドキュメント情報に記述された評価指標を抽出し、同じドキュメント情報に記述の改善策と評価指標の組み合わせを求めるとともに、改善策が類似する複数のドキュメント情報から、改善策と複数の評価指標の組み合わせを得、改善策と複数の評価指標の組み合わせの情報を記憶することを特徴とする設計支援方法。」としたものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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