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公開番号
2024176462
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095007
出願日
2023-06-08
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
B60C
11/00 20060101AFI20241212BHJP(車両一般)
要約
【課題】ウェットグリップ性能およびトラクション性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部を備えたタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝を有し、前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層の半径方向内側に隣接する第二層とを少なくとも備え、前記第一層および前記第二層が、それぞれゴム成分およびシリカを含有するゴム組成物により構成され、前記第一層の厚みをt1(mm)、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、前記第一層を構成するゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をS1(質量部)、前記第二層を構成するゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をS2(質量部)、前記第一層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE1(質量%)、前記第二層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE2(質量%)、前記第二層の30℃における複素弾性率を30℃E*2(MPa)、前記トレッド部の接地面におけるランド比をRとしたとき、t1/Hが0.90以下であり、Rと30℃E*2との積(R×30℃E*2)が12.0以下であり、かつAE2/S2がAE1/S1よりも大きいタイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド部を備えたタイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝を有し、
前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層の半径方向内側に隣接する第二層とを少なくとも備え、
前記第一層および前記第二層が、それぞれゴム成分およびシリカを含有するゴム組成物により構成され、
前記第一層の厚みをt1(mm)、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、前記第一層を構成するゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をS1(質量部)、前記第二層を構成するゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をS2(質量部)、前記第一層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE1(質量%)、前記第二層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE2(質量%)、前記第二層の30℃における複素弾性率を30℃E*2(MPa)、前記トレッド部の接地面におけるランド比をRとしたとき、
t1/Hが0.90以下であり、Rと30℃E*2との積(R×30℃E*2)が12.0以下であり、かつAE2/S2がAE1/S1よりも大きいタイヤ。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
R×30℃E*2が8.0以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第一層を構成するゴム組成物のガラス転移温度Tg1および前記第二層を構成するゴム組成物のガラス転移温度Tg2がいずれも-10℃以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項4】
Tg1およびTg2がいずれも-20℃以下である、請求項3記載のタイヤ。
【請求項5】
前記第一層の30℃におけるtanδ(30℃tanδ1)および前記第二層の30℃におけるtanδ(30℃tanδ2)がいずれも0.50以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項6】
30℃tanδ1および30℃tanδ2がいずれも0.30以下である、請求項5記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第一層を構成するゴム成分中の総スチレン量Sty1および前記第二層を構成するゴム成分中の総スチレン量Sty2がいずれも45質量%以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項8】
Sty1およびSty2がいずれも35質量%以下である、請求項7記載のタイヤ。
【請求項9】
前記シリカの平均一次粒子径が23nm以下である、請求項1~8のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記シリカの平均一次粒子径が18nm以下である、請求項1~8のいずれか一項に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
以前からタイヤのトラクション性能を改善する手法について種々検討されており、例えば、特許文献1には、特定のスチレンブタジエンゴム、加硫ゴム粒子、およびカーボンブラックを含むゴム組成物をトレッドに用いることにより、高温時の耐摩耗性およびトラクション性能の総合性能を改善できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-32428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、近年では、タイヤのウェットグリップ性能およびトラクション性能の総合性能について、更なる改善が求められている。
【0005】
本発明は、ウェットグリップ性能およびトラクション性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を備えたタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝を有し、前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層の半径方向内側に隣接する第二層とを少なくとも備え、前記第一層および前記第二層が、それぞれゴム成分およびシリカを含有するゴム組成物により構成され、前記第一層の厚みをt1(mm)、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、前記第一層を構成するゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をS1(質量部)、前記第二層を構成するゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をS2(質量部)、前記第一層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE1(質量%)、前記第二層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE2(質量%)、前記第二層の30℃における複素弾性率を30℃E*2(MPa)、前記トレッド部の接地面におけるランド比をRとしたとき、t1/Hが0.90以下であり、Rと30℃E*2との積(R×30℃E*2)が12.0以下であり、かつAE2/S2がAE1/S1よりも大きいタイヤに関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、タイヤのウェットグリップ性能およびトラクション性能の総合性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るタイヤのトレッド部の一部が示された断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部を備えたタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝を有し、前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層の半径方向内側に隣接する第二層とを少なくとも備え、前記第一層および前記第二層が、それぞれゴム成分およびシリカを含有するゴム組成物により構成され、前記第一層の厚みをt1(mm)、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、前記第一層を構成するゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をS1(質量部)、前記第二層を構成するゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をS2(質量部)、前記第一層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE1(質量%)、前記第二層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE2(質量%)、前記第二層の30℃における複素弾性率を30℃E*2(MPa)、前記トレッド部の接地面におけるランド比をRとしたとき、t1/Hが0.90以下であり、Rと30℃E*2との積(R×30℃E*2)が12.0以下(好ましくは8.0以下)であり、かつAE2/S2がAE1/S1よりも大きいタイヤである。
【0010】
本発明のタイヤにおいて、ウェットグリップ性能およびトラクション性能の総合性能が向上する理由については、理論に拘束されることは意図しないが、以下のように考えられる。
(【0011】以降は省略されています)
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