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公開番号2024176291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094746
出願日2023-06-08
発明の名称エンジンのエアクリーナ装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F02M 35/024 20060101AFI20241212BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】ロアケースから放出される騒音を低減することができるエンジンのエアクリーナ装置を提供すること。
【解決手段】ロアケース31の底面における前後方向中央部に、上方に窪み、かつ、ロアケース31の左右方向に延びる凹部31Hが形成されている。凹部31Hの左右方向中央部に、下方に膨出し、かつ、ロアケース31の前後方向に延びる中央膨出部31Mが配置されている。中央固定部31Gは、中央膨出部31Mの底部に配置されている。ロアケース31の底面における前部に、凹部31Hに対して相対的に下方に膨出し、かつ左右方向に延びる前側膨出部31Jが形成されている。ロアケース31の底面における後部に、凹部31Hに対して相対的に下方に膨出し、かつ左右方向に延びる後側膨出部31Kが形成されている。中央膨出部31Mは、前側膨出部31Jと後側膨出部31Kとにそれぞれ連続している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
エンジン本体の上方に配置されたエアクリーナケースと、前記エアクリーナケースの内部に保持されるフィルタエレメントと、を備え、
前記エアクリーナケースは、アッパケースと、前記アッパケースとの間に前記フィルタエレメントを挟み込んだ状態で前記アッパケースの下部に連結されるロアケースと、を有し、
前記ロアケースの外縁部に、前記エンジン本体の上部に固定される外側固定部が設けられ、
前記ロアケースの底面の中央部に、前記エンジン本体の上部に固定される中央固定部が設けられたエンジンのエアクリーナ装置であって、
前記ロアケースの底面における前後方向中央部に、上方に窪み、かつ、前記ロアケースの左右方向に延びる凹部が形成され、
前記凹部の左右方向中央部に、下方に膨出し、かつ、前記ロアケースの前後方向に延びる中央膨出部が配置され、
前記中央固定部は、前記中央膨出部の底部に配置されていることを特徴とするエンジンのエアクリーナ装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記ロアケースの底面における前部に、前記凹部に対して相対的に下方に膨出し、かつ左右方向に延びる前側膨出部が形成され、
前記ロアケースの底面における後部に、前記凹部に対して相対的に下方に膨出し、かつ左右方向に延びる後側膨出部が形成され、
前記中央膨出部は、前記前側膨出部と前記後側膨出部とにそれぞれ連続していることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのエアクリーナ装置。
【請求項3】
前記エンジン本体の上部に、気筒毎の点火コイルが、上方に突出し、かつ左右方向に隣り合って配置され、
前記点火コイルは前記凹部に配置され、
前記中央膨出部は、隣り合う前記点火コイルの間に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンのエアクリーナ装置。
【請求項4】
前記凹部に、下方に膨出し、かつ、前記中央膨出部と平行に延びる平行膨出部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンのエアクリーナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのエアクリーナ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来のエンジンのエアクリーナ装置として特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1には、エンジン本体の上方にエアクリーナケースを配置し、エアクリーナケースの外縁部に加えて、エアクリーナケースの底面の中央部をエンジン本体の上部に固定したエアクリーナ装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-202635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エンジン本体の上部は、点火コイルやブリーザ室等の部品が配置されていることで凹凸形状となっている。そのため、エアクリーナ装置と点火コイル等との干渉を避けながら、エアクリーナ装置を含むエンジンの全体の全高を抑制するために、エアクリーナ装置の底部を上方に窪む凹形状にすることが好ましい。一方、エアクリーナ装置の底部を凹形状にする場合、底部を構成するロアケースが薄型化し、底部の剛性が低下するため、エアクリーナ装置のエアクリーナケースから放射される騒音が大きくなることが考えられる。このため、特許文献1に記載のエアクリーナ装置は、点火コイル等との干渉を回避しながらロアケースから放出される騒音を低減することができるよう、更に改良の余地があった。
【0005】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、ロアケースから放出される騒音を低減することができるエンジンのエアクリーナ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、エンジン本体の上方に配置されたエアクリーナケースと、前記エアクリーナケースの内部に保持されるフィルタエレメントと、を備え、前記エアクリーナケースは、アッパケースと、前記アッパケースとの間に前記フィルタエレメントを挟み込んだ状態で前記アッパケースの下部に連結されるロアケースと、を有し、前記ロアケースの外縁部に、前記エンジン本体の上部に固定される外側固定部が設けられ、前記ロアケースの底面の中央部に、前記エンジン本体の上部に固定される中央固定部が設けられたエンジンのエアクリーナ装置であって、前記ロアケースの底面における前後方向中央部に、上方に窪み、かつ、前記ロアケースの左右方向に延びる凹部が形成され、前記凹部の左右方向中央部に、下方に膨出し、かつ、前記ロアケースの前後方向に延びる中央膨出部が配置され、前記中央固定部は、前記中央膨出部の底部に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように上記の本発明によれば、ロアケースから放出される騒音を低減することができるエンジンのエアクリーナ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係るエアクリーナ装置を備えるエンジンの平面図である。
図2は、本発明の一実施例に係るエアクリーナ装置を備えるエンジンの左側面図である。
図3は、図2に示すエアクリーナ装置のIII-III方向の矢視断面図である。
図4は、図3に示すエアクリーナ装置のIV-IV方向の矢視断面図である。
図5は、図3に示すエアクリーナ装置のV-V方向の矢視断面図である。
図6は、本発明の一実施例に係るエアクリーナ装置の底面を表す斜視図である。
図7は、本発明の一実施例に係るエアクリーナ装置の底面を表す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係るエンジンのエアクリーナ装置は、エンジン本体の上方に配置されたエアクリーナケースと、エアクリーナケースの内部に保持されるフィルタエレメントと、を備え、エアクリーナケースは、アッパケースと、アッパケースとの間にフィルタエレメントを挟み込んだ状態でアッパケースの下部に連結されるロアケースと、を有し、ロアケースの外縁部に、エンジン本体の上部に固定される外側固定部が設けられ、ロアケースの底面の中央部に、エンジン本体の上部に固定される中央固定部が設けられたエンジンのエアクリーナ装置であって、ロアケースの底面における前後方向中央部に、上方に窪み、かつ、ロアケースの左右方向に延びる凹部が形成され、凹部の左右方向中央部に、下方に膨出し、かつ、ロアケースの前後方向に延びる中央膨出部が配置され、中央固定部は、中央膨出部の底部に配置されていることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るエンジンのエアクリーナ装置は、ロアケースから放出される騒音を低減することができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係るエンジンのエアクリーナ装置について、図面を用いて説明する。図1から図7は、本発明の一実施例に係るエンジンのエアクリーナ装置を示す図である。図1から図7において、上下前後左右方向は、車両に設置された状態のエンジンのエアクリーナ装置の上下前後左右方向とし、前後方向に対して直交する方向が左右方向、エンジンのエアクリーナ装置の高さ方向が上下方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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