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公開番号
2024175696
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023093584
出願日
2023-06-07
発明の名称
コイル部品
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
27/29 20060101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コイル部品において、コアの鍔部に端子電極および溝が設けられ、端子電極に接続されるワイヤは溝に受け入れられる。この構造において、コアの鍔部に設けられる溝へのワイヤの進入動作の自由度を高め、かつ溝内でのワイヤの位置のばらつきを低減する。
【解決手段】鍔部5の実装面7には、ワイヤ23の端部を受け入れるためのもので、鍔部5の内側端面9と外側端面10とを結ぶ方向に延びる溝25が設けられる。溝25は、内側端面9と外側端面10とを結ぶ方向に延びる第1辺27と第2辺28とに挟まれた底面29を形成しており、第1辺は27、第2辺28に比べて、巻芯部3からのワイヤ23の引き出し位置33により近くに位置している。第1辺27および第2辺28間の間隔は、内側端面9側でより狭く、外側端面10側でより広い。第1辺27が軸線方向Aに対してなす角度は、第2辺28が軸線方向に対してなす角度より小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線方向に延びる巻芯部ならびに前記巻芯部の前記軸線方向における互いに逆の第1端部および第2端部にそれぞれ設けられた第1鍔部および第2鍔部を有する、コアを備え、
前記第1鍔部および前記第2鍔部の各々は、実装時において実装基板側に向く実装面と、前記巻芯部側に向く内側端面と、前記内側端面とは反対側の外側端面と、を有し、さらに、
前記第1鍔部および前記第2鍔部の少なくとも前記実装面にそれぞれ設けられた、第1端子電極および第2端子電極と、
前記第1端子電極および前記第2端子電極間に接続されながら前記巻芯部のまわりに巻回された、少なくとも1本のワイヤと、
を備え、
前記第1鍔部および前記第2鍔部の少なくとも一方の前記実装面には、前記ワイヤの端部を受け入れるためのもので、前記内側端面と前記外側端面とを結ぶ方向に延びる溝が設けられ、
前記溝は、少なくとも前記内側端面側が開口した状態であり、前記内側端面と前記外側端面とを結ぶ方向にそれぞれ延びる第1辺と第2辺とに挟まれた底面、ならびに前記底面から前記第1辺および前記第2辺をそれぞれ介して立ち上がる第1立上がり面および第2立上がり面を形成しており、
前記第1辺は、前記第2辺に比べて、前記巻芯部からの前記ワイヤの引き出し位置により近くに位置しており、
前記第1辺および前記第2辺間の間隔は、前記内側端面側でより狭く、前記外側端面側でより広くされるとともに、
前記第1辺が前記軸線方向に対してなす角度は、前記第2辺が前記軸線方向に対してなす角度より小さい、
コイル部品。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記溝は、前記第1鍔部および前記第2鍔部の前記実装面にそれぞれ設けられる、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記溝は前記内側端面側から前記外側端面側に向かってより浅くなるように、前記底面に勾配が付与されている、請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第1立上がり面および前記第2立上がり面の各々と前記底面とがなす内側の角度は鈍角である、請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記実装面の延びる方向であって前記軸線方向に直交する方向を幅方向としたとき、前記溝は、前記巻芯部から引き出される前記ワイヤの位置により近くなるように、前記幅方向に片寄って位置している、請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記第1辺は、前記軸線方向と平行に延びる、請求項5に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記第1辺と前記第2辺との間隔は、前記ワイヤの直径より広い、請求項1または2に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記実装面と前記底面との高低差で表わされる前記溝の深さは、前記ワイヤの直径より浅い、請求項1または2に記載のコイル部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、巻線型のコイル部品に関するもので、特に、コアに設けられる鍔部における、ワイヤとの接続部分の構造に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
この発明にとって興味あるコイル部品がたとえば特開2006-100748号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1に記載のコイル部品は、巻芯部ならびにその軸線方向における互いに逆の第1端部および第2端部にそれぞれ設けられた第1鍔部および第2鍔部を有する、コアと、第1鍔部および第2鍔部にそれぞれ設けられた第1端子電極および第2端子電極と、第1端子電極および第2端子電極間に接続されながら巻芯部のまわりに巻回された、ワイヤと、を備えている。
【0003】
第1鍔部および第2鍔部の各々は4つの周面を有する断面四角形である。4つの周面の各々には、溝が設けられている。溝は、巻芯部の軸線方向に平行な2つの辺に挟まれた底面、ならびに当該底面から上記2つの辺をそれぞれ介して立ち上がる2つの立上がり面を形成している。上述した端子電極は、鍔部のいずれかの周面に設けられる。ワイヤの端部は、当該周面に設けられた溝内に受け入れられた状態で、端子電極に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-100748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の溝において、底面を規定する2つの辺および2つの立上がり面は、巻芯部の軸線方向に平行に延びている。したがって、巻芯部から溝にまで引き出されて端子電極に接続されるワイヤの引き出し角度が制限される傾向があり、ワイヤの溝への進入動作の自由度が比較的低い。たとえば、ワイヤは、通常、溝に斜めに進入するが、このとき、巻芯部からのワイヤの引き出し位置により遠い溝の立上がり面に、ワイヤの先端が当たることがあり、このことがワイヤの溝への進入動作を制限することがある。
【0006】
また、溝において、底面を規定する2つの辺および2つの立上がり面は、巻芯部の軸線方向に平行に延びているため、ワイヤを受け入れ可能とする溝の幅は広くなる傾向があり、そのため、溝内でのワイヤの位置のばらつきが大きくなってしまう。
【0007】
そこで、この発明の目的は、コアの鍔部に設けられる溝へのワイヤの進入動作の自由度を高め、かつ溝内でのワイヤの位置のばらつきを低減し得る構造を有する、コイル部品を提供しようとすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るコイル部品は、軸線方向に延びる巻芯部ならびに巻芯部の軸線方向における互いに逆の第1端部および第2端部にそれぞれ設けられた第1鍔部および第2鍔部を有する、コアを備える。
【0009】
上記第1鍔部および第2鍔部の各々は、実装時において実装基板側に向く実装面と、巻芯部側に向く内側端面と、内側端面とは反対側の外側端面と、を有する。
【0010】
コイル部品は、さらに、第1鍔部および第2鍔部の少なくとも実装面にそれぞれ設けられた、第1端子電極および第2端子電極と、第1端子電極および第2端子電極間に接続されながら巻芯部のまわりに巻回された、少なくとも1本のワイヤと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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