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公開番号2024171781
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088987
出願日2023-05-30
発明の名称電源システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20241205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】負荷で必要とされる電力を満たしつつ低コス化を図ることができる電源システムを提供すること。
【解決手段】電力線を介して補機負荷に電力を供給する補機バッテリと、電力線を介して補機バッテリと電気的に接続され、所定電圧に降圧した電力を電力線に出力するDCDCコンバータと、DCDCコンバータを制御する制御装置と、を備える電源システムであって、制御装置は、補機負荷で必要される電力がDCDCコンバータの定格出力を超える場合に、DCDCコンバータの定格出力に補機バッテリの出力可能電力を足し合わせた電力が補機負荷で必要とされる電力を満たさない場合には、DCDCコンバータの出力電圧が所定値まで低下した後にDCDCコンバータの出力電流を定格電流よりも大きい値に設定してDCDCコンバータの出力電流を増大させる制御を短期的に実施する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力線を介して補機負荷に電力を供給する補機バッテリと、
前記電力線を介して前記補機バッテリと電気的に接続され、所定電圧に降圧した電力を前記電力線に出力するDCDCコンバータと、
前記DCDCコンバータを制御する制御装置と、
を備える電源システムであって、
前記制御装置は、前記補機負荷で必要される電力が前記DCDCコンバータの定格出力を超える場合に、前記DCDCコンバータの定格出力に前記補機バッテリの出力可能電力を足し合わせた電力が前記補機負荷で必要とされる電力を満たさない場合には、前記DCDCコンバータの出力電圧が所定値まで低下した後に前記DCDCコンバータの出力電流を定格電流よりも大きい値に設定して前記DCDCコンバータの出力電流を増大させる制御を短期的に実施する
ことを特徴とする電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に搭載される電源システムにおいて、バッテリの故障等によりバッテリから負荷へ電力を供給できない場合に、バッテリとは異なる蓄電部の電力を利用したバックアップ動作を行うことが開示されている。このバックアップ動作時、蓄電部から出力された電圧を電圧変換部で所望電圧に変圧し、電圧変換部から負荷へ所定経路を介して電力を供給するので、負荷の電流が大きく増大しても所定経路の電圧低下を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-137923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、バックアップ用の蓄電部のように、バックアップ用にバッテリとは異なる電源を追加する必要があるため、コストが増大してしまう。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、負荷で必要とされる電力を満たしつつ低コス化を図ることができる電源システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、電力線を介して補機負荷に電力を供給する補機バッテリと、前記電力線を介して前記補機バッテリと電気的に接続され、所定電圧に降圧した電力を前記電力線に出力するDCDCコンバータと、前記DCDCコンバータを制御する制御装置と、を備える電源システムであって、前記制御装置は、前記補機負荷で必要される電力が前記DCDCコンバータの定格出力を超える場合に、前記DCDCコンバータの定格出力に前記補機バッテリの出力可能電力を足し合わせた電力が前記補機負荷で必要とされる電力を満たさない場合には、前記DCDCコンバータの出力電圧が所定値まで低下した後に前記DCDCコンバータの出力電流を定格電流よりも大きい値に設定して前記DCDCコンバータの出力電流を増大させる制御を短期的に実施することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、補機負荷で必要とされる電力が増大した際に、DCDCコンバータの出力を増大させる制御を短期的に実施することによって、必要電力に対する不足分をDCDCコンバータの出力で補うことができる。これにより、補機バッテリのサイズの小型化が可能になり、低コスト化が可能になる。そのため、補機負荷で必要とされる電力を満たしつつ低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における電源システムを模式的に示す図である。
図2は、DCDCコンバータにおける出力電流と出力電圧との関係を示すグラフ図である。
図3は、電力制御フローを示すフローチャート図である。
図4は、補機負荷で必要とされる電力がDCDCコンバータの定格出力以下である場合を説明するための図である。
図5は、補機負荷で必要とされる電力がDCDCコンバータの定格出力よりも大きい場合かつ短期出力拡大が不要な場合を説明するための図である。
図6は、補機負荷で必要とされる電力がDCDCコンバータの定格出力よりも大きい場合かつ短期出力拡大が必要な場合を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における電源システムについて具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電源システムを模式的に示す図である。電源システム1は、車両に搭載される車両用電源システムであって、電源装置10によって補機負荷20に電力を供給するシステムである。電源装置10は制御装置30によって制御される。
(【0011】以降は省略されています)

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