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公開番号2024170264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023090121
出願日2023-05-31
発明の名称原子炉格納容器内作業方法
出願人日立GEニュークリア・エナジー株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類G21C 17/003 20060101AFI20241129BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】作業効率の向上が期待できる原子炉格納容器内作業方法を提供する。
【解決手段】沸騰水型原子力プラントにおける原子炉格納容器内作業方法であって、原子
炉格納容器に存在する貫通孔を複数使用して、複数の装置または機材を原子炉格納容器内
に搬入することを特徴とする原子炉格納容器内作業方法。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
原子力プラントにおける原子炉格納容器内作業方法であって、
原子炉格納容器に存在する貫通孔を複数使用して、複数の装置または機材を前記原子炉
格納容器内に搬入することを特徴とする原子炉格納容器内作業方法。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の原子炉格納容器内作業方法であって、
複数の前記貫通孔から搬入した複数の前記装置または機材を用いて、前記原子炉格納容
器内の調査、前記原子炉格納容器内の各部状況の確認、前記原子炉格納容器内の物質のサ
ンプリング、前記原子炉格納容器内の構造物の補強、前記原子炉格納容器内の障害物の撤
去の少なくとも1つの作業を実行することを特徴とする原子炉格納容器内作業方法。
【請求項3】
請求項1に記載の原子炉格納容器内作業方法であって、
前記原子炉格納容器内に搬入する前記装置の機能を分担し、前記貫通孔の大きさに応じ
た装置を搬入することを特徴とする原子炉格納容器内作業方法。
【請求項4】
請求項1に記載の原子炉格納容器内作業方法であって、
前記原子炉格納容器の中で複数の前記装置がその作業を協調しあうことができることを
特徴とする原子炉格納容器内作業方法。
【請求項5】
請求項2に記載の原子炉格納容器内作業方法であって、
前記原子炉格納容器内に搬入した装置によりグレーチングに開口を形成し、開口から前
記装置を下ろし、前記原子炉格納容器内の下部およびサプレッションチャンバ内の調査、
前記サプレッションチャンバ内の状況の確認、前記原子炉格納容器内の物質のサンプリン
グ、前記原子炉格納容器内の構造物の補強、前記原子炉格納容器内の障害物の撤去の少な
くとも1つの作業を実行することを特徴とする原子炉格納容器内作業方法。
【請求項6】
原子力プラントにおける原子炉格納容器内作業方法であって、
原子炉格納容器に存在する第一の貫通孔から第一の作業装置を搬入し、
原子炉格納容器に存在する第二の貫通孔から第二の作業装置を搬入し、
前記第一の作業装置と第二の作業装置を遠隔にて操作する制御装置からの制御信号によ
って、複数の前記作業装置が、原子炉格納容器内にて協調作業を実施することを特徴とす
る原子炉格納容器内作業方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は複数の小型貫通孔を使用した原子炉格納容器内作業方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
福島第一原子力発電所事故後の原子炉格納容器内の調査実績では、原子炉格納容器に多数存在する貫通孔(ペネトレーション)よりアクセス可能な貫通孔を選定し、調査目的に合わせた専用装置を投入して調査を実施している。
【0003】
原子炉格納容器内へのアクセスには、ペデスタル内に直線的に最短でアクセスできる貫通孔もあるが、貫通孔の寸法は小さい。投入する装置の役割にもよるが、装置に複数の機能を持たそうとすると装置自身が大きくなる可能性があり、投入する貫通孔の寸法制約により、投入装置の機能も限定される可能性がある。
【0004】
1つの貫通孔で作業を行う場合は、装置を役割毎に分けて複数のステップを踏んで作業する必要があるため、作業効率は悪く、作業期間も長く費やすことになる。または、投入する装置に複数の役割を持たすことにより、装置が複雑になり、操作性の難易度が高くなる。一方で、原子炉格納容器には複数の貫通孔があり、それらの貫通孔から複数の装置を投入し、原子炉格納容器内で装置同士を組み合わせることで、装置の出し入れを頻繁に行わずにすみ、作業ステップを分けずに原子炉格納容器内で作業することが可能である。
【0005】
この点に関して、特許文献1では、最小限のアクセスで原子炉格納容器内の事前調査を可能とする原子炉格納容器の内部観察方法を提供することを目的として、「原子炉格納容器の内部観察方法において、原子炉格納容器12の内外を貫通するように設けられるペネトレーション13から観察用プローブ50を挿入しその内部観察を実施する」ことを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-104817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
貫通孔からの原子炉格納容器内の調査によれば、小型の貫通孔では原子炉格納容器内に搬入できる装置の大きさが制限されてしまう。また、1つの貫通孔で作業を行う場合、目的に合わせた専用装置を準備し、目的に応じた専用装置を複数回搬出入する必要があり、効率的ではない。
【0008】
より具体的に述べると、ペデスタル内に最短でアクセスできる貫通孔はペデスタル内と直線的な位置になるため、容易にペデスタル内へ侵入することが困難である。また貫通孔が小さく、搬入できる装置の寸法が限定されてしまう。
【0009】
さらに、ペデスタル内のカメラの設置や原子炉格納容器内での作業については、使用装
置が一つではないため、1つの小型の貫通孔で作業する場合、装置の搬出入が複数回行われ、効率的ではない。
【0010】
以上のことから本発明においては、作業効率の向上が期待できる原子炉格納容器内作業方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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