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公開番号2024168426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085113
出願日2023-05-24
発明の名称ハンドルスイッチ装置
出願人ヤマハ発動機株式会社,東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類B62K 23/02 20060101AFI20241128BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】操作者の意思により装置の作動の自動停止操作を行うことができないこと。
【解決手段】本発明のハンドルスイッチ装置は、操作部20が第一方向に操作されることにより第一通電状態となる第一の通電手段31と、第一通電状態であるときに操作部20が第一方向にさらに操作されることにより第二通電状態となる第二の通電手段32と、検出した第一通電状態又は第二通電状態に応じて操作部20に対応する装置60を作動させる制御手段50と、を備え、制御手段50は、第一通電状態が検出されると装置60を作動させ、第一通電状態を検出してから所定の時間が経過すると装置60の作動を停止する。
【選択図】図4



特許請求の範囲【請求項1】
操作部が第一方向に操作されることにより第一通電状態となる第一の通電手段と、
前記第一通電状態であるときに前記操作部が前記第一方向にさらに操作されることにより第二通電状態となる第二の通電手段と、
検出した前記第一通電状態又は前記第二通電状態に応じて、前記操作部に対応する装置を作動させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記第一通電状態が検出されると前記装置を作動させ、当該第一通電状態を検出してから所定の時間が経過すると前記装置の作動を停止する、
ハンドルスイッチ装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のハンドルスイッチ装置であって、
前記制御手段は、前記第一通電状態を検出してから前記所定の時間が経過するまで前記装置の作動を継続して当該所定の時間が経過すると前記装置の作動を停止し、前記第二通電状態を検出すると予め設定された停止信号を検出するまで前記装置の作動を継続して当該停止信号を検出すると前記装置の作動を停止する、
ハンドルスイッチ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のハンドルスイッチ装置であって、
前記第一の通電手段は、前記操作部に対する前記第一方向への操作が解除されたときに前記第一通電状態を解除し、
前記第二の通電手段は、前記操作部に対する前記第一方向への操作が解除されたときに前記第二通電状態を解除し、
前記制御手段は、前記第一通電状態を検出してから前記所定の時間が経過するまで、前記第一通電状態が解除された場合であっても前記装置の作動を継続し、前記第二通電状態を検出してから前記停止信号を検出するまで、前記第二通電状態が解除された場合であっても前記装置の作動を継続する、
ハンドルスイッチ装置。
【請求項4】
請求項3に記載のハンドルスイッチ装置であって、
前記第一の通電手段は、前記操作部が前記第一方向に第一距離だけ押圧操作されることにより前記第一通電状態となり、当該押圧操作が解除されることにより前記第一通電状態が解除されるよう構成されており、
前記第二の通電手段は、前記操作部が前記第一方向に前記第一距離よりも長い第二距離だけ押圧操作されることにより前記第二通電状態となり、当該押圧操作が解除されることにより前記第二通電状態が解除されるよう構成されている、
ハンドルスイッチ装置。
【請求項5】
請求項2に記載のハンドルスイッチ装置であって、
前記装置は、前記制御手段により点灯作動するよう制御され、
前記制御手段は、前記第一通電状態を検出してから前記所定の時間が経過するまで前記装置の点灯作動を継続し、前記第二通電状態を検出してから前記停止信号を検出するまで前記装置の点灯作動を継続する、
ハンドルスイッチ装置。
【請求項6】
請求項5に記載のハンドルスイッチ装置であって、
前記装置はウインカであり、
前記制御手段は、前記第一通電状態を検出してから前記所定の時間が経過するまでウインカの作動を継続し、前記第二通電状態を検出してから前記停止信号を検出するまで前記ウインカの作動を継続する、
ハンドルスイッチ装置。
【請求項7】
請求項2に記載のハンドルスイッチ装置であって、
前記制御手段は、前記第二通電状態を検出して前記装置の作動を継続し、前記装置が装備された車両に搭載された制御装置から出力された前記停止信号を検出すると前記装置の作動を停止する、
ハンドルスイッチ装置。
【請求項8】
操作部が第一方向に操作されることにより第一通電状態となる第一の通電手段と、
前記第一通電状態であるときに前記操作部が前記第一方向にさらに操作されることにより第二通電状態となる第二の通電手段と、
検出した前記第一通電状態又は前記第二通電状態に応じて、前記操作部に対応する装置を作動させる制御手段と、
を備えたハンドルスイッチ装置による制御方法であって、
前記第一通電状態が検出されると前記装置を作動させ、当該第一通電状態を検出してから所定の時間が経過すると前記装置の作動を停止する、
制御方法。
【請求項9】
請求項8に記載の制御方法であって、
前記第一通電状態を検出してから前記所定の時間が経過するまで前記装置の作動を継続して当該所定の時間が経過すると前記装置の作動を停止し、前記第二通電状態を検出すると予め設定された停止信号を検出するまで前記装置の作動を継続して当該停止信号を検出すると前記装置の作動を停止する、
制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンドルスイッチ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪などの車両に装備されるハンドルスイッチ装置には、種々の操作スイッチが搭載されている。例えば、ハンドルスイッチ装置には、左右のウインカの作動を操作するウインカスイッチが搭載されており、特許文献1には、ウインカの作動を制御することが記載されている。具体的に、特許文献1では、ウインカの作動後の車両の走行状態に応じて自動的にウインカが停止されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6077883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、車両の走行状態に応じて操作者の意図しないタイミングでウインカが自動的に停止されてしまうおそれがある。このため、操作者の意思に応じた自動停止操作を行うことができない、という問題が生じる。また、かかる問題は、ウインカスイッチに限らず、他の装置の作動を操作する他のスイッチにも生じうる。
【0005】
本発明の目的は、上述した課題である、操作者の意思により装置の作動の自動停止操作を行うことができない、という問題を解決することができるハンドルスイッチ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態であるハンドルスイッチ装置は、
操作部が第一方向に操作されることにより第一通電状態となる第一の通電手段と、
前記第一通電状態であるときに前記操作部が前記第一方向にさらに操作されることにより第二通電状態となる第二の通電手段と、
検出した前記第一通電状態又は前記第二通電状態に応じて、前記操作部に対応する装置を作動させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記第一通電状態が検出されると前記装置を作動させ、当該第一通電状態を検出してから所定の時間が経過すると前記装置の作動を停止する、
という構成をとる。
【0007】
また、本発明の一形態である制御方法は、
操作部が第一方向に操作されることにより第一通電状態となる第一の通電手段と、
前記第一通電状態であるときに前記操作部が前記第一方向にさらに操作されることにより第二通電状態となる第二の通電手段と、
検出した前記第一通電状態又は前記第二通電状態に応じて、前記操作部に対応する装置を作動させる制御手段と、
を備えたハンドルスイッチ装置による制御方法であって、
前記第一通電状態が検出されると前記装置を作動させ、当該第一通電状態を検出してから所定の時間が経過すると前記装置の作動を停止する、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、以上のように構成されることにより、ハンドルスイッチ装置において操作者の意思により装置の作動の自動停止操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態におけるハンドルスイッチ装置の構成を示す図である。
図1に開示したウインカスイッチの接点装置の構成を示す図である。
図1に開示したウインカスイッチの接点装置の構成を示す図である。
図1に開示したウインカスイッチの接点装置の構成を示す図である。
図1に開示したウインカスイッチを含む操作システムの構成を示す図である。
図1に開示したウインカスイッチの操作によるウインカの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図5を参照して説明する。図1乃至図4は、ハンドルスイッチ装置の構成を説明するための図であり、図5は、ハンドルスイッチ装置の操作によるウインカの動作を説明するための図である。
(【0011】以降は省略されています)

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