TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024167836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023084191
出願日2023-05-22
発明の名称ロック装置
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E05B 77/36 20140101AFI20241127BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ロック状態におけるロック対象部のガタつきを抑制する。
【解決手段】ロック装置10は、ストライカ12が出入りする進入部14Cを有する筐体14、ラッチ16、ポール18及びカム20を備えている。ラッチ16は、ロック位置に位置している状態ではストライカ12の進入部14Cからの抜け出しを制限し、ロック解除位置に位置している状態ではストライカ12の進入部14Cからの抜け出しを許容する。ポール18は、回転許容位置に位置している状態ではラッチ16の回転を許容し、回転制限位置に位置している状態ではラッチ16のロック位置からロック解除位置側への回転を制限する。カム20は、ポール18に支持されており、ラッチ16がロック位置に位置している状態かつポール18が回転制限位置に位置している状態でトーションバネ22の付勢力によってストライカ12に当接して、進入部14C内におけるストライカ12のガタつきを制限する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロック対象部が出入りする進入部を有するベース部材と、
ロック位置とロック解除位置との間において回転可能に支持され、前記ロック位置に位置している状態では前記ロック対象部の前記進入部からの抜け出しを制限し、前記ロック解除位置に位置している状態では前記ロック対象部の前記進入部からの抜け出しを許容する第1ロック部材と、
回転許容位置と回転制限位置との間において回転可能に支持され、前記回転許容位置に位置している状態では前記第1ロック部材の回転を許容し、前記回転制限位置に位置している状態では前記第1ロック部材の前記ロック位置から前記ロック解除位置側への回転を制限する第2ロック部材と、
前記第2ロック部材に支持されていると共に前記第2ロック部材に対して変位可能とされかつ第1付勢部材を介して一方側へ付勢され、前記第1ロック部材が前記ロック位置に位置している状態かつ前記第2ロック部材が前記回転制限位置に位置している状態で前記第1付勢部材の付勢力によって前記ロック対象部に当接して、前記進入部内における前記ロック対象部のガタつきを制限する当接部材と、
を備えたロック装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記当接部材は、前記第2ロック部材に設けられた回転軸まわりに回転変位可能となっている請求項1に記載のロック装置。
【請求項3】
前記回転軸と前記第1ロック部材との間には、前記第1ロック部材をロック解除位置側へ向けて付勢すると共に前記第2ロック部材を前記回転制限位置側へ向けて付勢する第2付勢部材が掛け渡されている請求項2に記載のロック装置。
【請求項4】
前記ベース部材及び前記当接部材の一方には、前記ベース部材及び前記当接部材の他方が係合することで前記当接部材が変位できる範囲を制限するガイド部が形成されている請求項1に記載のロック装置。
【請求項5】
前記第1ロック部材が前記ロック解除位置に位置している状態では、前記当接部材の一方側への変位が前記ガイド部によって制限される請求項4に記載のロック装置。
【請求項6】
前記第1ロック部材が前記ロック位置に位置している状態かつ前記第2ロック部材が前記回転制限位置に位置している状態では、前記当接部材の一方側への変位が前記ガイド部によって許容される請求項5に記載のロック装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロック装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両のシートやドアに用いられるロック装置が開示されている。このロック装置は、ストライカが出入可能なストライカ進入凹部を有するベースプレートと、ストライカ進入凹部に進入したストライカを保持する位置と解放する位置に回動可能なストライカ保持部材と、を備えている。また、ロック装置は、ストライカ保持位置にあるストライカ保持部材に係合してストライカ保持部材の回動を制限するロック保持部材を備えている。さらに、ロック装置は、ストライカ進入凹部に進入したストライカがストライカ保持部材によって保持された状態かつストライカ保持部材の回動がロック保持部材によって制限された状態で、ストライカに当接する緩衝部材を備えている。また、ロック装置は、ロック保持部材の回動に連動して、ストライカ進入凹部内への緩衝部材の突出量を変化させる連動駆動手段を備えている。これにより、ロック状態におけるストライカのガタつきを抑制することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5149770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記事実を考慮し、ロック状態におけるロック対象部のガタつきを抑制することができるロック装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様のロック装置は、ロック対象部が出入りする進入部を有するベース部材と、ロック位置とロック解除位置との間において回転可能に支持され、前記ロック位置に位置している状態では前記ロック対象部の前記進入部からの抜け出しを制限し、前記ロック解除位置に位置している状態では前記ロック対象部の前記進入部からの抜け出しを許容する第1ロック部材と、回転許容位置と回転制限位置との間において回転可能に支持され、前記回転許容位置に位置している状態では前記第1ロック部材の回転を許容し、前記回転制限位置に位置している状態では前記第1ロック部材の前記ロック位置から前記ロック解除位置側への回転を制限する第2ロック部材と、前記第2ロック部材に支持されていると共に前記第2ロック部材に対して変位可能とされかつ第1付勢部材を介して一方側へ付勢され、前記第1ロック部材が前記ロック位置に位置している状態かつ前記第2ロック部材が前記回転制限位置に位置している状態で前記第1付勢部材の付勢力によって前記ロック対象部に当接して、前記進入部内における前記ロック対象部のガタつきを制限する当接部材と、を備えている。
【0006】
第1の態様のロック装置では、ロック対象部がベース部材の進入部内に位置している状態かつ第1ロック部材がロック位置に位置している状態では、ロック対象部の進入部からの抜け出しが第1ロック部材によって制限される。また、第1ロック部材がロック位置に位置している状態かつ第2ロック部材が回転制限位置に位置している状態では、第1ロック部材のロック位置からロック解除位置側への回転が第2ロック部材によって制限される。すなわち、ロック装置がロック対象部にロックした状態となる。ここで、ロック装置がロック対象部にロックした状態では、当接部材が第1付勢部材の付勢力によってロック対象部に当接している。これにより、進入部内におけるロック対象部のガタつきが当接部材によって抑制される。このように、第1の態様のロック装置では、ロック状態におけるロック対象部のガタつきを抑制することができる。
【0007】
第2の態様のロック装置は、第1の態様のロック装置において、前記当接部材は、前記第2ロック部材に設けられた回転軸まわりに回転変位可能となっている。
【0008】
第2の態様のロック装置では、当接部材は第2ロック部材に設けられた回転軸まわりに回転変位可能とすることができる。
【0009】
第3の態様のロック装置は、第2の態様のロック装置において、前記回転軸と前記第1ロック部材との間には、前記第1ロック部材をロック解除位置側へ向けて付勢すると共に前記第2ロック部材を前記回転制限位置側へ向けて付勢する第2付勢部材が掛け渡されている。
【0010】
第3の態様のロック装置では、第2付勢部材が回転軸と第1ロック部材との間に掛け渡されている。この構成では、第2付勢部材が係合することのみに用いられる部分を第2ロック部材に設けることを不要にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本発條株式会社
ロック装置
14日前
日本発條株式会社
ロック装置
20日前
日本発條株式会社
ロック装置
20日前
日本発條株式会社
車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
車両用シート
27日前
日本発條株式会社
車両用シート
20日前
日本発條株式会社
車両用シート
27日前
日本発條株式会社
ヘッド駆動装置
21日前
日本発條株式会社
ヘッド駆動装置
21日前
日本発條株式会社
体圧調整シート
20日前
日本発條株式会社
二部材同士の接合構造
1か月前
日本発條株式会社
無励磁作動型ブレーキ装置
26日前
日本発條株式会社
無励磁作動型ブレーキ装置
26日前
日本発條株式会社
アームレスト及び車両用シート
7日前
日本発條株式会社
シートカバー及び車両用シート
21日前
日本発條株式会社
ヘッドレスト及び車両用シート
20日前
日本発條株式会社
車両用シート及びその製造方法
1か月前
日本発條株式会社
車両用シートのシートクッション
14日前
日本発條株式会社
ステーターの製造方法及びステーター
26日前
日本発條株式会社
ランバーサポート装置及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
積層体
20日前
日本発條株式会社
圧縮コイルばね
8日前
日本発條株式会社
プローブユニット
1か月前
日本発條株式会社
連結機構を備えた搬送装置
20日前
日本発條株式会社
テープドライブ装置と、テープドライブ装置のヘッド部の状態を検出する方法
21日前
日本発條株式会社
レーザ溶接装置と、レーザ溶接方法
27日前
個人
内窓と窓開閉システム
1か月前
個人
ワイヤー式ドアクローザー
2か月前
個人
ドア セーフティープレート
3か月前
株式会社京成電子
鍵管理装置
1か月前
株式会社ユニオン
錠機構
28日前
個人
子供転落防止窓等ロックシステム
2か月前
中西産業株式会社
クレセント錠
1か月前
生興株式會社
シリンダーキー
6日前
ミネベアミツミ株式会社
電気錠
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
電気錠
2か月前
続きを見る