TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024167517
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083639
出願日
2023-05-22
発明の名称
生理用吸収性物品
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
A61F
13/47 20060101AFI20241127BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明の課題は、長時間にわたって良好な着用感を安定して維持することが可能な生理用吸収性物品に関する。
【解決手段】本発明の生理用吸収性物品は、吸収体の周囲から外方に延出するフラップ部を備える。フラップ部の外縁は、横方向外側に膨出する中間膨出部と、吸収体から離れる方向に膨出する前方膨出部及び後方膨出部と、吸収体に近接する前方境界部及び後方境界部と、を有する。吸収性コアは、相互に交絡した複数の繊維塊を含む繊維塊存在領域と、コア前方領域と、コア後方領域と、を有する。コア前方領域及びコア後方領域各々は、吸水性繊維の坪量が周囲よりも低く縦方向に線状に延びる複数の縦低坪量部を有し、かつ、縦低坪量部と交差する方向に線状に延びる低坪量部を有さない。繊維塊存在領域は、低坪量部を有さない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吸水性繊維を含む吸収性コアを有する吸収体と、前記吸収体の肌側に配置された表面シートと、前記吸収体の非肌側に配置された裏面シートと、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向、該縦方向に直交し着用者の左右方向に対応する横方向、及び該縦方向及び該横方向に直交する厚み方向を有する生理用吸収性物品であって、
前記縦方向に関して、着用者の膣口と対向する領域を含む中間領域と、前記中間領域よりも前記縦方向前方に位置する前方領域と、前記中間領域よりも前記縦方向後方に位置する後方領域と、に区分され、
前記厚み方向から見た平面視において前記吸収体の周囲から外方に延出するフラップ部をさらに備え、
前記フラップ部の外縁は、
前記中間領域に位置し、前記横方向外側に膨出する一対の中間膨出部と、
前記中間膨出部の前記縦方向前方に位置し、前記吸収体から離れる方向に膨出する一対の前方膨出部と、
前記中間膨出部の前記縦方向後方に位置し、前記吸収体から離れる方向に膨出する一対の後方膨出部と、
前記中間膨出部と前記前方膨出部との境界部に位置し、前記吸収体に近接する一対の前方境界部と、
前記中間膨出部と前記後方膨出部との境界部に位置し、前記吸収体に近接する一対の後方境界部と、を有し、
前記吸収性コアは、
相互に交絡した複数の繊維塊を含み、前記中間領域に位置する繊維塊存在領域と、
前記繊維塊存在領域よりも前記縦方向前方に位置するコア前方領域と、
前記繊維塊存在領域よりも前記縦方向後方に位置するコア後方領域と、を有し、
前記コア前方領域及び前記コア後方領域は、各領域内において、
前記吸水性繊維の坪量が周囲よりも低く前記縦方向に線状に延びる複数の縦低坪量部を有し、かつ、
前記吸水性繊維の坪量が周囲よりも低く前記縦低坪量部と交差する方向に線状に延びる低坪量部を有さず、
前記繊維塊存在領域は、
前記吸水性繊維の坪量が周囲よりも低く線状に延びる低坪量部を有さない
生理用吸収性物品。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記繊維塊存在領域を前記厚み方向に2等分して肌側領域と非肌側領域とに区分した場合に、
前記非肌側領域における、前記吸水性繊維と前記繊維塊の合計質量に対する前記繊維塊の質量の比率は、前記肌側領域における前記比率よりも高い
請求項1に記載の生理用吸収性物品。
【請求項3】
前記フラップ部は、
前記中間膨出部によって外縁を構成された、前記横方向外側に延出する一対のウイング部をさらに有し、
前記ウイング部は、非肌対向面に配置された、下着に固定するための固定部を有し、
前記繊維塊存在領域の最も前記縦方向前方に位置する前端部は、前記前方境界部よりも前記縦方向後方に位置し、
前記繊維塊存在領域の最も前記縦方向後方に位置する後端部は、前記後方境界部よりも前記縦方向前方に位置する
請求項1又は2に記載の生理用吸収性物品。
【請求項4】
前記後方膨出部は、前記横方向外側に凸状に湾曲した後方外凸部を有しており、
前記フラップ部の前記外縁は、前記後方外凸部の最も前記横方向外側に位置する頂部から、前記フラップ部において最も前記縦方向後方に位置するフラップ後端部まで延びる一対のフラップテーパ部をさらに有し、
前記一対のフラップテーパ部は、
前記後方外凸部の前記縦方向後方から前記フラップ後端部に向かって、前記横方向における間隔が漸減する
請求項1から3のいずれか一項に記載の生理用吸収性物品。
【請求項5】
前記コア後方領域は、
前記吸収性コアにおいて最も前記縦方向後方に位置するコア後端部を含み、前記縦方向前方から前記コア後端部に向かって前記横方向における寸法が漸減するコアテーパ部を有し、
前記コアテーパ部は、前記横方向内側に凸状に湾曲する外縁であるコア内凸部を有する
請求項1から4のいずれか一項に記載の生理用吸収性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生理用ナプキン等の生理用吸収性物品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
生理用ナプキン等の生理用吸収性物品は、一般に、吸収性コアを有する吸収体と、吸収体の肌側に配置された表面シートと、吸収体の非肌側に配置された裏面シートと、を備える。経血の吸収の主体となる吸収性コアは、例えば、パルプ繊維等の吸水性繊維41や吸水性ポリマー等の吸収性材料を含む。
【0003】
生理用吸収性物品は、着用者の肌に密着して用いられるため、フィット性などの着用感が重要となる。そこで、特許文献1及び2には、吸収性コアの圧縮回復性を高めて着用感を向上させる観点から、合成繊維を含む繊維塊と、吸水性繊維とを含有する吸収性コアを備えた吸収性物品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-163005号公報
特開2020-188919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、長時間の着用時には、着用者の姿勢の変化や歩行などの動作により、生理用吸収性物品に繰り返し頻繁に外力が付加され、シワやヨレ、捻じれなどの好ましくない変形が生じ得る。そこで、長時間にわたって良好な着用感をより安定して維持できる生理用吸収性物品が求められている。
【0006】
本発明の課題は、長時間にわたって良好な着用感を安定して維持することが可能な生理用吸収性物品に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係る生理用吸収性物品は、吸水性繊維を含む吸収性コアを有する吸収体と、前記吸収体の肌側に配置された表面シートと、前記吸収体の非肌側に配置された裏面シートと、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向、該縦方向に直交し着用者の左右方向に対応する横方向、及び該縦方向及び該横方向に直交する厚み方向を有する。
前記生理用吸収性物品は、
前記縦方向に関して、着用者の膣口と対向する領域を含む中間領域と、前記中間領域の前記縦方向前方に位置する前方領域と、前記中間領域の前記縦方向後方に位置する後方領域と、に区分される。
前記厚み方向から見た平面視において前記吸収体の周囲から外方に延出するフラップ部をさらに備える。
前記フラップ部の外縁は、
前記中間領域に位置し、前記横方向外側に膨出する中間膨出部と、
前記中間膨出部の前記縦方向前方に位置し、前記吸収体から離れる方向に膨出する前方膨出部と、
前記中間膨出部の前記縦方向後方に位置し、前記吸収体から離れる方向に膨出する後方外凸部と、
前記中間膨出部と前記前方外凸部との境界部に位置し、前記吸収体に近接する前方境界部と、
前記中間膨出部と前記後方外凸部との境界部に位置し、前記吸収体に近接する後方境界部と、を有する。
前記吸収性コアは、
相互に交絡した複数の繊維塊を含み、前記中間領域に位置する繊維塊存在領域と、
前記繊維塊存在領域よりも前記縦方向前方に位置するコア前方領域と、
前記繊維塊存在領域よりも前記縦方向後方に位置するコア後方領域と、を有する。
前記コア前方領域及び前記コア後方領域は、各領域内において、
前記吸水性繊維の坪量が周囲よりも低く前記縦方向に線状に延びる複数の縦低坪量部を有し、かつ、
前記吸水性繊維の坪量が周囲よりも低く前記縦低坪量部と交差する方向に線状に延びる低坪量部を有さない。
前記繊維塊存在領域は、前記吸水性繊維の坪量が周囲よりも低く線状に延びる低坪量部を有さない。
【発明の効果】
【0008】
本発明の生理用吸収性物品によれば、長時間にわたって良好な着用感を安定して維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る生理用吸収性物品を示す平面図である。
上記生理用吸収性物品を示す断面図であり、図1のII-II線で切断した断面を示す図である。
上記生理用吸収性物品を示す断面図であり、図1のIII-III線で切断した断面を示す図である。
上記生理用吸収性物品の吸収性コアを示す平面図である。
上記生理用吸収性物品の要部を拡大した平面図である。
上記吸収性コアの要部を拡大した平面図である。
本発明の第2実施形態に係る生理用吸収性物品を示す平面図である。
本発明の第3実施形態に係る生理用吸収性物品を示す平面図である。
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
花王株式会社
冷却具
22日前
花王株式会社
化粧料
1日前
花王株式会社
冷却具
22日前
花王株式会社
冷却具
2日前
花王株式会社
冷却具
2日前
花王株式会社
ホルダ
1日前
花王株式会社
装着具
2か月前
花王株式会社
吸収性物品
1か月前
花王株式会社
吸収性物品
1か月前
花王株式会社
パウチ容器
2日前
花王株式会社
毛髪化粧料
1か月前
花王株式会社
乳化組成物
2か月前
花王株式会社
皮膚化粧料
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
21日前
花王株式会社
吸収性物品
1日前
花王株式会社
ゴム組成物
21日前
花王株式会社
液状組成物
1か月前
花王株式会社
ゴム組成物
1日前
花王株式会社
生理用物品
1日前
花王株式会社
消毒用組成物
15日前
花王株式会社
殺菌剤組成物
1か月前
花王株式会社
振動検出装置
1か月前
花王株式会社
固形状組成物
1日前
花王株式会社
監視システム
2日前
花王株式会社
固形状組成物
1日前
花王株式会社
酵素センサー
14日前
花王株式会社
研磨液組成物
2か月前
花王株式会社
油性固形化粧料
1か月前
花王株式会社
土壌の洗浄方法
1か月前
花王株式会社
固形粉末化粧料
1か月前
花王株式会社
皮膚状態改善剤
1か月前
花王株式会社
物品の製造方法
2日前
花王株式会社
スクイズ吐出容器
2か月前
花王株式会社
情報処理システム
22日前
花王株式会社
口腔状態推定装置
1か月前
花王株式会社
情報処理システム
1日前
続きを見る
他の特許を見る