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公開番号2024167075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2024080639
出願日2024-05-17
発明の名称受信装置、送信装置、及びプログラム
出願人日本放送協会
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04N 21/434 20110101AFI20241122BHJP(電気通信技術)
要約【課題】個人情報を保護しながら視聴者の嗜好に合った映像の視聴を可能にしつつ、映像切り替えに伴う不具合も抑制可能とする。
【解決手段】受信装置は、マルチレイヤ符号化を用いて得られた複数のレイヤのビットストリームを受信し、前記複数のレイヤにはそれぞれ異なる番組映像が独立して符号化されている受信手段と、前記複数のレイヤのビットストリームに多重化された情報であって且つ前記複数のレイヤのそれぞれの番組分類を示す番組情報に基づいて、前記複数のレイヤの中から視聴者の嗜好に合ったレイヤを選択する自動選択を行う選択手段と、前記選択手段により選択されたレイヤのビットストリームに対して復号処理を行って復号映像信号を出力する復号手段と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
マルチレイヤ符号化を用いて得られた複数のレイヤのビットストリームを受信し、前記複数のレイヤにはそれぞれ異なる番組映像が独立して符号化されている受信手段と、
前記複数のレイヤのビットストリームに多重化された情報であって且つ前記複数のレイヤのそれぞれの番組分類を示す番組情報に基づいて、前記複数のレイヤの中から視聴者の嗜好に合ったレイヤを選択する自動選択を行う選択手段と、
前記選択手段により選択されたレイヤのビットストリームに対して復号処理を行って復号映像信号を出力する復号手段と、を備える
受信装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
視聴者の視聴番組に関する個人情報を記憶する記憶手段をさらに有し、
前記選択手段は、前記番組情報及び前記個人情報に基づいて前記自動選択を行う
請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
前記個人情報は、視聴者の過去の視聴番組に関する視聴履歴を含み、
前記選択手段は、現在の番組視聴条件に対応する前記過去の視聴番組の番組分類を前記視聴履歴に基づいて特定し、特定した番組分類に対応するレイヤを前記番組情報に基づいて前記複数のレイヤの中から選択する
請求項2に記載の受信装置。
【請求項4】
前記複数のレイヤは、
メイン番組映像が符号化されたベースレイヤと、
前記メイン番組映像との差し替えが可能な差し替え番組映像が前記ベースレイヤと独立したレイヤとして符号化された1つ又は複数のエンハンスメントレイヤと、を含む
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受信装置。
【請求項5】
前記受信手段は、
前記ベースレイヤのビットストリーム及び前記番組情報を、放送伝送路を介して受信し、
前記選択手段により選択されたエンハンスメントレイヤのビットストリームを、通信伝送路を介して受信する
請求項4に記載の受信装置。
【請求項6】
マルチレイヤ符号化を用いて複数のレイヤのビットストリームを生成し、前記複数のレイヤにはそれぞれ異なる番組映像が独立して符号化されている符号化手段と、
前記複数のレイヤのそれぞれの番組分類を示す番組情報を前記複数のレイヤのビットストリームに多重化する多重化手段と、
前記多重化手段の出力信号を受信側に送信する送信手段と、を備え、
前記番組情報は、前記複数のレイヤの中から視聴者の嗜好に合ったレイヤを受信側で選択する自動選択を行うために用いられる
送信装置。
【請求項7】
前記複数のレイヤは、
メイン番組映像が符号化されたベースレイヤと、
前記メイン番組映像との差し替えが可能な差し替え番組映像が前記ベースレイヤと独立したレイヤとして符号化された1つ又は複数のエンハンスメントレイヤと、を含む
請求項6に記載の送信装置。
【請求項8】
前記送信手段は、
前記ベースレイヤのビットストリーム及び前記番組情報を、放送伝送路を介して送信し、
受信側で選択されたエンハンスメントレイヤのビットストリームを、通信伝送路を介して送信する
請求項7に記載の送信装置。
【請求項9】
コンピュータを請求項1に記載の受信装置又は請求項6に記載の送信装置として機能させる
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置、送信装置、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インターネットでは、CookieのようなWeb閲覧者のWebサイトの閲覧情報や購買情報を蓄積する技術があり、通信の双方向性を利用してその蓄積情報をもとに閲覧者の嗜好にあった広告を配信するターゲッティング広告手法が導入されている。
【0003】
一方、片方向の情報伝達手段である放送を代表とする映像配信システムでは、送信側において個人の嗜好を取得することが技術的に不可能であるため、時間帯や放送番組の視聴動向調査などをもとにした視聴者の代表的な層を想定して広告が配信されている。
【0004】
しかしながら、受信装置においては視聴履歴などの番組視聴に関する個人情報はすでに収集されており、ハイブリッドキャストやデータ放送などの一部の放送技術では、テレビ受信装置に通信ネットワークを接続することにより、匿名化するなど他の情報と容易に照合できない形にした非特定視聴履歴として放送局で取得し、番組作りや番組編成に活用している。
【0005】
また、ハイブリッドキャストの応用技術では、特定の時間帯に、放送波による番組ではなく特定の視聴者をターゲットとした番組(例えばCM)をインターネット経由でテレビ受信装置に配信・ダウンロードし、放送番組を差し替えて表示する技術などが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-136480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の放送技術では、放送番組の一部として事前に設定された番組がサービス範囲内の視聴者に一律に放送されており、視聴者個々人をターゲットとした広告の手法は用いられていない。また、番組の予告なども、時間帯などを考慮して視聴者を想定し、想定した視聴者の好みを想定した広告を提示しているが、個別の視聴者の趣味嗜好を反映していない。
【0008】
また、Cookieを使用した手法は、受信側に保存されている個人情報がサーバの求めに応じて送信されることから、セキュリティ上の懸念になっており、個人情報を保護した形での個人適応の映像配信技術が求められている。
【0009】
また、ハイブリッドキャストの場合、放送されている符号化データと無関係に事前に符号化されたストリームをダウンロードし、通常の番組からストリームを強制的に切り替えることで復号処理しなければならないため、切り替えの際に符号化信号の論理的不連続が生じ、映像乱れなどが生じるため、受信装置側では内蔵する黒画面の挿入などが必要となり得る。
【0010】
そこで、本発明は、個人情報を保護しながら視聴者の嗜好に合った映像の視聴を可能にしつつ、映像切り替えに伴う不具合も抑制可能な受信装置、送信装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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