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公開番号
2024166916
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083348
出願日
2023-05-19
発明の名称
固体電解質及び全固体リチウムイオン電池
出願人
JX金属株式会社
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
H01M
10/056 20100101AFI20241122BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】良好な耐湿性を有する固体電解質及び全固体リチウムイオン電池を提供する。
【解決手段】組成式1:Li
α
A
x
M
y
O
4
(組成式1において、AはGe、SiまたはTi、MはV、PまたはAs、3.25≦α≦3.75、0.30≦x≦0.75、且つ、0.25≦y≦0.70である。)で表される固体電解質粒子と、固体電解質粒子の表面に設けられた炭素数3以上のアルキルハライドとを含む、固体電解質。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
組成式1:Li
α
A
x
M
y
O
4
(組成式1において、AはGe、SiまたはTi、MはV、PまたはAs、3.25≦α≦3.75、0.30≦x≦0.75、且つ、0.25≦y≦0.70である。)
で表される固体電解質粒子と、
前記固体電解質粒子の表面に設けられた炭素数3以上のアルキルハライドと、
を含む、固体電解質。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記アルキルハライドのアルキル基が直鎖のアルキル基である、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項3】
前記アルキルハライドが、1-ブロモペンタン、1-クロロペンタン、1-ブロモヘキサン、1-クロロヘキサン、1-ブロモへプタン、または1-クロロへプタンである、請求項1に記載の固体電解質。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の固体電解質を含む固体電解質層と、正極層と、負極層とを含む全固体リチウムイオン電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体電解質及び全固体リチウムイオン電池に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年におけるパソコン、ビデオカメラ、及び携帯電話等の情報関連機器や通信機器等の急速な普及に伴い、その電源として利用される電池の開発が重要視されている。該電池の中でも、エネルギー密度が高いという観点から、リチウムイオン電池が注目を浴びている。また、車載用等の動力源やロードレベリング用といった大型用途におけるリチウムイオン二次電池についても、エネルギー密度や電池特性の向上が求められている。
【0003】
LISICON型酸化物系固体電解質は、Liイオンを伝導する固体材料として、次世代の全固体電池用固体電解質として期待されている。また、異なる価数のイオンと置換することでLi欠損や過剰Liの導入が可能であり、様々な元素と組み合わせた材料を作製することができる利点も有する。
【0004】
非特許文献1には、LISICON型酸化物系固体電解質であるLi
3.5
Ge
0.5
V
0.5
O
4
と、Ni-Co-Mn三元系正極活物質であるNCM111(Ni、Co及びMnを1:1:1の組成比で含む正極活物質)を組み合わせて、スパークプラズマ焼結で共焼結したセルを作製した結果、安定した充放電挙動を示すセル用焼結体を作製することができたことを開示している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Toyoki Okumura, Tomonari Takeuchi, and Hironori Kobayashi, All-Solid-State Batteries with LiCoO2-Type Electrodes: Realization of an Impurity-Free Interface by Utilizing a Cosinterable Li3.5Ge0.5V0.5O4 Electrolyte, ACS Appl. Energy Mater. (2021), 4, 1, 30-34.
M. Bose, A. Basu, D. Mazumdar, D.N. Bose, Solid solutions of Li3VO4 Li4GeO4 as solid electrolytes: NMR and related studies, Solid State Ionics, Volume 15, Issue 2, (1985), 101-107.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
不燃性の酸化物系固体電解質を用いた酸化物系全固体リチウムイオン電池は、従来のリチウムイオン電池と比較して非常に安全性が高く、信頼性が向上した次世代の電池として注目されている。その電池の固体電解質として用いられる材料であるLi
3.5
Ge
0.5
V
0.5
O
4
は、LISICON型構造という材料群に属する材料で、酸化物系固体電解質として比較的高い0.1mS/cmに迫るイオン伝導度を有し、焼結が700℃程度で可能であり、正極活物質との界面形成がしやすいという特徴がある。
【0007】
しかしながら、Li
3.5
Ge
0.5
V
0.5
O
4
をはじめとするLISICON型構造材料の多くは、水蒸気を含有する大気中に曝露するとLiOHを経由して徐々に不純物相であるLi
2
CO
3
が析出し、純度を下げる原因となる。例えば、Li
3
VO
4
・Li
4
GeO
4
固溶体のNMRと電気伝導率の研究から、活性化エネルギーは広い範囲で組成の変化に影響を受けないが、水分には非常に敏感であることが示されている(非特許文献2)。このように不純物相の生成で固体電解質の純度が下がることにより、イオン伝導度の低下が問題となっている。
【0008】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、良好な耐湿性を有する固体電解質及び全固体リチウムイオン電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記知見を基礎にして完成した本発明は以下の(1)~(4)で規定される。
(1)組成式1:Li
α
A
x
M
y
O
4
(組成式1において、AはGe、SiまたはTi、MはV、PまたはAs、3.25≦α≦3.75、0.30≦x≦0.75、且つ、0.25≦y≦0.70である。)
で表される固体電解質粒子と、
前記固体電解質粒子の表面に設けられた炭素数3以上のアルキルハライドと、
を含む、固体電解質。
(2)前記アルキルハライドのアルキル基が直鎖のアルキル基である、(1)に記載の固体電解質。
(3)前記アルキルハライドが、1-ブロモペンタン、1-クロロペンタン、1-ブロモヘキサン、1-クロロヘキサン、1-ブロモへプタン、または1-クロロへプタンである、(1)または(2)に記載の固体電解質。
(4)(1)~(3)のいずれかに記載の固体電解質を含む固体電解質層と、正極層と、負極層とを含む全固体リチウムイオン電池。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、良好な耐湿性を有する固体電解質及び全固体リチウムイオン電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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